「大人メイク方法」を30~40代のために解説

大人女子必見!大人にハマるメイクの方法を30代・40代別にたっぷりとご紹介。老けてみえないベースメイクから若見えが叶うアイメイク、大人の上品さ漂うリップメイクなどパーツ別に。
【30代向け】「ベースメイク」6STEP


ヘア&メイクアップアーティスト
長井 かおりさん
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【STEP1】スキンケア後の吸いつき具合を確認
スキンケアの1分後、手の甲を頬に当て、吸いつき具合をチェック。ティッシュを当てると一瞬ついて落ちるくらいのぺとぺと感が理想! この一手間で、メイクもちに歴然とした差が!
\ぺとぺとチェック!/
Point
「ぺとぺとチェックに不合格だったら…」ベトベト→もう少し時間をおくか、ティッシュで軽く押さえる
サラサラ→スキンケアの量不足。UV乳液を少しつけ足す。
\ベトベトの人はちょっと待って!/
【STEP2】専用下地で肌の表面をフラットに整える
両手指に下地をとり、鼻や頬など凹凸の気になる部分に左右同時に小刻みに小さい円を描きながら位置をずらし塗る。たるみ毛穴の場合は、片側ずつ頬を斜めに引き上げながら塗り込む。
\引き上げながら!/
【STEP3】下地を重ねる
チューブから直接4点(額、あご、両頬)に小さななると状におき、クレープのように塗り広げる。目元、小鼻、口角など細部を整えたら首までのばす。余りはおでこの生え際~頭皮へ。
\首までのばして/
【STEP4】クッションファンデを大きめのスポンジでとり中央をたたき塗り
大きめのスポンジを使うと摩擦の回数が減らせ、均一にもつけられる。スポンジの半分まで広範囲にとったら、きちんと見せたい顔の中央にポンポンとたたき塗り。付属のパフはメイク直しに。
Point
「下地で質感をコントロールすれば、ファンデはささっとで充分!」“気になる凹凸やアラを隠したい”と思うあまり、ファンデーションを厚塗りしがちですが、大切にすべきは下地。
\半分くらい/
\ポンポン/
【STEP5】顔の外側はさするように塗り薄く仕上げる
顔の外側や、カバーする必要のない部分は、パフを滑らせて、さするように塗り、顔の中央よりも薄く仕上げる。塗るタッチを使い分け、ファンデの厚みを変えると1色でも立体感が出る!
\スッスッ/
\ファンデ1色で立体感!/
【STEP6】気になる部分をコンシーラーでカバー
(1)シミやくまの色でなく自分の肌の色を基準に!
(2)カバーしたい部分の色に捕らわれがちですが、大切なのは自分の肌と一体化すること。ざっくり自分の肌色に近そうな色をのせる。
(3)肌色との差がなくなるよう肌の上で色を混ぜ合わせる。のせると、自分の肌よりもコンシーラーの色が赤みが強い・暗いなど見えてくるので、必要に応じて色を重ね合わせていく。一発で消そうとしないことが上達のカギ!
\なじんだ!/
【40代向け】「ベースメイク」3STEP
- クリームファンデで一気にカバー! “秒”塗りスポンジ & 簡単“指ブラシ” なら特急で薄膜美肌がかないます。
- 隠したいものがある大人の肌において、ナチュラルや薄づきのベースアイテムでは物足りず、結局、何度も厚く塗り重ねることに。
「潔くハイカバーのファンデを使った方が、圧倒的に早く、美しく仕上げられます。丁寧に手で塗ろうとせず、スポンジで一気に薄く塗り、気になる部分は指で重ねればOKです!」 (高橋さん)
【STEP1】スポンジを使って下地をじか塗り
少量のクリームファンデをスポンジの面に直接出し、そのまま肌に塗布。顔の中心から外側へ“たたきのばす”ように、顔全体に一気に薄く塗っていきます。
【STEP2】指を使ってタップするようにファンデを重ねづけ
2本指の第2関節までを使い、広い“面”でタップするように重ねづけして密着させます。肌との境目やムラが気になる部分は、スポンジでサッとなじませて。
\中指と薬指の“面”で塗る/
【STEP3】パウダーをクルクル&ポンポンづけ
顔周りはパフをクルクルと動かして、余分な粉をオフ。クリームファンデを塗った顔の中心の方は、優しく押さえて密着させて。
【30代向け】4つの「アイメイク」
【1】大人ピュアな「ピンクメイク」
- ピンクだけがもつ無垢なエッセンスを生かしつつ、赤みのあるこっくりとしたカラーチョイスでほんのり色気もプラス。
「ブラウンレスで仕上げた赤みピンクメイク。マスカラを抜くことで仕上がりがこってりしすぎず、ウブな雰囲気を残せます」(田中さん)
【How to】
- 薄いピンクのアイシャドウをアイホールに塗り、コーラルピンクを二重幅よりも少し広めに、キワ全体にワインレッドのアイシャドウを引いてグラデーションに。
- 下まぶた全体には薄いピンク+コーラルピンクをうっすらと入れてニュアンスをつけて。
【2】大人にハマる!「ピンクラメ」で微甘なかわいげをプラス


ヘア&メイクアップアーティスト
岡田 知子さん
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「春といえばピンクな目元! でも大人だからなのか、キャラ的になのか、どうもしっくり来ない。そんなジレンマを抱える人には、ラメシャドウが役立ちます。ヌーディなアイカラーで目元を仕上げた上に、ピンクのラメをふわっと後がけ。色ではなく光で、どことなくピンクの気配を感じさせる。そんなあんばいなら、違和感なく甘い目元を楽しめます」(岡田さん)
【How to】
- ブラシを使い、血色ベージュのアイシャドウをアイホールと下まぶた全体になじませる。
- ピンクラメを指にとり、下の写真のAと同じ範囲にラフに重ねる。
- 下まぶたを濃いめにして強弱をつけると、抜け感を保ちつつメリハリが増す。
【3】大人のしゃれ感を上げる「グリーンアイパレット」


ヘア&メイクアップアーティスト
paku☆chanさん
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「きらめくグリーンシャドウの目尻ラインで、目元の鮮度を急上昇。その色と光の存在感を引き立てるべく、下まぶたにマットなベージュをプラスしてメリハリづけを」( paku☆chanさん)
【How to】
- ベージュを指でアイホール全体に。
- ブラウンを上まぶたのキワ~アイホール半分に丁寧にぼかし込んでシームレスな陰影に。
- グリーンをチップでとり、黒目の外側~目尻に数回重ねてグリーンをしっかり発色させる。
- ミルキーベージュのアイライナーは下まぶたのキワ全体に。
- チーク&リップは肌なじみのいいコーラルを。
【4】「オレンジ×テラコッタ」でヘルシーな大人の色気を
「オレンジ優位ならナチュラルになるけれど、ただのすっぴん風では大人には物足りない。30%のテラコッタで赤みと深みを足せば、ヘルシーな色気が漂う大人のナチュラルメイクに」」(paku☆chanさん)
【How to】
- サーモンオレンジのアイシャドウをアイホール全体にON。
- さらに眉頭下と下まぶたの目頭側1/2にもぼかし、目元にヘルシーな血色感と立体感をプラスする。
- 次にテラコッタブラウンのクリームを細いブラシでとったら、上まぶたのキワ全体にさらっとライン状に入れて陰影づけを。
- 頬骨上にハイライトをなじませ、唇にはツヤベージュのリップを重ね塗り。
【40代向け】4つの「アイメイク」
【1】顔全体を引き上げる「眉メイク」
- 単純に眉山や眉尻だけを上げても顔がきつく見えるだけ。
- 効果的なのは、上のラインをしっかり描き足して、眉全体を上げること。
- さらに毛並みを上向きに整えたら、眉頭は淡く、眉山と眉尻を濃いめに描いて、濃淡のメリハリで眉の存在感を引き締めます。
【How to】
(1)パウダーで眉上部を全体的に描き足す
カーキ色のパウダーをブラシにとり、眉の上部を描き足します。眉頭から眉山まで全体的に。たるんで下がりがちな眉の重心を上へ上げつつ、太さも出します。
(2)眉山から眉尻をペンシルで描く
ペンシルで眉山から眉尻を描きます。一気に描かず、リアルに生えている毛のように、細かい線を重ねていくイメージで。色をしっかりのせることで、顔がキュッと引き締まる。
\眉尻の長さは短すぎず。小鼻と目尻を結んだ延長/
(3)パウダーで眉の下ラインを整えます
パウダーのカーキとベージュ2色を混ぜてブラシにとり、眉下を描きます。ペンシルで描いた線をぼかしつつ、眉山の下部分がえぐれている場合は、まっすぐに整えます。
(4)眉マスカラで眉頭中心の毛流れを上向きに
眉マスカラで毛流れを上向きに整えます。全体を上に向けるとカジュアルになりすぎるので、眉頭から中央までを特に意識。ここさえ上がっていれば、一気に若々しく!
\まずは毛流れと逆方向からとかす/
完成!
“引き上げる”テクニックだけに頼らず、“引き締める”テクニックも駆使することで、たるみやゆるみを自然にカバー。重力を感じさせない仕上がりは、若々しく見えると同時に抜群に今っぽい!
【2】たるみ顔を解消!引き締め「アイメイク」
- 目元は特に引き締めが効果的なパーツ。
- シャドウもラインも目頭側に重きをおき、顔の重心を中央に集める。
- すると目尻を過剰に引き上げなくても、キュッとタイトニングされた印象に。
- さらにハイライトの光を味方につければ、メイク感を盛らずにリフトアップ!
【How to】
(1)締め色を目頭ギリギリにしっかり入れる
ベージュをまぶた全体、ピンクを二重幅に入れたら、ブラウンの締め色を目の際に。締め色は目尻側ではなく、目頭側を意識。通常より攻めて、目頭の奥ギリギリから塗ります。
\ライト&ミディアムカラーはシンプルに/
(2)目尻側1/3。部分的にラインを引きます
ラインは全体に引くと重くなるので、目尻1/3のみに。最後の目尻は水平に7mm程長く。あえて部分的に引くことで、“メイク感は最小限、上がった印象は最大限”がかないます。
(3)下まぶたの目頭の粘膜にこっそりとラインを
下まぶたの目頭の粘膜部分にブラウンのアイラインを入れます。上まぶたのシャドウ同様、ここが引き締まると顔がきゅっとタイトニングされたように。この一手間は地味に見えて効果絶大。
\下まぶたは(1)で使ったベージュとピンクを混ぜて全体に/
(4)仕上げにハイライトの光でリフトアップ
クリームハイライトを目尻下からこめかみにかけて指でのせます。ここに上昇方向の光のラインが入ることで、さらに自然にリフトアップ。目元周辺のここまで含めて、アイメイクです。
完成!
“引き締める”テクニックを駆使することで、たるみやゆるみを自然にカバー。重力を感じさせない仕上がりは、若々しく見えると同時に抜群に今っぽい!
【3】若々しい目元を作る「ブラウンアイライン」


ヘア&メイクアップアーティスト
尾花ケイコさん
- もっともっと目力をアップして、若々しい目元を作りたいとき、アイシャドウにブラウンのアイラインをプラスした平行目メイクにチャレンジしてみて。
- アイラインは黒目から水平の平行ライン。
- そこにアイシャドウの締め色を重ねます。後は基本の平行目メイクと同じ。
- 一段と陰影と立体感を深めた平行目メイクで、大人ならではの魅力が漂う眼差しに。
下がった目元をもち上げて、水平ラインまで戻すのがポイント!目の縦幅が上下平行に見えるようにアイメイクで錯覚を。
【How to】
- アイシャドウの光色で陰影プラス:ベージュをAの部分アイホールから眉下に向けて翼型にぼかし、目元全体を上向きに。下まぶた全体にも。
- アイラインを平行に引く:ブラウンのアイラインを黒目の中央から目尻に平行に入れます。目尻の三角ゾーンもブラウンで埋めて。
- アイシャドウの影色を重ねる:ブラウンをB目尻から黒目に向かって、ダブルラインのように軽く重ねます。
- ハイライトで光を増幅:ハイライトを下まぶたの目尻寄りのCに。さらにレフ板効果もアップ。
【4】ベージュアイシャドウの「平行目メイク」で3歳若返った目元に!
- 下がり気味の目元がキュッと上がって見える平行目メイク。
- 毎日のメイクに取り入れるなら、ベージュのアイシャドウの濃淡だけでも実現可能です。
- アイホールの光色と目のキワの締め色を、平行フォルムを意識して入れるだけ。
- それだけで、目力がついて3歳は若返ったような印象に。
- アイシャドウだけで作る抜け感のある仕上がりは、毎日のカジュアルアイメイクにジャストです。
【How to】
- アイシャドウの光色を翼形に:ベージュをAの部分アイホールから眉下に向けて翼型にぼかし、目元全体を上向きに。
- アイシャドウの影色を平行ラインに:ブラウンをBの目のキワに。目尻の延長線とで作る三角ゾーンもブラウンに。
- ハイライトを目尻の下に:ベージュをA下まぶた全体に、ハイライトを下まぶた目尻寄りCの部分に。ここに光が入ることで目尻も上向きに。
【30代向け】2つの「リップメイク」
【1】「ピンクブラウンリップ」で大人っぽく上品に


ヘア&メイクアップアーティスト
岡田 知子さん
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- ツヤ感発色のピンクリップは、ヘルシー映えしたいときの強い味方!
- より上品で大人っぽい“美的ピンクメイク”に落とし込むなら、輪郭を少しだけオーバーにとりつつ、口角をキュッと引き締めるのがコツ。
- すると、ツヤ感を欲張ってもオフィスにもハマる、洗練されたコンサバフェースに!
- イチ推しリップカラーは、ピンクブラウン系。
- 頬もシアー発色のディープカラーで統一し、落ち着いた大人のムードを漂わせて。
\ここをキレイに!/
【How to】
(1)リップブラシを使って輪郭の外側をなぞる
唇の輪郭に沿ってじか塗りして発色とツヤを盛った後、リップブラシに口紅をとり、唇の輪郭の外側をなぞってふっくらさせる。
(2)綿棒で上下口角の外側ギリギリを拭き取る
キレイな綿棒を使って広角の下の外側を拭き取って余分な量をオフし、キュッと引き締まったきちんと感のある口元に。上側も同様に。
\NG!じか塗りだけだとだらしない…/
色っぽいけれど、少しだけ知的さや品が足りない印象。綿棒でオフすると、口角が上がった幸せそうな口元に見えるのもいいところ。
【2】青みピンクのリップに「ベージュ系グロス」を重ねて老け見え防止


ヘア&メイクアップアーティスト
輝・ナディアさん
- 鮮やかでかわいい色と思って買ったけれど、つけたら似合わなかった…という経験はありませんか?
- 青みピンクは唇全体には塗らず、中央にだけポンポンとのせて。
- その上からベージュ系グロスをオン。
- 色のかわいさは残しつつ老け見え回避。
【BEFORE】
【AFTER】
\抜け感と優しげな印象をキープしながらかわいさも!/
【How to】
- 中央だけに青みピンクをオンしてからベージュ系グロスを全体になじませて。
\唇全体に青みリップしっかり、は危険!/
【40代向け】2つの「リップメイク」
【1】下半顔をスッキリみせる「リップテク」
- 口元のカギを握るのは口角と上下のバランス感。
- 下がった印象を与える口角下の影をしっかりはらい、下唇をコンパクトに描くと、下半顔とあごが一気にスッキリ!
- 輪郭をしっかり強調させる分、リップは淡くて控えめなピンクベージュを選ぶと目立ちすぎず上品に。
- さらに艶がありすぎると口元が膨張して見えるので、マットな質感がベターです。
【How to】
(1)コンシーラーで口角下のくすみをオフ
コンシーラーを、口角下の輪郭に沿ってのせます。ここのくすみは、たるみ感を加速させるだけでなく、不機嫌な印象をもたらすので、ピンポイントでしっかりカバー。
\広げすぎないように指でなじませる/
(2)ピンクベージュのマットリップを全体に塗ります
ピンクベージュのリップを全体に塗ります。まずはしっかり色をのせるのが目的なので、細かい輪郭部分までは気にしないでOK。オススメの色は、品よく主張しすぎないピンクベージュ。
(3)ブラシを使い口角の輪郭を整えます
ブラシにリップを少量とり、口角下の輪郭を丁寧になぞります。ここがシャープに決まると、口元が一気に洗練されます。細かい部分はブラシ使いの一手間がマスト。
(4)上唇のみオーバーに描いてふっくらと
上唇は丸みを意識して、ややオーバーに輪郭を描きます。あえて上唇のみにボリュームをもたせるという新しいバランスは、口元だけでなくあごまでスッキリと見せてくれます。
完成!
重力を感じさせない仕上がりは、若々しく見えると同時に抜群に今っぽい!
【2】一段と美しく見せる大人の「ピンクベージュ」
- 繊細な艶のある質感を選ぶのもポイント。
- 落ち着きがありながらも、どこかみずみずしい表情に仕上げることができます。
「シチューションを選ばずにつけこなすことができ、上品かつフレッシュで若々しい印象に見せてくれるリップといえば、ピンクベージュが外せません」(岡野さん)
【How to】
- リップブラシにとり、輪郭を描いてから内側を塗りつぶすようになじませる。
- 全体をややオーバーに描いて、ふっくらとした唇に。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。