健康・ヘルスケア
2020.1.27

生理のお悩みQ&A|漏れが心配、PMSがつらい…婦人科ドクターが解消法を回答!

女性なら誰もが何かしら生理についての悩みがあるもの。そんな様々な生理に関する悩みの解消法を、アヴェニューウィメンズクリニック 院長の福山千代子先生に教えていただきました。

Q.量が多すぎて、いつも漏れが心配。恥ずかしくて、人に相談もできず…

A.まずは婦人科検診を。低用量ピルが向かなければ、ミレーナという選択も

「過多月経は、粘膜筋腫や内膜症などの病気が隠れている場合もあるので、まずは受診が先決。月経量を減らす方法としては、低用量ピルのほか、黄体ホルモンを子宮内に放出し続けるシステム(IUS)の医薬品『ミレーナ』を子宮内に挿入する方法があります」

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ミレーナは、黄体ホルモンを付加したリングを子宮内に入れることにより、5年間子宮の内膜に黄体ホルモンが働くので、経血の量を抑えることができる。

\使っています!/
●経血量が多いのが悩みで、産婦人科で勧められました。最初は少し出血があったけれど、数か月で生理がなくなり超快適に。半年〜年1回、定期検査が必要ですが、保険もきいたし5年間入れたままでいいのも楽(編集・42歳)

Q.PMSがつらいんです。

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A.低用量ピルや漢方薬で軽減できます。食事やライフスタイルの見直しも必要

「生理前のイライラ、落ち込み、疲れ、眠気、肌あれなど、いわゆるPMSの症状も、それで生活に支障が出るようなら我慢すべきではありません。一度婦人科を受診して、低用量ピルや漢方薬など、つらい症状を的確にコントロールする方法を指導してもらいましょう。また、ストレスの多い日常を見直すことも大切。ビタミン・ミネラルたっぷりの食事、適度な運動や休息、良質な睡眠など、自律神経やホルモンのバランスが自然に整ってくるようなライフスタイルを心掛けて!」
PMSの症状にしろ、生理の影響は人によってさまざま。我慢せず、コントロールする方法を見つけるのが賢明。

\こうしています!/
●友達に会って気晴らし(自営業・33歳)
●自分に優しくする(主婦・28歳)
●自分の時間を作ってリラックス(保育士・28歳)
●体を温める(保健師・34歳)
●ピルを服用。カイロ、スクワットで血流を促し、ビタミンCと鉄分を摂取。ヨガでリラックスとストレス抜きも(Webデザイナー・34歳)
●無理せず、生理前だからと受け止める(会社員・31歳)
●ラズベリーリーフティーを飲む(クリニック勤務・27歳)

 

回答してくださったのは…
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アヴェニューウィメンズ クリニック 院長 福山千代子先生
金沢医科大学卒。日本産科婦人科学会専門医。東京大学医学部附属病院勤務などを経て、’09年から現職。女性ホルモンの影響を受け、さまざまな悩みを抱える女性たちに親身に寄り添う診療が評判。

『美的』2月号掲載
イラスト/船越谷 香 構成/つつみゆかり

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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