あなたは「背中で握手」できる?肩コリ解消、ぐっすり眠れる、猫背改善…意外なメリットを“柔軟王子”村山 巧さんが解説
多忙で背中がガチガチ…そんな方におすすめなのが「背中握手」! できるようになるだけで、首コリ・肩コリ・背中の張りを解消、血流と睡眠の質UP、美姿勢GET…といいことずくめ! “柔軟王子”こと柔軟美トレーナー・村山 巧さんに「背中握手」のメリットと、すきま時間にできるストレッチを教えてもらいました。
背中で握手ができるようになる美習慣
\背中で手と手をギュッ!/
■「背中握手」できるようになると体にいいことずくめ!
□首コリ解消
□肩コリ解消
□背中の張り解消
□猫背の改善
□巻き肩の改善
□ぐっすり眠れる
□血流UP
…etc.
■美的クラブもテレワークなどで肩コリに悩む人がいっぱい
肩コリがある 92.2%
(有効回答245人、2020年6月9日~15日)
在宅勤務で体のコリを訴える人が急増。肩コリ以外も、首コリ、背中の張りと悩み多き女子も。
■背中握手ができない人は首、肩、背中の筋肉がこり固まっている可能性大!
首と肩胛骨をつなぐ僧帽筋、その深部に潜む肩胛挙筋、肩にある三角筋がこり固まると背中にぜい肉がつき、首・肩コリ、背中の張りに。実は脇の下にある大円筋、二の腕の上腕三頭筋も肩コリの隠れ原因。大胸筋、小胸筋が固まり縮こまると肩が内側に入り、猫背・巻き肩を招く。
体の柔軟性を高めてコリ&張りをスッキリ解消
おこもり生活やデスクワークには厳しい在宅環境でこり固まった体…。
「こっている自覚がなくても背中で握手ができない人は、上半身の筋肉がこり固まっている証拠です」と柔軟美トレーナー 村山 巧さん。もともと超合金張りのガチガチだった体を村山さんは独自研究で超柔軟体に。
「デスクワークでもこらない人は、実は無意識に体を動かし、筋肉を柔らかく保っているのです。コリをほぐすには、こまめに筋肉をほぐすことがいちばん。まずは、毎日、ストレッチを2週間続けてください。背中に手が回る程の柔軟性が得られれば、首・肩・背中のつらいコリや張りも改善します」
\右も左もギュッ!/
2週間で背中握手ができる!ランチタイムのプチストレッチ
ストレッチは朝よりも昼からスタートするとGOOD! 昼食頃になると体が温まり、筋肉を緩めやすくなるそう。
筋肉をつかんで動かし、肩周りを緩める「ぐるぐる腕回し」【左右各30回】
「パソコン作業で固まった大円筋と三角筋、前傾姿勢で縮んだ大胸筋と小胸筋をしっかりほぐして、上半身を緩めましょう」(村山 巧さん/以下「」内同)
【1】脇の下の前側をつかんで腕をゆっくり後ろに回す。
\人さし指を脇のくぼみに差し込みつかむ/
【2】脇の下の後ろ側をつかんで腕をゆっくり後ろに回す。
\親指を脇のくぼみに差し込みつかむ/
【3】肩の外側をつかんで腕を前後にゆっくり動かす。
教えてくれたのは…
“柔軟王子”こと柔軟美(R)トレーナー
村山 巧さん
むらやまたくみ/自身の体で柔軟性の研究を重ねる。著書『自分史上最高の柔軟性が手に入るストレッチ』(かんき出版)が話題。10月に新刊発売予定。
『美的』2020年10月号掲載
撮影/深山徳幸 イラスト/久保田ミホ 構成/金子由佳・有田智子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。