メイクアップニュース
2020.11.14

2020年メイク総まとめ・春夏秋冬別にシーズンのトレンドメイクをご紹介

2020年も来月で残りわずか。今年トレンドだったメイクを春夏秋冬に分けてプレイバック。1年間どんなメイクが流行ったのかが、これを見れば一目でわかります。

2020年トレンド春メイク5つ

【1】オレンジの透けカラフルメイク

「イエローのアイシャドウを上まぶたの内側にしっかり入れて影色っぽく使い、さりげない彫りの深さを演出。さらにニュアンスの出るピンクラインで囲み目にして、ナチュラルなのにワクワクと心浮き立つような春メイクに。上まぶたのキワはブラウンメイクもレイヤードして奥行き感を与えます」(ヘア&メイクアップアーティスト 中山友恵さん)

【HOW TO】
ネオンイエローのアイカラーを内側広めにアイホールになじませ、 ブラウンラインのアイライナーを目尻長めにキワに引いたら、その上側にピンクのアイラインを。さらに下まぶた全体にも薄くピンクラインを引いて指でぼかして。

肌から浮かないまろやかなオレンジ色のチークは頬骨の高い位置に沿って平行気味で楕円形になじませ、内側をやや濃くしてあどけなく。最後に鼻の頭にもチョン。リップグロスはノンパールのビタミンオレンジカラーを全体にひと塗り。

 

【2】ミントグリーンラメとオレンジで作るきらめきヘルシーメイク

軽やかなミントグリーンラメとオレンジで作る!この春イチオシメイク

「ラインではなくマスカラで引き締めて、抜け感を残しながらシャドウの発色を最大限に生かします。チーク&リップはオレンジでヘルシーに女っぽく。ピンクだと甘く幼くなるので、オレンジがおすすめです」(ヘア&メイクアップアーティスト 笹本恭平さん)

軽やかなミントグリーンラメとオレンジで作る!この春イチオシメイク

【HOW TO】
パール感のあるミントグリーンのアイシャドウをアイホールに指でのせ、少量を下まぶたに。このとき目尻と目頭は抜くのがトゥーマッチにならないコツ。茶マスカラは上下まつげにたっぷりと。

軽やかなミントグリーンラメとオレンジで作る!この春イチオシメイク

チークはやや低めの位置になじませて大人っぽく。リキッドチークを指で丁寧にたたき込んで。リップは肌なじみのいいオレンジをじか塗りでのせ、指で全体をぼかして。

 

【3】ヘルシーなヌーディオレンジのワントーンメイク

おしゃれコスメの代名詞テラコッタリップに代わる春色をお探しなら、2020年春はヌーディオレンジが推し! 肌のくすみをはらうヘルシーな魅力もさることながら、今年はクリーミーかつ、黄色にも近いような複雑な色合いが旬。オレンジの元気なイメージとは一線を画す、今っぽさを湛えた新ジャンルの色合いで、シンプルコーディネートに足すだけでもセンスを底上げ。メイクは、あれこれ色のバランスを考えるよりも、アイ&チークを潔く同系色でまとめた方が、こなれ感につながります!

【HOW TO】
王道ではない色を使うとき、つい戸惑ってしまうメイクの配色。アイ&チークもオレンジ系でそろえてしまえば、ちぐはぐにならずバランスの良い仕上がりに!

輪郭よりオーバーに塗って存在感をプラス。グロスやリップバームなど、透け感のあるタイプは、ボリューム感で華やかさを盛ると良し。上下ともに、フレームより気持ちオーバーするように塗り、厚みのある唇を装って。

 

【4】甘めなヌーディピンクリップと辛口アイメイク

麗らかな春の訪れにぴったりなヌーディピンク。2020年春の特徴として見られるのは、ベージュみがMIXされながらも“白っぽく見えない”点。発色が浮くことなく、それでいてコンシーラーのように唇の欠点をさりげなくカバー。ワンストロークで明るさをもたらし、“幸せそうな顔”へと昇華してくれます。また、ピンクに備わる甘い要素にこなれ感をプラスするには、目元に緊張感を与えるのが正解。眉を普段よりしっかり描いたり、囲み目にしたり。ほんの少しエッジを効かせると、甘いピンクもほっこりしすぎず、しゃれ感が増します。

【HOW TO】
ピンクリップの甘さが野暮ったく転ばないよう、アイメイクで調整を。ブラウンアイシャドウやペンシルライナーなど、発色が柔らかいもので下粘膜を引き締め、程よく辛口に。

コンサバ寄りのヌーディピンクは、ぼかしたように発色させてカジュアルに落とし込むべし。唇の内側を中心にリップをじか塗りしたら、上下唇を合わせながら徐々に色をのばし広げて。

 

【5】大人っぽクールなアイシーカラーメイク

「2020年春いちばんに取り入れたいのは、透明感のあるメイク。どこかにおしゃれなエッジを効かせたく、まずラベンダーのリップグロスをチョイスしました。そこからメイク全体を組み立てていったのですが、ひんやりと涼しげなトーンで統一したかったので、アイメイクの主役はシャーベットブルーに。そのベースにマットとラメのベージュを仕込んで立体感を出しつつ、目元だけが悪目立ちしないようにブルーをなじませる効果も意識しました」(ヘア&メイクアップアーティスト 林由香里さん)

【HOW TO】
まぶた全体にベースカラーとしてベージュをなじませ、目のキワ太めに涼し気なシャーベットブルーのスティックでシャドウラインを。シャンパンベージュのアイシャドウは目頭に“く”の字形に入れて軽やかさをプラス。

リイプはラベンダーカラーのグロスを全体になじませたら唇の中央部分に重ねづけ。発色が強くなりすぎない分、ぼってりとしたツヤが際立つように仕上げて。

 

2020年トレンド夏メイク3つ

【1】ミントグリーンラインを効かせてつくる冒険モード

メイクのテンションをぐっと引き上げる攻めアイテムを投入して、お決まりパターンを打破。例えばこんなメタリックなミントグリーンライン。ブラウンのような深みはないけれど、この明るさを逆手にとって意表をつく目力を!ラインを引き立てるヌーディなアイシャドウ&リップにも、色味や質感にひとひねり加えるのが冒険モードの流儀です。

【HOW TO】
アイラインとリンクする、メタリックな質感のシマーなブラウンアイシャドウを上まぶた&下まぶた全体に。ミントグリーンのリキッドアイライナーは大胆に太く引き、目元に光を取り込んで。

ミントグリーンラインを引き立てるため、色の要素は最小限に。アイシャドウとトーンを合わせた黄みブラウンリップを全体にじか塗り。

 

【2】ラメシャドウの多色使いでにぎわう夏メイク

透明感たっぷりのラメメイクに“カラフル”な要素をプラスして、冒険的な攻めにステップアップ! 上級な多色パレットは、それぞれのカラーをピンポイントにおくのがコツ。ところどころに生まれる余白が、派手な印象をマイナスしてくれると同時に、立体感や黒目を強調する効果も狙えます。

【HOW TO】
上まぶたのキワにライン状にオレンジのラメアイシャドウを引く。シルバーホワイトラメのアイシャドウを上まぶた中央にふわっとぼかしてニュアンスを与えたら、ゴールドラメのアイシャドウを黒目下においてぐっと印象的に。リップはイエローオレンジを。

 

【3】カナリアイエローでフレッシュな抜け感アイに

淡くて澄んだ色合いがポイントのカナリアイエローなら、まぶたの重さを問わず腫れぼったくなりにくく、肌色もくすんで見えません。下まぶたには、みんなが使い慣れたピンクをオン。イエローを安心して使える上、かわいさと血色感もアップ!

【HOW TO】
上まぶたの際が濃くなるように、カナリアイエローのアイシャドウをチップを使ってアイホールまで広げて。下まぶたの際全体にピンクのアイシャドウをオン。チップの先端を使い、細めに入れて。

 

2020年トレンド秋メイク5つ

【1】モスグリーンのリキッドライナーでカッコいいモダンな眼差し

モードな目元に仕上げたいときはモスグリーンが日本人の瞳の色に似合う、と岡田さん。
「しっかりと引いてもコンサバにならず、あか抜け感を出すことができます。下まぶたにモスグリーンと相性のいいブロンズオレンジをもってきて、色のコントラストをつけるのもおしゃれ感を高める秘訣です」(ヘア&メイクアップアーティスト 岡田 知子さん)

【HOW TO】
アンティークゴールドのアイシャドウをアイホールになじませ、モスグリーンのリキッドライナーは上まぶたキワに太めに引いて、目尻は水平に5mm延長。下まぶたはゴールドパール入りのブロンズオレンジのペンシルライナーでラインを全体に。

【2】カーキライナーでこなれ感を演出

「日常のシーンから浮かず、でもどこか遊び心もあって秋の洋服にもハマるカーキは1本あると重宝します」と猪股さん。普通に入れるのは飽きたかも…という人のために、上下非対称な入れ方をリコメンド。
「このアシンメトリー感がアイメイクの絶妙なスパイスに。目幅もぐっと横に広がります」(ヘア&メイクアップアーティスト 猪股真衣子さん)

【HOW TO】
まぶた全体にクリーム状のベージュアイシャドウベースをなじませ、上まぶたのキワ目頭側1/2にシルバーのパウダーアイシャドウを。上まぶたのまつげの隙間をチョコレートブラウのリキッドアイライナーで埋め、ソフトカーキのペンシルライナーでラインは上まぶたキワ目尻側1/2と下まぶたキワ目頭側1/2に。

 

【3】ミカン色シャドウ×スモーキーアンバーマスカラで作る柔らかエレガントEYE

オレンジより落ち着いた色合いのミカン色で上下まぶたを囲めば、頑張っていないのにふんわり大きく開いた目元へ。マスカラは、アースカラー系のブラウン。目力ではなく抜け感を欲張ることで、大人の女性の余裕が漂う眼差しに。

【HOW TO】

(1)色の境目ができにくい指塗りでアイホールの外側までミカン色のクリームアイシャドウを塗る。

(2)細チップにミカン色のクリームアイシャドウをとり、下まぶたの際へオン。ミカン色の囲み目にする。

(3)スモーキーアンバーのマスカラを上下まつげへたっぷり塗る。ダマを取り、品と抜け感を両立。

 

【4】ボルドーパープルの囲み目でラフに女っぽく

2020年の秋はまず赤み系のラインが気になる、と林さん。
「といってもトゥーマッチな女らしさというより、程よくカジュアル感があるのが今っぽい。だからリキッドではなくペンシルで気負いなく取り入れるのが気分。パープルのニュアンスを含んでいると、セクシーにならず目元に程よいフレッシュさも生まれます。上下に入れて発色を楽しんで」(ヘア&メイクアップアーティスト 林 由香里さん)

【HOW TO】
アイホールにマットな淡いアプリコットカラーのアイシャドウをなじませ、上まぶたキワにボルドーパープルのアイライナーでラインを。下まぶたも同じくボルドーパープルのアイライナーで目尻側2/3のキワに引いてから軽くぼかすように同じアプリコットカラーのアイシャドウを重ねて。

 

【5】薄抹茶色×キャメル色×ダークブルーの知的クールEYE

薄抹茶色は、カーキよりも淡白で抜け感があり、色を効かせても、ハデになりません。イエローとベージュの中間の暖色・キャメル色をベースに使ったのも、エフォートレスのコツ。マスカラは使わず、ダークブルーで凜とさせて。

【HOW TO】
キャメル色のクリームアイシャドウをまぶたへ、薄抹茶色のクリームアイシャドウを上まぶたの際から二重幅へ入れ、グラデーションに。ダークブルーのアイシャドウを細くライン状に入れ、ミニマムに引き締め。

 

2020年先取りトレンド冬メイク3つ

【1】ピンクのワントーンメイクで世界一ファーが似合う顔

ピンク系のワントーンでまとめて、愛され顔をとことん楽しみたい。

【HOW TO】
目元に合わせてチークやリップにも強い色を使わず、柔らかい印象にまとめるのが愛され顔のポイント。濃いレンガブラウンのアイシャドウを二重幅広めに、その上から同じくパル入りのピンクのいあシャドウをアイホールに重ねます。ピンクのチークは2色を混ぜて小鼻わきから頬骨に沿ってオン、肌なじみのいい黄みピンクのグロスはサラッと塗って完成です。

【2】まさかの明るいカラーアイライナー”でくっきり強い眼差しに

明るい色のアイラインって目元がぼんやりしそうで…と思うなかれ。パステルのニュアンスも含んだハイトーンのコーラルピンクなら、黒いまつげとのコントラストも際立ち、眠たい印象に見えることなく、くっきりと強い眼差しに。

【HOW TO】
アイシャドウは入れず、美発色のアイライナー(今回はコーラルピンクを使用)を1点盛りに。目頭側1/3は細く入れ、黒目から目尻は気持ち太く引いて、目尻は3mm延長。

 

【3】下まぶたのキラキラシャドウで鮮度の高い顔に

黒目の下に、涙の滴のような輝きのアクセントがキラリ!ごく少量のワンポイントのせなら、涙袋がナチュラルに強調されて、ピュア感がありつつおしゃれな目元に。ラメシャドウは、シルバーではなく肌なじみのいいゴールドを選ぶのも浮いて見せないポイント。

【HOW TO】
ブラウンのアイシャドウをアイホール広めにオン。アンティークゴールドのアイシャドウ少量を指の先端にとり、黒目の下にチョンとのせるだけ。ダークブラウンのアイライナーは目のキワに。二重や奥二重、一重まぶたなど目の形を問わず誰でも似合って、時短メイクにも◎。

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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