健康・ヘルスケア
2021.5.14
授乳中じゃなくても注意が必要! 喫煙が原因で乳腺炎になる!? 「乳腺症」のサインやを専門家が解説
乳腺炎になったら治療?放置?授乳中や授乳関係なく乳腺炎になるパターンも!乳腺専門医の片岡明美先生にお話を伺いました。
授乳中に乳腺炎になりました。治療した方がいいですか?
A.乳腺炎の治りが悪ければ、放置せずに治療を!
「乳房が腫れて痛む、うまく授乳できない…など、授乳中に起きる乳腺炎は、症状がさらに進む前に治療するのが◎。授乳中の乳腺症には、
お乳ができすぎて
詰まる『
うっ滞性乳腺炎
』と、授乳時に何らかの細菌に感染する『
化膿性乳腺炎
』があります。
たまに授乳に関係なく、
乳首から自然に出る分泌物が詰まって
乳腺炎になる人がいて、その大半は
喫煙者
。喫煙によって肌の
毛穴が詰まりやすく
なるのと同様、乳首も出口が塞がりやすくなるのです。炎症を繰り返す人は、
治療と同時に禁煙
がマスト!」(片岡先生)
乳腺症のサインは、お乳がパンパンに張って痛い、乳房が熱をもっている、熱が出る、体がだるい…など。病状が進まないうちのケアが大切。
『美的』2021年5月号掲載
イラスト/チブカマミ 構成/つつみゆかり、有田智子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
かたおかあけみ/がん研有明病院乳腺センター医長。九州大学病院などで臨床経験を積み、’08年より東京へ。’15年より副医長→現職。