メイクHOW TO
2024.12.28

一重や奥二重さんに多い「奥目」に似合う8つのアイメイクテク

奥目さんならではのお悩みを解消するメイクテクをご紹介!まずは目指すべきベストバランスから気をつけるべきNGポイントをチェック。目元印象を変える涙袋メイクから目元を明るく見せるアイシャドウ、縦幅を強調するマスカラテクなどをお届けします。

目指すべき「ベストバランス」

【1】「眉×目」のベストバランス

【一重・奥二重の奥目さんが目指すベストバランス】

一重・奥二重の小粒目さんが目指すのは、全体はふんわりしているのに、輪郭はシャープなすらり眉と、ヌーディなアイシャドウに、キワは重ねラインで引き締めるまろやか目ヂカラ。地味顔にならず、かといって頑張りすぎたイタいメイクにもならないベストなバランスがこちら。眉の輪郭や目のキワなどさりげなくパーツを引き締めることが、今どき美人顔への近道です。

A.毛流れ
ナチュラルに整える
小粒目さんは元々眉毛が細く、毛量も少なめの人が多いけれど、スクリューブラシでさっととかす手間は必須。洗練度がUPします。

B.下まぶた・下まつげ
あえて何もしない
NOマスカラ、NOアイシャドウ、NOラインですっきりと。にじむ心配がない上、小粒目さんならではの愛らしさも引き立ちます。

C.眉の輪郭
コンシーラーでカバーしてアウトラインをシャープに
ぽわぽわとした眉周りのうぶ毛はコンシーラーでカバーし、輪郭をきりりと。アイブロウペンシルでくっきり描くよりも自然な仕上がりに。

D.太さ
目幅より少し細め
細すぎず、太すぎずが今っぽナチュラル顔を作る鉄則。目幅と比較して少し細いくらいが、もとから美人骨格に見える黄金比率です。

E.アイシャドウ
透明感のあるベージュブラウンでさりげない陰影感を
濃いアイシャドウをガツンとのせるのは、小粒目さんといえどトゥーマッチ。アイラインをしっかり入れるのでシャドウは引き算するのが◎。

F.まつげ
中間〜毛先のみカールUPして程よいボリュームをプラス
根元からギュンと立ち上げると、小粒目さんの場合、まつげが悪目立ちして不自然。中間から毛先をカールしてマスカラで量感をオン。

G.全体のアイライン
リキッド&ペンシルのW使いでキワをしっかり引き締める
最も自然に目ヂカラを強化できるのがこのテク。リキッドでまつげの隙間を埋め、ペンシルでキワ全体を描くと無理してないのに目がぱっちり。

H.目尻のアイライン
水平に5mm延長してナチュラルなデカ目効果を狙って
小粒目さんは、縦幅よりも横幅を拡大してデカ目にするのが効果的。アイラインは目尻ではね上げずすっと横に5mmのばして、もとからその目幅であるかのように演出。

I.眉の長さ
口角と、目尻から5mm外側の延長線上で少しだけ短く
小粒目さんの場合、眉尻を長めにするとコントラストで目が小さく見えがち。小鼻の延長上ではなく口角の延長上に設定して、気持ち短めに。

【2】美人印象を作る「アイシャドウ」ルール

【POINT1】印象的な色・質感を効かせるなら、目尻や下まぶたに
目を開けた状態でメイクが生きる部分といえば、目尻や下まぶた。ここにキャッチーな色や質感を効かせれば、目が横・下に拡大! 少しのメイクで効果的に印象度を高めることができます。

【POINT2】目を開けて埋もれる部分はほぼノータッチ
上まぶたのキワにアイラインなどを引くと埋もれがちですが、必要以上に広範囲に入れてもかえって不自然。目を開けた状態を想定してポイントを作る方が、美しい目元になります。

【POINT3】まつげは上げすぎず、自然なカールにこだわって
目を大きく見せる武器ではあるものの、ぎゅん! と極端に上げたまつげはトゥーマッチ。自然なカールで、マスカラのみでまつげの存在感を強めるだけでも奥行き感が増します。

【POINT4】ダークシャドウを内に広く入れて骨格美人に
上まぶた内側の面積がとり分け広いため、まずこの部分をカムフラしておくのが基本。ダークシャドウをアイベース感覚で内に広く入れ、眉と目の間隔をギュッと詰めましょう。

気をつけるべき「2つのNGメイク」

【1】やりがち「NG眉×目」メイク

【細眉×盛りすぎEYE】
まつげやシャドウを盛り、それを引き立てるために眉の存在感を抑えた目ヂカラだけが主張するメイクは、古くさい印象になりがち…。

【太眉×ヌーディEYE】
あえての太眉×抜け感を意識したアイメイク。確かにおしゃれ感はあるけれど、小粒目さんがやると眠たげな印象に見えることも…。

【2】気をつけるべき「アイシャドウ」

パールカラーのグラデは腫れぼったさを強調!
パール感のあるアイパレットを使った王道グラデメイクも、一重・奥二重さんには、膨張感を助長する結果に。ルールどおり、影を広く仕込んで彫りを作る工程をお忘れなく!

【解消テク1】とろんと甘い「涙袋」

ヘア&メイクアップアーティスト

paku☆chanさん


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【How to】

  1. ピンクベージュをまぶた全体に塗って目元をトーンアップ。
  2. マットな赤みベージュを上下のまぶたのキワ全体にぼかし込み、柔らかな影感で引き締めて。
  3. ローズベージュを下まぶたの目尻側2/3に広く重ね、輝きでふっくらと重みを出すことで甘い表情を演出。
  4. アッシュトープのアイライナーを上まぶたのキワの中央〜目尻に引き、目尻は3mm程のばす。
  5. シアーなグレージュを重ねて影感を深め、目尻は5mm程長くのばして。
  6. マスカラは上下のまつげの根元から重ね塗り。

【解消テク2】目元印象が変わる「涙袋メイク」

目の形を問わず、誰でもテクニックレスで目元を盛れるのがこちら。たった2ステップで驚く程目元印象が変わるから、時間がない朝やナチュラルに仕上げたい日のアイメイクにもぴったり。

【BEFORE】


【AFTER】

【How to】

  • コンシーラーAで理想の大きさの涙袋を作ったら、その下に影色ライナーBを引いて立体感を出すだけ!

【使用アイテム】
A.井田ラボラトリーズ キャンメイク アイバッグコンシーラー

価格
¥715 03

涙袋用の細芯コンシーラー。

B.KISSME(伊勢半) ヒロインメイク 影色シークレットアイライナー SPキープ

価格
¥990 01

極薄のピンクベージュで自然な影を演出。

【解消テク3】「明るめアイシャドウ」でフレッシュな印象に

ヘア&メイクアップアーティスト

yumiさん


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【BEFORE】
まぶたの上のくぼみが影となり、元気がなさそうに見えることも…。

【AFTER】
オレンジベージュのコンシーラー&オレンジブラウンの明るめアイシャドウで目元印象をリフレッシュ!

【ポイント】

  • オレンジ系コンシーラーの2色使いでいらない影を確実にカバー
  • アイシャドウは明るめオレンジで仕上げて「元気そう!」な印象に
  • アイラインとアイシャドウはオレンジ系のカラーと好相性のダークブラウンで優しく引き締める

【How to】
(1)コンシーラーでくぼみの影を明るくする
まずはコンシーラーを使って目元のくぼみの影をリセット。コンシーラーパレット真ん中のオレンジを少量指にとり、目を開けたときに影になる部分にポンポンとのせて色味を補正。

次にパレット上の明るめカラーを少量指にとってオレンジを塗った上から重ね、ハイライト効果でまぶたをふっくら丸く見せて。

このとき目のキワまでぼかすと目が小さく見えたり、コンシーラーの分量が多すぎるとヨレの原因になるので注意。この後にアイシャドウも重ねるので7割カバーが目安。

(2)なじみの良いオレンジシャドウでくすみを払う
アイシャドウパレットの右上の明るいベージュをブラシにとり、上まぶたの眉下まで広めにオン。ハイライト効果でまぶたに立体感が生まれ、くぼみが目立ちにくくなる。左下のオレンジをチップにとり、アイホールより狭い範囲に。一回で色をのせようとせず、調整しながらのせると失敗しない。淡いオレンジのアイシャドウは優しさと上品さをキープしながら、自然な血色で生命力あふれる目元に!

(3)ビターブラウンのアイライナーでナチュラルに目力アップ
まぶたを持ち上げながらアイライナーを左右に小刻みに動かしてまつ毛とまつ毛の間を埋めるように描く。目頭部分まで引くと一気に目力が強まる。目尻は3mmくらい延長して目の横幅も強調され、さらに目のフレームがはっきりと!

(4)マスカラは根元から持ち上げるようにしてオン
マスカラのブラシはまつげのギリギリに差し込むようにして根元に当て、まつ毛を持ち上げるようにしてスーッと軽く抜くイメージで塗って。ダークブラウンを選ぶとナチュラルなのにぱっちりした目元に!

くすみや影を払拭し、イキイキとした吸引力のある目力が復活! オレンジ系のコンシーラーやアイシャドウの効果で明るく、華やかさも仕上がりに!

【使用アイテム】
エトヴォス ミネラルコンシーラーパレット

価格容量SPF・PA
¥4,950 3.1g SPF36・PA+++

硬すぎず、柔らかすぎずなジャストの質感で素肌にシンクロ。まぶたのくぼみやくま、くすみといった暗い色悩みにはパレット真ん中のオレンジベージュでキレイにカバー。パレット上の明るめのオレンジベージュは凹みを取り払い、ふっくら若々しい印象に!

カネボウ化粧品 ルナソル アイカラーレーション

価格
¥6,820 18

肌に溶け込むようなヌーディーなベージュ、透明感の高い淡いオレンジ、柔らかなトープブラウンがセットされたニュートラルなパレット。繊細なパールがくすんだ目元に光を仕込み、優しく表情を照らしてくれる、大人がひとつ持っておきたいアイパレット。

カネボウ化粧品 ケイト レアフィットジェルペンシルN

価格
¥1,210(編集部調べ) BR-2

とろけるような描き心地でピタッと密着するレアジェルライナー。描きやすい繰り出しタイプの1.5mmの超細芯。濃密発色のビターブラウン。

msh ラブ・ライナー オールラッシュ マスク ロング&セパレート<マスカラ>

価格
¥1,760 ブラウンブラック

コンパクトなブラシが細くなった毛や短い毛もキャッチしてキレイなまつ毛に。ナチュラルさも存在感もかなえる絶妙なダークブラウン。

【解消テク4】「キラキラアイシャドウ」で立体感を

ヘア&メイクアップアーティスト

猪股 真衣子さん


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【BEFORE】

【AFTER】

【How to】

  1. 黒目の上から眉下にかけて、縦長にアイシャドウをのせる。
  2. さらに黒目の下にもきらめきをオン。うるっとした輝きで立体感際立つ目元に。

【使用アイテム】
アディクション ザ アイシャドウ スパークル

価格
¥2,200 004SP

シャンパンベージュの大粒ラメやパールをたっぷりイン。ひと塗りで濡れたような贅沢な輝きをプラスし、華やかな目元に仕上げてくれる。

【解消テク5】「スモーキーパレット」でキレ長な眼差しに

ヘア&メイクアップアーティスト

岡田 知子さん


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キレ長な目元に宿る、上品な色気を引き出して差をつける!
「顔だちが華やかだとトゥーマッチになることもあるけれど、すっきり顔なら全色使ってもエフォートレスな雰囲気。透け感発色のブラウンライナーを上下まぶたのキワへミニマムに仕込み、すっきり顔の魅力のひとつ『キレ長な眼差し』を強調したのもポイントです」(岡田さん)

【How to】

  1. Aをブラシにとり、アイホールへ。
  2. 太チップでD を下まぶた全体へ。
  3. 上まぶたのキワにBを太チップ幅で、C を細チップ幅でライン状にオン。
  4. 上まぶたは黒目の外側から、下まぶたは全体的にブラウンラインをまっすぐ引き、目尻でつなげないのが目幅を強調するコツ。

【使用アイテム】
アディクション ザ アイシャドウ パレット

価格
¥6,820 009

異なる輝きを放つゴールド、ブラウン、カーキ、コーラルの4色セット。くすんだ色合いながら、重ねても厚ぼったくならない。

【解消テク6】「カラーライナー」で自然に拡張

ヘア&メイクアップアーティスト

paku☆chanさん


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渋パープル×にじみラインでフレームを自然に拡張。

【How to】
(1)大胆に影をメイクして広まぶたをカムフラ!
ウォーミーなブラウンのクリームシャドウをまぶたにチョンとおき、下図の範囲にのばす。アイラインを生かすため、目尻側半分はあえてシャドウレスに。

(2)まぶたをもち上げながら長めのアイラインを引く
アディクションのアイライナーで黒目上からキワにラインを引いたら、目尻から少しオーバーさせてワイドな目元に。綿棒でぼかしてなじませるのもポイント。

(3)下まぶたは点々ラインで存在感を曖昧に
下まぶたで目のサイズ感を自然に広げるには、1本線にしないことが重要。目尻側半分のキワに点でアイラインをおいて隙を作って。

\線ではなく、影を入れる感覚で/

【使用アイテム】

A.アディクション ザ カラーシックアイライナー

価格
¥2,750 06

軟らか芯でラインもぼかすのも自在。熟したブドウのような深い発色。

【解消テク7】「赤マスカラ」で縦幅が増えたように見せる

ヘア&メイクアップアーティスト

岡田 知子さん


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まつげの根元がまぶたにかぶっているため、黒マスカラを濃くつけてまつげを主張すると頑張りすぎて見える一重さん。
「おすすめは赤マスカラ。上下に塗ると淡い赤でもインパクトが出て、目の縦幅が増えたように見え、暖色の膨張効果で目が大きく見えます」(岡田さん)

【BEFORE】

【AFTER】

【How to】

  • ボテッと太くつかないように注意しながら、 上下のまつげにまんべんなく赤マスカラを。

【解消テク8】ベストバランスの「すらり眉×まろやか目ヂカラ」

ヘア&メイクアップアーティスト

中山 友恵さん


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【すらり眉】
(1)コンシーラーで眉の輪郭を引き立たせる
中間〜眉尻にかけての輪郭のうぶ毛をBのコンシーラーでカバーし、アウトラインをスッキリと。このひと手間でぼんやり感のない大人っぽキレイな眉に。

(2)アイブロウパウダーで眉山~眉尻をシャープに描
Aをブレンドし、自眉よりやや濃いめの色で眉山〜眉尻を描きます。眉尻は口角と、目尻から水平に5mm外側の延長上に設定、エッジをシャープに描いて。

(3)中間~眉山までぼかすように埋める
(2)より少し明るい色になるようAを混ぜ、太めのブラシで中間〜眉山をふんわり描きます。くっきり描きすぎないことで顔から浮かない柔らかい印象に。

(4)眉頭はブラシに残ったパウダーをほんの少しオン
眉頭の1cmは“いかにも描きました感”が出やすいエリアなので、のせすぎ厳禁! (3)でブラシに残ったパウダーをそっと足すくらいで充分。

(5)スクリューブラシで全体の毛流れを整える
眉頭は下から上、それ以降は眉尻に向かって横にスクリューブラシを動かして。上品なすらり眉に整えると共に、パウダーのなじみもUP。

\完成/

【まろやか目ヂカラ】
(1)アイホールより少し広めにアイシャドウをのばす
ベージュのジェルアイシャドウを指にとり、のっぺりとしたまぶたにナチュラルな立体感を出すべくアイホールより少し広めの範囲にオン。繊細な輝きで程よい華やかさもプラス。

(2)ビューラーでまつげの中間~毛先をカールUP
根元からしっかりまつげを立ち上げると、小粒目さんの場合まぶたがかぶさったり不自然に見えることが多いので、中間〜毛先を緩くカールするのが◎。

(3)ブラウンのリキッドライナーでまつげの隙間を埋める
まぶたを指で軽く持ち上げ、下側からブラウンのリキッドライナーの先端でまつげの隙間を埋めます。まつげの密集感を高め、目元のフレームラインを強化。

(4)ブラウンのペンシルライナーでまつげのキワにラインを引く
目頭から目尻までソフトな質感のブラウンののペンシルでキワ全体にラインを引きます。質感の異なる2種のラインを重ねることで、まろやかだけれど強い目元に。

\目尻は水平に5mm延長/

(5)上まつげのみマスカラをつける
小粒目さんはまつげが薄い人も多いので、ボリュームマスカラを使用。キワに描いたラインとかぶらないよう、あまりもち上げずにつけるのが正解。

\完成/

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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