健康・ヘルスケア
2020.7.13

虫刺されの痒みは冷やすと治るって本当?真相をムヒの研究者に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日々の生活で生まれる美容やライフスタイルの疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は虫刺されについて。蚊などに刺された痒みは、冷やすと治ると言われていますが本当なのでしょうか? 虫刺されの痒み解消のプロ、ムヒなどでおなじみの池田模範堂研究所の医薬情報グループ長の高橋亜貴子さんに聞いてみました。

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Q:虫刺されの痒みは、冷やすと治るって本当?

夏になると俄然増えてくる蚊などによる虫刺され。キャンプだけでなく、自宅の庭やベランダ、夜道でうっかり刺されてしまうということも多いです。この痒みを伴う虫刺されの場合、冷やすと痒みが消えるということが言われていますがホントなのでしょうか。単なる気休め? 気分的にそう感じるだけ?  虫刺され治療薬、ムヒなどでおなじみの池田模範堂の高橋亜貴子さんに聞いてみました。果たしてその真相は

A:本当です

皮膚の感覚には、痒みのほかに痛み熱さ”“冷たさなどの温度感覚があります。その中で痒みはいちばん感じにくい感覚です。そのため、痒みを感じているときに冷やすと冷たいという感覚が痒みの感覚よりも優先され、痒みの感覚が抑えられると言われています」(高橋亜貴子氏・以下「」内同)

爪でバッテンを作ると痒みが治る?

子どものころ、蚊に刺された部位に爪などでバッテンを作ると痒くなくなる、といってやったことがある人も多いのではないでしょうか。これも、一時的に痛みの刺激を与えるので、痒みを和らげる作用があるそう。ただし、掻くことと同じで症状がひどくなることもあるらしく、プロとしては爪バッテンはおすすめできないそう。

蚊に刺されると痒くなるのはなぜ?

「蚊は血を吸うときに唾液を注入します。蚊の唾液は、人間にとっては異物のため、体内に入ると異物を排除しようとする反応が起こります。これはアレルギー反応と呼ばれる、人に本来備わっている防御反応。症状としては痒みや赤み、腫れが起こります。つまり、蚊に刺されたときに起こる症状は、蚊の唾液によるアレルギー反応なのです」

虫刺されの薬はどのタイミングで塗るのが効果的?

そうは言っても、冷やしても痒みは一時的に和らぐだけ。やはり虫刺されの薬を塗るのが有効です。では、虫刺されの薬を塗るベストなタイミングはいつなのでしょう。

刺されたら、一刻も早く虫刺され薬を塗るのが効果的です。特に掻くとさらに炎症がひどくなるので、掻かずにすぐにが鉄則です。虫刺されの薬には痒みを抑える痒み止め成分と赤みや腫れを抑える抗炎症成分が配合されています。そのため、痒みを抑えると同時に赤みや腫れにも効果があります。刺されてすぐの痒みには、ステロイド無配合で定番の『ムヒS』、ぶり返す痒みには、ステロイド成分配合で、ダニ・ノミ・毛虫・ムカデなどの毒虫にも効果のある『ムヒアルファEX』をおすすめします。また、携帯に便利な『ポケムヒ』も女性に人気です

【おすすめの虫刺されの薬】

ムヒS(第3類医薬品)

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「いろんな痒みにお使いいただけます。スーッとした清涼感(ℓメントール、dl-カンフル)と痒みを抑える成分が皮ふにしみこみ、すぐれた効き目をあらわします」
効能:痒み、虫さされ、かぶれ、しっしん、じんましん、あせも、しもやけ、皮ふ炎、ただれ
18g ¥550

ムヒアルファEX(第2類医薬品)

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「効き目にこだわった“PVA+ジフェンヒドラミン塩酸塩”の組み合わせ処方です。すぐれた抗炎症効果をもつPVA(プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル)に、痒みを抑えるジフェンヒドラミン塩酸塩を組み合わせました。ダニ・ノミ・毛虫・ムカデ・クラゲなどによるがまんできない虫さされ・痒みにしっかり効きます」
効能:虫さされ、痒み、しっしん、皮ふ炎、かぶれ、じんましん、あせも
15g 1,200

ポケムヒS(第3類医薬品)

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「ポケットやポケットやポーチに入る大きさで、いつでもどこでも使える携帯に便利な痒み止めです。虫さされによる痒みはもちろん、いろいろな痒みに使えます。家庭の常備薬とは別に、個人用の痒み止め薬としてとても便利な1本です。痒み止め成分(ジフェンヒドラミン塩酸塩)と清涼感成分(ℓメントール、dl-カンフル)配合で、痒みをクールにすばやく鎮めます」
効能:痒み、虫さされ、皮ふ炎、かぶれ、じんましん、しっしん、あせも
15mL 550

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株式会社池田模範堂
高橋亜貴子さん

研究所医薬情報グループ長。薬剤師。長年の商品開発の経験を活かし、お客様相談窓口をとりまとめると共に、社内外の勉強会等の講師を務めることで、商品に関わる学術情報を広く提供する業務に従事。

株式会社池田模範堂
オンラインショップ

文/野邑みえ(all the way)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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