実は雑菌だらけ? メイクパフの洗い方・お手入れ法まとめ
そのメイクパフ、洗ってますか?洗わずに使い続けたパフは、私たちが思っている以上に雑菌だらけ!普段スキンケアに気を使っていても、汚れたメイクパフを使用していては肌トラブルのもとに。正しい洗い方で清潔に保ちましょう。
意外と汚れてる?!洗わずにいると「雑菌」だらけに!
長らく洗わず使い続けたスポンジは雑菌がこんなに! 細菌もカビも検出! 食中毒の原因菌も!?
斑点状に写っているものが菌。使用済みのスポンジ1個から、一般細菌は630個(コロニーを形成する菌の数)、カビ類の真菌は57個検出。黄みがかっているものは、食中毒の原因菌としても有名な黄色ブドウ球菌。
試験検査/東京理化学 テクニカルセンター
資料提供/オルビス『連続使用したパフにつく菌の推移〈研究所調べ〉』
※洗浄後の数値は、オルビス『パフクリーナー』で洗浄したときのもの。
「お手入れ」の理想的な頻度は?
「毎日」洗うのが◎
「他人と共用しなければすべてを毎回洗う必要はありませんが、肌に触れる面積の広いものはこまめに洗うよう気をつけましょう。
ファンデーションは肌に接する面積が広く、皮脂にも触れやすいので、毎日洗うのが理想。洗っても翌朝乾いているとは限らないので、何個か替えを用意して使い回すのがオススメです」(友利先生)
必要なら「買い替え」も!
ヘア&メイク アップアーティスト
藤原 リカさん
Three PEACE所属。アトピー性皮膚炎を克服した経験を生かし、メイクだけでなくスキンケアに関しても造形が深い。化粧品などの監修のほか、美容ライターとしても活躍中。
「肌の調子が悪い、メイクがのらないという人は、一度メイクツールのケアを見直しましょう」(藤原さん)
「石けんで洗い流せば多くの菌やウイルスは取り除けます。メイクツールも“洗浄”がとにかく大切。一方、汚れが落ちにくい、質感が変わったと感じたら、潔く買い替える勇気も必要です。また、手が汚れていたら全く意味がないので、ツールに触れる前の手洗いも忘れないでくださいね」(友利先生)
基本の5STEP!「洗い方」と「NG行為」
基本はお肌のメイクを落とす時と同じ
美的専属モデル・美容研究家
有村 実樹さん
インスタグラムで公開する美容法が大人気。NHKカルチャーにて美容講座「幸せ美人になる方法」の講師も担当。プロ顔負けの知識を誇る。
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スキンケアや生活習慣を見直しても再発する肌荒れは、もしかしたら不衛生なメイクツールのせいかも!?直に触れるものですから、毎日使う物なら週に1度はお手入れをしたいところです。
<洗い方のポイント>
- クレンジングオイルで、染み込んだファンデや皮脂を浮かせる。
- ぬるま湯で乳化させて洗い流す。
- 洗顔料または石鹸で洗う。
\用意する「3つ」のアイテム/
クレンジングオイル、ブラシクレンザー、キッチンペーパー
※すべて本人私物
<正しい洗い方>
【STEP1】クレンジングオイルを4~5プッシュ
皮膚と違って中までファンデが染み込んでいるので、オイルはたっぷり使う。多めに出しても揉み込んでいると吸い込まれるので、ジュワッと感が無くなったら追加。
【STEP2】ぎゅっとつまむ
中心から外に向かい、つまむように汚れを押し出して。もう落ちたかなと思ってもしつこめに押し出す。ここで手を抜くと中の汚れが落ちきらず、雑菌が増えやすくなる。
気を付けるべき「NG」ポイント
\こすり洗いはNG!/
こすり洗いは中の汚れが落ちないし傷むので避けましょう。
【STEP3】少量のお湯で乳化
白くならない時はお湯が足りないので、少しずつお湯を足してしっかり乳化させて。一気に洗い流すとクレンジングが残ってしまうので注意!お顔を洗う時も一番大切な工程。
【STEP4】仕上げは石鹸で軽く洗う
乳化した後はしっかり洗い流して、仕上げに石鹸で軽く洗い、キッチンペーパーで水分をとる。
【STEP5】乾かす
風通しの良いところで乾かして終了!
洗濯用アルカリ性洗剤で洗うのは「NG」!
「専用クリーナーは、化粧品や皮脂の汚れをしっかり落としてくれるだけでなく、柔軟効果があり、肌当たりをソフトに保ってくれるので、最適です。洗濯用や食器用の洗剤で洗う場合は、中性のものを。
弱アルカリ性は化粧品の油分を落としにくいので、ファンデブラシやスポンジにはおすすめできません。また、メイクツールに抗菌加工がされている場合、中性以外の洗剤では加工が落ちてしまう可能性があります。洗濯用でも食器用でも良いので、中性なのかパッケージの成分表を確認してください」(資生堂・山口さん)
忙しい人にもおすすめ!たったの3STEPで簡単「お手入れ術」
「メイクアップツールや使用中のコスメは想像以上に汚れています!皮脂、汗や雑菌などがついた不衛生なまま使うと、ニキビや肌あれの原因に。さらに、汚れたツールでメイクをすると、ムラになったり、仕上がりにも差が出てきます。キレイなツールやコスメがあれば、いい気分でメイクも楽しめます♪」
【STEP 1】汚れを取る
中性洗剤を薄く溶かしたぬるま湯で洗う
汚れを浮き上がらせるために、スポンジは軽く押し洗いする。
※専用のクリーナー等を使用する場合は説明書に準じた方法で洗浄する。
【STEP 2】水気を取る
形を整えながらタオルに挟み、水分をしっかり吸い取る
ぬるま湯が透明になるまでしっかりすすいだら、水気をキュッと絞り、乾いたタオルで形を整えながら拭き取る。
【STEP 3】よく乾かす
風通しの良い日陰で、充分に乾燥させる
くせづけを防ぐため、ブラシの毛先はなんにも触れずに寝かせ、スポンジは乾いたタオルの上などに置くなどして。
「ドライヤーで乾かすのはNG」
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
都内2か所のクリニックに勤務。美容知識の豊富さと、わかりやすい解説で、TVや雑誌、講演会などで幅広く活躍中。