スキンケアニュース
2009.11.26

美しさは生命力であり、永遠の若さに通じる。肌運命を覆すゲランの新・最高峰クリーム

どうやら私は、とんでもない思い込みをしていたことが判明した。
オーキッド(蘭)といえば、ぬくぬくとした温室であれもこれも手をかけて、やっと生きながらえるデリケートな植物だと思っていた。だから値段も高く高貴な印象があるのだと。
ところがである。ゲランの発表会で目にしたスクリーンの中の蘭はまったく違っているではないか。繊細なはずの蘭が、草木がボーボー生い茂る熱帯のジャングルで自生している。しかも自生の仕方がすごい。土になんか生えていないの。樹に寄生して、種類によっては蔓を張り絡まるように逞しく伸びている!

もちろんそれは私たちが普段目にする、ショップの開店祝いなどで見かける胡蝶蘭とは違う。ってゆうか、ゲランでは10年まえから蘭に関して研究し続け、3万種もの蘭を分析してきたそうだ。その情熱は独自の研究プラットフォーム“オーキダリウム”を確立。実験的ガーデンをスイスに、基礎研究所はフランスに、そして調査用自然保護区域は中国にと、とにもかくにもワールドワイド。ちなみにDVDで観た樹に寄生する野生蘭は、ミャンマーとラオスの国境近くの中国の自然保護区のものだとか。これだけの規模の蘭の研究機関は他にないので、結果、世界のトップクラスの研究者たちが関わってくれることとなる。

帰ってから調べたのだけど、そもそも蘭は3万を超える種類があり、植物界において最大の科を形成し、もっとも進化をした花といわれている。というのも、蘭の発生は比較的遅かったため、条件のよい場所は他の植物に取られていた。よって樹や岩に寄生したり高山・砂漠・湿地帯といったイマイチな場所で生きていかねばならなかった。そして栄養分に乏しい地で繁殖するため、限られた養分を効率よく吸収する仕組みを持つよう進化したのだそう。

なるほどね。辺鄙なところにいるのに地味地味チャンじゃ虫や鳥が寄ってくれないから、あんなに美しく香りもいいわけだ。温室育ちじゃない限り、賢く美しく体力がなければ、どんな種も生き残れやしない。それは人間も同じですね〜。違うのは子を産んだとしてもなお、女は努力を続けるところか(笑)。

その類稀なる生命力に着目し、ゲランでは蘭の研究を行ってきたわけ。高貴で美しいしゲランっぽいからという理由では、決してないのですよ〜。

そして誕生したのが、ゲランのプレステージシリーズ「オーキデ アンペリアル」で、今回の発表会は、あの名品「オーキデ アンペリアル クリーム」がさらに進化しました!というご紹介なのでした。

3万種の蘭の中から3種を厳選し、根と成長組織である茎と葉からエッセンスを抽出したのが、新世代インペリアル オーキッド分子抽出エキス。最も進化した植物の成長組織から有用成分だけを抽出してブレンドした成分は何に効くかといえば、それはすごい! 細胞膜を保護し、細胞の再生力を高め、DNAのダメージの修復・保護、免疫老化の阻止、炎症の防止、メラニンの過剰な生成の抑制。さらには老化へとひたすらに針を進める細胞時間を巻き戻す。つまりありとあらゆる細胞の老化に効果を発揮してくれるということで、まさに究極の若返りクリーム、誕生!!ということ。 さっそく試さねば!!!

それにしてもこの秋冬は超大型スキンケアが目白押しで、はっきりいって顔が足りない。この際、仕方がない。このクリームは右半分に使うことにしよう♪

[商品情報] オーキデ アンペリアル クリーム 50ml ¥54,600[2010年1月2日発売予定]
■HP:http://www.guerlain.co.jp

(photo A)さすがオーキデ アンペリアル クリーム。容器はもちろんパッケージもゴージャス。箱を開けた途端に若返りオーラをビシバシ発しているような…。オーキデ アンペリアルだもの、いうまでもなくテクスチャーも香りもラグジュアリー。各種データもちゃんと拝見していますが、そんなの見なくても、明らかに効きそう波動が漂っているところも素晴らしい!

(photo B)これが中国の山奥のジャングルで、樹皮に寄生している野生蘭。わかりにくいけど、実は樹は樹でもすごい上のほうなの。逞しや〜。

(photo C)これはジャングルの手前。この奥に延々と行った辺りに野生蘭の地がある。ジャングルに、新種を探しに行くところ。

(photo D)これはスイスの実験的ガーデン。あらゆる種類の蘭が集められ、研究が行われている。

(photo E)蘭の茎や根。このどこかに若返り成分が隠れているのです!

(photo F)こちらは発表会の会場のディスプレイ。これは本当の姿じゃないんです!?

(photo G)入り口から会場内への通路まで蘭蘭蘭の空間でした。

(photo H)今回ここでは細かくメカニズム話をしてないけれど、こんなデータもたっぷり。

取材日:2009/11/13(FRI)
マンダリン オリエンタル 東京(日本橋)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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