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2021.7.2

“幻の09番”と呼ばれた名品リップ「セルヴォーク ディグニファイド リップス」|伝説名品コスメ図鑑

創刊から20年を迎えた『美的』の歴史の中で、スタッフやヘア&メイクさんが「やっぱりこれはすごい」「何回リピートしても手放せない」と、愛し続けている“名品コスメ”。美のプロが紡ぐ、美しい言葉と共にご紹介します。

名品「セルヴォーク ディグニファイド リップス」

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唇を旬なニュアンスで染め上げて表情をモードに一新!

ヒマワリ種子油などの保湿成分をブレンドし、みずみずしくとろけるように発色。薄膜でフィットし、心地よさと澄んだ色ツヤが続く。写真は濃密ながら抜け感のあるテラコッタカラー。モデル使用色。
全24色/写真は09 ¥3,520
ディグニファイド リップスの詳細・購入はこちら

綴るのは
ビューティエディター・入江信子さん

時代の気分を落とし込んだ、色と質感に魅せられる

抜け感があるーーディグニファイドリップスを表すとしたら、この言葉に尽きるのかも。’17年3月に誕生したときのコンセプトは、「マット以上ツヤ未満」。みずみずしいツヤを含みながらも、程よく輝きを抑え、素の唇をほのかに透かすテクスチャーは、知的であり、セクシーでもあり…。続いて同年11月に発売された「09テラコッタ」=ブラウンみを帯びたオレンジが大ヒット。一時期は入荷数か月待ちとなり、ついた愛称は「幻の09番」。この色を皮切りに、日本中をテラコッタリップが席巻したことを覚えている人も多いはず。

09のほかにも黄土色っぽい「23シアーサンド」、赤のような紫のような曖昧色「16ガーネット」など、「こんな色なかった!」という色や、一見、普通に見えるけれど、少しの「ひねり」や「外し」で新しさを感じさせる色が次々と生まれました。

色をのせた途端、顔がモードに変わる、しかも肩の力を抜いて、というのがこのリップの面白さ。その面白さに気づいたとき、知らず知らずメイクする楽しさに引き込まれていく…なんてさりげない、エネルギーあふれるリップスティック! トレンド感がありつつ成分がナチュラルなところも、時代の空気感を表す新名品です。

『美的』2021年5月号掲載
撮影/三宮幹史(TRIVAL/人物)、魚地武弘(TENT/静物) ヘア&メイク/paku☆chan(Three PEACE) スタイリスト/平田雅子 モデル/比留川 游 構成/越後有希子、松村有希子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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