美的GRAND
メイクHOW TO
2026.4.3

【吉川康雄のメイク考】血色アイラインが呼び覚ます静かな生命力|美的GRAND

この春、肌なじみのいいミュートカラーのアイシャドウが話題。くすんだり地味な印象に陥らないためにはどうすればいい? メイクアップアーティスト吉川康雄さんが、グラン世代にふさわしいふたつのアプローチを提案します。

EDIT&WRITING: 美的GRAND編集部

美的GRAND編集部

美的GRAND編集部

2018年に小学館が創刊した大人世代向け美容専門誌『美的GRAND』の編集部。40代以降の女性が抱える美容やライフスタイルの悩みに寄り添い、ドクター、研究者、美容ジャーナリスト、エディターなど各分野のプロフェッショナルと連携し、スキンケアからメイク、ヘルスケア、ウェルネスまでを多角的に紹介。「年齢に抗う」というアンチ・エイジングではなく、年齢とともに自分らしい美しさを積み重ねていくというポジティブな“ネオ・エイジング”を提唱し、信頼できる知見をわかりやすく発信することを心がけています。

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SOURCE: 美的GRAND2026年春号

美的GRAND2026年春号

3月12日頃発売

まだまだコートが手放せない日もありますが、肌は春らしく更新したい方。 お待たせしました、『美的GRAND春号』発売です…

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メイクアップアーティスト
吉川康雄
ファッション誌や広告キャンペーンなどで10年以上活躍後、渡米。以来、各国モード誌のカバーやセレブリティのポートレートなど幅広く手掛け、現在もニューヨークを拠点に活躍。2021年、自身のビューティブランド「UNMIX(アンミックス)」を立ち上げ。著書に『いくつになってもキレイ!になれる』(世界文化社)ほか。

“ 色の濃淡ではなく、光の陰影で立体感を感じさせて”


色とはすなわち反射光。その繊細な差異が奥行きを作る。ゆえにトーン違いのミュートカラーを重ねれば、自然な立体感が肌に柔らかく現れる。シェーディングカラーで凹凸を“描き足す”という発想は手放そう。スパンコールトップス/スタイリスト私物


1. ウォーター&スマッジプルーフ処方で可憐な発色を美しくキープ。
RMK グラフィック リクイド アイライナー EX-02 ¥3,300(限定品) 
グラフィック リクイド アイライナー[2026年 1月発売]の詳細・購入はこちら


2. リップ、アイ、フェイスとマルチに使える。ルック01でRMKのリキッドに重ねて使用。
メイクアップフォーエバー アーティストカラーペンシル 424 ¥3,520 
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3. 美容成分をたっぷり配合し、つややかにプランプアップ。
アディクション ザ リップグロス 002 ¥4,070 
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4. 保湿オイルを含んだパウダーがスルスルとのびてふわっと色づく、新感覚のマット口紅。
M・A・C パウダー キス ヘイジー マット リップスティックサルトリネス ¥4,840 
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5. 4色すべてに血色感を醸すレッドパールを配合した4質感のウォームニュアンス。ルック02に使用。
THREE スターゲージングアイシャドウクアッド 10 ¥7,480 
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6. 多彩に煌めくピンクトーンのグラデーション。ルック02に使用。
ジルスチュアート ビューティ ドレスドブルーム アイズ 02 ¥6,600 
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7. 8. 9. 高密着オイル配合でしっとり溶け込むように彩る。101Pと104Pで影を仕込み、101SPで硬質な輝きを添えて。
アディクション ザ シングル アイシャドウ パール 101P, 104P 同 スパークル 101SP 各¥2,530(限定品)
ザ シングル アイシャドウ パール[2026年 1月発売]の詳細・購入はこちら

吉川さんの美容哲学は、まさしく『美的GRAND』が提唱する「経年美化」にあります。

「人は生まれた瞬間から年を重ねていく。それは抗えない。だからいかにそれを受け入れて楽しく表現できるか。それはすべての世代にいえることで、幸せに年を重ねていくための美容、それが本来の美容のあり方だと思うんです」
 
だから吉川さんのメイクアップの信条は、素の魅力を軸に生き生きとした肌と血色感を再現すること。それは彩度抑えめのくすみ系が基本となるミュートカラーメイクアップを大人が取り入れる際の大きなカギとなります。

「今年の春も全体的にミュートカラーのアイシャドウが多いですよね。そこで大人の女性におすすめしたい、ふたつのルックを作ってみました。アイメイクは誰にでも似合うシックなブラウン、もしくは血色をほんのり感じさせるブラウンで仕上げています。つまり無彩色ということ。でもそれだけでは大人の女性の場合、ちょっと不健康な感じがするし疲れた顔に見えやすい。そこで血色を感じさせながらちょっと遊びのあるポイントメイクを加えることによって、春のミュートカラーをシックに楽しめるようデザインしたのが、今回のふたつのニュールックです」
 
最初のルックは極めてナチュラルな仕上がりでありながら、目のキワに細く入れた赤がさりげない色香を醸し出しています。

「ミュートカラーのアイシャドウを使う場合、色の濃淡ではなく光の陰影で立体感を感じさせることがポイントです。ここではアイシャドウが持つ静かな色調と質感、繊細な煌めきを生かしたアイメイクに仕上げ、春の光に輝く華やかさを引き出しています。でも煌めきだけでは淡く、メリハリに欠けてしまうため、血色の表現にひとひねり。ややくすみのある大人ピンクをアイライナーに用い、目元に静かなワンポイントを効かせています。マスカラは自然な黒。口元は同様にナチュラルな無彩色なんだけれども、自然な血色を生かしたツヤ感を加えることで、不健康に見せることなくシックなメイクトーンを楽しめるようにしています」

質感に生命力を宿すそれが大人のミュート

「大人のミュートカラーメイクは、テクスチャーで健康感を表現することで、生き生きとした色香を洗練されたカラーと共に楽しむことができます。無彩色という抑制された色調にこだわりすぎて、ストイックにマットな質感で仕上げると、どうしても不健康な印象を与えてしまいます。そこは気をつけてほしいですね。“引き算メイク”を意識するあまり、ツヤ感のないパウダリーな質感だけでまとめると、それはシックではなく、ただのお疲れ顔。テクスチャーで生き生きとした生命感を宿す、それが大人のミュートメイクで押さえておくべき大切なポイントです」

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

EDIT&WRITING: 美的GRAND編集部

2018年に小学館が創刊した大人世代向け美容専門誌『美的GRAND』の編集部。40代以降の女性が抱える美容やライフスタイルの悩みに寄り添い、ドクター、研究者、美容ジャーナリスト、エディターなど各分野のプロフェッショナルと連携し、スキンケアからメイク、ヘルスケア、ウェルネスまでを多角的に紹介。「年齢に抗う」というアンチ・エイジングではなく、年齢とともに自分らしい美しさを積み重ねていくというポジティブな“ネオ・エイジング”を提唱し、信頼できる知見をわかりやすく発信することを心がけています。

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撮影: 内山拓也(SIGNO・人物)、村山千太(静物)

メイクアップ: 吉川康雄

ヘア: 芝田貴之(SIGNO)

スタイリスト: 吉田宗平(SIGNO)

モデル: 石田夢実(MOMENT)

構成・文: 木津由美子

SOURCE: 美的GRAND2026年春号

美的GRAND2026年春号

3月12日頃発売

まだまだコートが手放せない日もありますが、肌は春らしく更新したい方。 お待たせしました、『美的GRAND春号』発売です…

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