年々深刻化する冬の乾燥肌 根本原因は毛穴トラブル!?
秋も深まり、冬の訪れを感じますね。気温とともに湿度も下がってきました。
この時季のお肌の悩みといえば、やはり乾燥。日中つっぱり感を感じたり、保湿ケアをしても潤いが続かなかったり…。しかも年齢とともに、乾燥が酷くなっていくような気がしませんか?だとすると、それは毛穴トラブルが原因かもしれません。今回は乾燥と毛穴トラブルの関連性についてお話しします。
■なぜお肌が乾燥するの?
そもそも冬になるとお肌が乾燥するのはどうしてでしょうか。
角質層の水分保持に関わっているのは、NMF(天然保湿因子)と細胞間脂質、そして皮脂膜の3つです。一番表面にある皮脂膜は、汗と皮脂から構成される、いわば天然のクリーム。潤いを閉じ込めながらお肌を外的刺激から守っています。ですが、気温が低下すると汗も皮脂も分泌量が低下するので、皮脂膜が充分に作れなくなってしまう…これが冬にお肌が乾燥しやすくなるメカニズムです。
実は毛穴トラブルも皮脂不足の一因。毛穴が詰まっていたり古い角質で覆われていたりすると、皮脂の分泌が妨げられてしまうのです。そのままにしておくと次第に詰まりが大きくなり、ますます皮脂不足に。年々冬の乾燥が酷くなるのは、毛穴トラブルの悪化が原因と考えられます。
■化粧水をたっぷりつけても乾燥が止まらない理由
乾燥が気になるという女性に多いのが、「化粧水をたっぷりつけているのに乾燥してしまう…」というお悩み。これにも毛穴トラブルが大きく関わっています。なぜなら毛穴は有用成分の通り道でもあるため。毛穴が角栓や老化角質などで塞がれていると、スキンケアアイテムがお肌のすみずみまで届きにくくなるからです。
保湿アイテムをきちんと使用しているのに「化粧品が浸透している感じがしない」「いまいち化粧品の効果が感じられない」「乾燥が治まらない」場合は、毛穴ケアを取り入れてみてください。
■乾燥したままだと、毛穴がより目立つという悪循環へ…
皮脂膜が上手く作れない状態が続くと、乾燥が悪化するだけではなく、毛穴が浮き上がって見えるようになります。キメが整ってふっくら潤いに満ちた肌は光が乱反射するので毛穴が目立ちにくいのですが、乾燥してキメが乱れた状態では乱反射しないため、毛穴の影が悪目立ちしてしまうのです。全体の肌色もワントーン暗く沈んで、疲れたような印象に。見た目年齢にも影響してしまいます。
■乾燥対策をしながら毛穴ケアを
それでは、毛穴ケアを取り入れた冬にオススメのスキンケア方法をご紹介します。
①化粧品が届きやすい肌に整える
冬は毛穴もお肌も固くなりがち。洗顔前にスチームタオルで1分ほどお顔を温めてから、やさしく丁寧にぬるま湯で洗顔しましょう。洗いすぎたり、お肌をこすってしまったりすると乾燥が悪化するので要注意!ガンコな毛穴詰まりは週に1回クレイパックやゴマージュなどでやさしくオフしましょう。
②ブースターアイテムを活用する
乾燥をいち早くリペアするために、毛穴ケアと並行してブースターアイテムを活用してみましょう。冬は皮脂の代わりになってくれるオイルタイプのブースターアイテムがオススメです。
③週に1~2回スペシャルケアを
シートマスクなど定期的なスペシャルケアで、お肌のコンディションを底上げしましょう。
★ 毛穴の専門家ポアリストの+αテクニック ★
冷えてお肌がこわばる秋冬は、上手に温めてから保湿ケアを行なうのがポイント。シートマスクは温めてから、入浴中に使用してみてください。シートマスクの上からラップを重ねるとさらに効果的です。
■今回使用した、シートマスクはコレ!
シート美容液マスク → ポアモイスチュアマスク PL(20ml×6枚 ¥1,500)
たっぷりのうるおい美容液を乾いたお肌に集中補給するフェイス用シートマスクです。ヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチン・アミノ酸・植物由来成分等の保湿成分で潤しながら、ハリと透明感のあるお肌へと導きます。
今回のまとめ
乾燥による冬の肌老化に負けないために、今こそ「毛穴ケア」が必要です!
「ポアレスラボ」ポアリスト・インストラクター
古屋 てる実 プロフィール
総合エステティックサロンにてエステティシャンとして勤務したのち、毛穴ケア専門店「ポアレスラボ」創設期よりプロジェクトに参画。「ポアレスラボ」サロン店長として、親身なアドバイスと高い技術力で圧倒的な指名率を記録する。常にツヤのある毛穴レス美肌で、お客さまからもスタッフからも厚い信頼を得ている毛穴ケアのエキスパート。現在はインストラクターとして、“正しい毛穴ケアをお客さまに伝えられるエステティシャン=ポアリスト”の育成に取り組んでいる。これまでに指導にあたった100名以上のポアリスト、500名以上のエステティシャンが全国で活躍中。
●協力:ポアレスラボ
http://www.porelesslabo.com
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