スキンケアニュース
2023.2.14

化粧品成分スペシャリストになりました!さぁ成分を知ってもっと楽しもう!|あきば美容研究生のメンズ美容塾 vol.135

今回「化粧品成分検定」という試験を受けてきまして、見事合格しました!化粧品は当然ですが、化学的な見地から作られています。料理を突き詰めていくと材料に当たるのと同じように、何が入っているのか、というのはすごく大切なこと。でも多くの人が無視しがち。なぜなら「難しそう」「よくわからない」というイメージが先行してしまうから。

というわけで今回はYouTubeチャンネル『プチプラスキンケア研究所』にて美容情報を発信している美容好き芸人のあきば美容研究生が、『化粧品成分入門』というテーマでお話させていただきます!質問などがありましたら、インスタグラムのDMからをどうぞ。

化粧品成分を知って、もっとコスメを楽しもう

\成分を知ると何が楽しくなる?/

Point

(1)本当に自分に合う化粧品を見つけやすくなる
(2)化粧品・医薬部外品・医薬品って何が違うの?

化粧品の話をしていると、研究職でもないですし、皮膚科医でもなく、科学を専攻していたわけでもないので、「そもそもアンタ本当に詳しいの?」という疑問も湧かせてしまっていたことがありました。ですので、今回「化粧品成分検定」という資格を取りました!

これで晴れて僕も「化粧品成分スペシャリスト」の仲間入りでございます。というわけで今回のお話しも安心してお聞きくださいませ。
いきなり込み入った話をしてしまうと「オエ」となってしまって話を聞く気も失せてしまうという人もいらっしゃると思うので、本当に入門で少しでも皆様が成分について興味を持てるようなお話が出来ればと思います。

(1)本当に自分に合う化粧品を見つけやすくなる


先日ある人の「敏感肌の人向けの化粧品を選んだのに、合わなかった。私は一体何を使えばいいの?」というツイートを拝見しました。どうしてこのようなことが起きるのか、は2つあると思っておりまして、第一にメーカーさんの謳う「敏感肌向け」という言葉に定義がないことと、もうひとつが成分についてユーザーが知らないという点です。

メーカーさんの言う「敏感肌向け」という言葉に定義がないのはショッキングな話かもしれません。ただ、そもそも皮膚科学的に敏感肌自体に明確な定義がないのです。ですからどんな商品を「敏感肌向け」というかは各々のメーカーさんに委ねられているのです。これ自体は良いことでも悪いことでもないと思っておりまして、仮に「敏感肌向け」と謳えるためにはこれらの成分を含まないことを定義としましょう!というふうに決めたとしても、新たに成分は生まれてくるでしょうし、「敏感肌向け」に替わる新しい便利な言葉が生まれるかもしれないのでイタチごっこなわけです。結局は「あのメーカーさん『敏感肌向け』アイテムは私の肌に合っていたなぁ。だからこの新作の『敏感肌向け』のアイテムも私に合うはず」といったような、あなたの肌とメーカーさんの信頼関係によるところになると思います。

一方で、ユーザーが成分について知らないという点については僕のような情報発信者がもっと頑張らないといけない、ということになりますね。ただ皆様ももう少しだけハードルを下げてみても良いのかなと思います。例えば胃が弱い人であれば自分がどんな食べ物がダメなのか、などをきちんと把握するでしょうし、アンテナを張っているでしょう。コスメは幅広い人が使うものですが、それを趣味として使える人と、肌の状態を一定に保つために使わないといけない、という人がいるはずです。前者の方は肌が強靭なので、どんな香料が入っていようと、刺激的な成分が入っていようと基本的に使用感などで選んだら良いでしょう。でも後者の方はある程度は自分に合う合わない成分を知っておくことで、本当に自分に合う化粧品というのを見つけやすくなるはずですよ。

「〜しなくてはならない」「〜するべき」というと強制されてる感があって、それだけで損している気分になる人もいるかもしれませんが、どんなことも表裏がありまして、そういう人はその分自分に合うコスメと出会えた時の感動や楽しい、ハッピーな気持ちはひと一倍あるはずなのです。そういう権利はどんなアイテムも肌に合う人に比べて多くあるはずですよ。ぜひ楽しんでみてください。

(2)化粧品・医薬部外品・医薬品って何が違うの?


化粧品・医薬部外品・医薬品といった商品の区分があります。「医薬部外品の方が化粧品よりも良い」と思っていませんか?これは多く勘違いのあることなのですが、間違いです。正確には、どちらにも良い点、悪い点があるのです。なので一概に優れている、全項目で化粧品が負けている、なんていうことはありませんし、言えないのです。

そもそも医薬部外品とは人体への生理的作用があると国が認めた成分である有効成分が規定量入っていると、厚労省が認めた商品のことを言います。じゃあ有効成分が入っている方がいいじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、生理的作用には良いことも悪いことも含まれており、長期使用をすると副作用を及ぼす場合もあるのです。また、化粧品だって有効成分を含んでいる場合もありますし、医薬部外品を謳うには当然国の審査が必要になるので、発売日などの都合によっては発売されてからしばらく経って審査が通って、医薬部外品になることもあります。医薬部外品を名乗りたいかどうかは、メーカーさんの考え方もあるのでこのようなこともあるのです。

化粧品は肌への影響がもっとも穏やかです。ですから、その副作用も起きにくいというメリットもあります。また化粧品は全成分表示が義務付けられており、全ての成分をパッケージ等に表記しなくてはなりません。肌がデリケートな人にとっては全ての成分が表示されている方が安心して使えることもあるのです。

医薬品はその名の通り、お薬です。その目的は治療。肌への作用がもっとも強いものですが、成分として強いものが入っているということ。ずっと使っているとそれが効かなくなることもありますし、一番良いのは肌本来の潤いを保つ機能がうまく働けるようにしてあげること。強力だけに使い方も難しいということですね。

楽しみ方は人それぞれ


楽しむために使用感を追求する人もいるでしょうし、成分にこだわる人もいるでしょうし、メーカーさんにまつわるうんちくが好き!なんていう人もいるでしょう。どうやって楽しんでも良いのです。あなたのおもしろがれるポイントを見つけるのが良いかなと思いますよ。その手助けになるようにこれからもいろんなお話をしていきます!

最後まで読んでいただきありがとうございます!
またYouTube『プチプラスキンケア研究所』でも美容情報も発信してますので、合わせてご覧いただけたら嬉しいです。ではまた次の連載でお会いしましょう!

美容好き芸人

あきば美容研究生

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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