メイクHOW TO
2023.5.7

実は雑菌だらけ? メイクパフの洗い方・お手入れ法まとめ

そのメイクパフ、洗ってますか?洗わずに使い続けたパフは、私たちが思っている以上に雑菌だらけ!普段スキンケアに気を使っていても、汚れたメイクパフを使用していては肌トラブルのもとに。正しい洗い方で清潔に保ちましょう。

意外と汚れてる?!洗わずにいると「雑菌」だらけに!

長らく洗わず使い続けたスポンジは雑菌がこんなに! 細菌もカビも検出! 食中毒の原因菌も!?


斑点状に写っているものが菌。使用済みのスポンジ1個から、一般細菌は630個(コロニーを形成する菌の数)、カビ類の真菌は57個検出。黄みがかっているものは、食中毒の原因菌としても有名な黄色ブドウ球菌。

試験検査/東京理化学 テクニカルセンター


資料提供/オルビス『連続使用したパフにつく菌の推移〈研究所調べ〉』
※洗浄後の数値は、オルビス『パフクリーナー』で洗浄したときのもの。

 

「お手入れ」の理想的な頻度は?

皮膚科医

友利 新先生


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「毎日」洗うのが◎

「他人と共用しなければすべてを毎回洗う必要はありませんが、肌に触れる面積の広いものはこまめに洗うよう気をつけましょう。

ファンデーションは肌に接する面積が広く、皮脂にも触れやすいので、毎日洗うのが理想。洗っても翌朝乾いているとは限らないので、何個か替えを用意して使い回すのがオススメです」(友利先生)

必要なら「買い替え」も!

ヘア&メイク アップアーティスト

藤原 リカさん

「肌の調子が悪い、メイクがのらないという人は、一度メイクツールのケアを見直しましょう」(藤原さん)

「石けんで洗い流せば多くの菌やウイルスは取り除けます。メイクツールも“洗浄”がとにかく大切。一方、汚れが落ちにくい、質感が変わったと感じたら、潔く買い替える勇気も必要です。また、手が汚れていたら全く意味がないので、ツールに触れる前の手洗いも忘れないでくださいね」(友利先生)

 

基本の5STEP!「洗い方」と「NG行為」

基本はお肌のメイクを落とす時と同じ

美的専属モデル・美容研究家

有村 実樹さん


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スキンケアや生活習慣を見直しても再発する肌荒れは、もしかしたら不衛生なメイクツールのせいかも!?直に触れるものですから、毎日使う物なら週に1度はお手入れをしたいところです。

<洗い方のポイント>

  • クレンジングオイルで、染み込んだファンデや皮脂を浮かせる。
  • ぬるま湯で乳化させて洗い流す。
  • 洗顔料または石鹸で洗う。

\用意する「3つ」のアイテム/


クレンジングオイル、ブラシクレンザー、キッチンペーパー
※すべて本人私物

<正しい洗い方>

【STEP1】クレンジングオイルを4~5プッシュ


皮膚と違って中までファンデが染み込んでいるので、オイルはたっぷり使う。多めに出しても揉み込んでいると吸い込まれるので、ジュワッと感が無くなったら追加。

【STEP2】ぎゅっとつまむ


中心から外に向かい、つまむように汚れを押し出して。もう落ちたかなと思ってもしつこめに押し出す。ここで手を抜くと中の汚れが落ちきらず、雑菌が増えやすくなる。

気を付けるべき「NG」ポイント

\こすり洗いはNG!/


こすり洗いは中の汚れが落ちないし傷むので避けましょう。

【STEP3】少量のお湯で乳化



白くならない時はお湯が足りないので、少しずつお湯を足してしっかり乳化させて。一気に洗い流すとクレンジングが残ってしまうので注意!お顔を洗う時も一番大切な工程。

【STEP4】仕上げは石鹸で軽く洗う




乳化した後はしっかり洗い流して、仕上げに石鹸で軽く洗い、キッチンペーパーで水分をとる。

【STEP5】乾かす


風通しの良いところで乾かして終了!

 

洗濯用アルカリ性洗剤で洗うのは「NG」!

「専用クリーナーは、化粧品や皮脂の汚れをしっかり落としてくれるだけでなく、柔軟効果があり、肌当たりをソフトに保ってくれるので、最適です。洗濯用や食器用の洗剤で洗う場合は、中性のものを。
弱アルカリ性は化粧品の油分を落としにくいので、ファンデブラシやスポンジにはおすすめできません。また、メイクツールに抗菌加工がされている場合、中性以外の洗剤では加工が落ちてしまう可能性があります。洗濯用でも食器用でも良いので、中性なのかパッケージの成分表を確認してください」(資生堂・山口さん)

忙しい人にもおすすめ!たったの3STEPで簡単「お手入れ術」

美容家

深澤 亜季さん


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「メイクアップツールや使用中のコスメは想像以上に汚れています!皮脂、汗や雑菌などがついた不衛生なまま使うと、ニキビや肌あれの原因に。さらに、汚れたツールでメイクをすると、ムラになったり、仕上がりにも差が出てきます。キレイなツールやコスメがあれば、いい気分でメイクも楽しめます♪」

【STEP 1】汚れを取る


中性洗剤を薄く溶かしたぬるま湯で洗う
汚れを浮き上がらせるために、スポンジは軽く押し洗いする。

※専用のクリーナー等を使用する場合は説明書に準じた方法で洗浄する。

【STEP 2】水気を取る


形を整えながらタオルに挟み、水分をしっかり吸い取る
ぬるま湯が透明になるまでしっかりすすいだら、水気をキュッと絞り、乾いたタオルで形を整えながら拭き取る。

【STEP 3】よく乾かす


風通しの良い日陰で、充分に乾燥させる
くせづけを防ぐため、ブラシの毛先はなんにも触れずに寝かせ、スポンジは乾いたタオルの上などに置くなどして。

「ドライヤーで乾かすのはNG」

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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