クレンジング&洗顔の見直しで乾燥知らずのもっちり肌に!
何をやっても乾燥が止まらない…。どうしたらいいのかわからなくて戸惑ってしまうことも多いのでは。そんな迷える「乾燥ガール」を正しい道へと導いてくれるのは、トータルビューティ・アドバイザーの水井真理子さん。今回は、クレンジングと洗顔についてお話を伺いました。
「クレンジング」も「洗顔」も無駄な摩擦とすすぎすぎを排除すべし
冬に気をつけるべきはすすぎ。湯温の高さに注意して。
肌の厚みはティッシュ1枚程度。だから顔を洗うときもティッシュにシワが寄らないくらいの優しい力加減を心掛けて、と水井さん。
一方で、いくら肌に優しくといっても、洗うのに必要な力を抜いてはダメ。
「摩擦が怖いからと、泡をふわふわっと顔に乗せただけですぐに流してしまうという人がいますが、それでは汚れが落ちません。クレンジング料とメイクが混じり合ってフッと軽い感触になるまで、洗顔なら泡を転がして顔全体に行き渡るまで、手を動かしてください」
そして冬場に気をつけるべきはすすぎ湯の温度。寒いのでついつい温度を高くしてしまいがちです。
「特にお風呂の中で洗顔する人は湯温が高くなりがちなので注意してください。熱い湯を長くかけると皮脂を流しすぎてしまいます。顔をすすぐ前に、先に手を洗って、少しでも無駄すすぎを減らしましょう」
\すすぎの前に手を洗って、無駄すすぎを回避/
顔をすすぐ前に手を洗う。その分、1回目のすすぎからしっかり顔の汚れを流せて、無駄なすすぎが減る。クレンジングの場合は、流す前にティッシュで押さえるのも効果的。
\乾燥が激しい人は洗面所で洗顔を/
服を着ている分、洗面所で洗う方がぬるいお湯で心地よく洗えます。
「すすぎは10回程度必要。洗い残しも良くないので過不足なくすすいで」
こすらずにメイクを浮かすクレンジング
(1)手で暖めてから5点におく
クレンジング料を固いままで肌にのせると、摩擦のもと。両手の指に広げて柔らかくしてから、顔の5点におく。
(2)まずは広い面、頬と額をオフ
4本の指で、大きくらせんを描くように。メイクが浮き上がってフッと感触が軽くなる瞬間を見逃さないで。
(3)Tゾーンは指の腹で。フェースラインも忘れずに
鼻筋、小鼻周りのくぼんだ部分、法令線はメイクが残りがち。指の腹で丁寧になぞって、汚れ落としのないように。最後に人差し指と中指で、フェースラインも忘れずにオフ。
\おすすめはクリームorミルクタイプ/
「洗い上がりのしっとり感を重視するなら、クリームやミルクタイプがおすすめ」(水井さん)
1.植物由来成分100%。
ヴェレダ・ジャパン モイスチャークレンジングミルク 100ml ¥3,000
2.メイク落ち抜群。
HACCI クレンジングオイルインクリーム 130g ¥4,800
3.美容成分58%配合で、しっとりと洗い上がるぷるぷるのジェル。
花王 エスト クレンジングエッセンス エンリッチド 190g ¥4,500
\お湯オフマスカラなら専用リムーバーは不要/
しっかり落とすべきはアイライン。
「リムーバーを含ませた綿棒でなぞりましょう。お湯オフマスカラやアイカラーは、通常のクレンジングでオフできます」
ウォータープルーフマスカラは、専用リムーバーを使用して。
美容成分たっぷり。
ITRIM エレメンタリー ポイントメイクアップ リムーバー 75ml ¥8,000
泡でそっとなでるようにアイメイクをオフ。
ロート製薬 メシル アイスキンケアシャンプー 150ml ¥900(編集部調べ)
泡を転がし汚れをからめ取る洗顔
(1)泡はピンポン玉2個大。それ以上は過剰です
ピンポン玉2個分が適正量。あまりに泡が多いと、すすぐのに時間がかかって乾燥を招いたり、すすぎ残しの原因になりがち。
(2)洗い始めはTゾーンから
まずは皮脂分泌の多いTゾーンから。凹凸の激しい部分なので、指の腹を使ってくぼんだ部分にもしっかり泡を届かせる。
(3)のせるだけはNG。転がして
泡をただ肌にのせるのではなく、肌の上で転がして。転がすことで不要な角質が泡に吸着される。
\乾燥肌向けのしっとり洗顔料/
1.きめの細かい泡立ちで、洗い上がりしっとり。
資生堂 べネフィーク クレンジングフォーム [医薬部外品] 125g ¥3,500(編集部調べ)
2.美容液成分を50%以上溶かし込んだリキッド。
花王 ソフィーナ 乾燥肌のための美容液洗顔料〈リキッド〉 150ml ¥2,300(編集部調べ)
3.洗った後の肌に、潤いヴェールを形成。
アテニア プリマモイスト フェイシャルウォッシュ II 120g ¥1,400
教えてくれたのは…
水井真理子さん
トータルビューティアドバイザー。今回は、保湿師匠として、保湿に必要なすべてを教えていただきました。
『美的』3月号掲載
撮影/青柳理都子(人物)、金野圭介(静物) スタイリスト/山本瑶奈(静物) イラスト/沼田光太郎 モデル/松木育未 構成/もりたじゅんこ、山本 恵(本誌)
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。