なんとなく落ち込む“メンタル不調”を解決!|瞑想や運動、涙活etc…簡単メソッド5つ
夏の疲労やセロトニン不足から来るメンタル不調。ストレスも自律神経を乱し、心のバランスをくずす原因になります。やる気が出ない、気持ちが沈むなどのメンタル症状は、原因別に対策を考えるのが不調解決の近道です!
症状:気分が落ち込む
【1】呼吸に集中する瞑想でリラックスモードに
「瞑想には精神的ストレスや脳疲労を軽減する効果があります。癒し効果を高めるなら、好きな香りと一緒に。自然と深い呼吸になり、心と体の力が緩んでいきますよ。特にベルガモットやスイートマジョラムなどは気持ちを前向きにしてくれる香りです」(久手堅先生)
心の安定を助けるスイートマジョラムの香り
幸福を象徴するハーブ。甘さの中にわずかなスパイシーさが香る。生活の木 マジョラム精油 10ml ¥1,870
ベルガモットのアクセントですがすがしい気持ちに
屋久島産クスノキオイルに柑橘類の香りをブレンド。KITOWA インセンススティック KUSUNOKI ¥5,500
あぐら、またはイスに座った状態で背筋を伸ばす。手のひらを上にしてひざ近くに置いたら、目を閉じて自分の呼吸に集中。
【2】運動でストレス発散してネガティブ感情を撃退!
「ストレスによる気分の落ち込みには体を動かすのが効果的。キックボクシングや瓦割りなど、自分が楽しめるものでストレスを吹き飛ばしてみて。的に斧を投げるスポーツも気持ちがスカッとしますよ」(若林先生)
【3】太陽の光を浴びて自然のパワーをチャージ!
「東洋医学では、秋冬は陰気の季節です。夏の間にしっかり日に当たらないと陽気不足でパワーが足りず、意欲の低下につながります。今からでも日差しを浴びて、体を動かすことが大切」(若林先生)、「太陽の光を浴びないと、精神安定に関わるセロトニンが合成されません。さらに、これから日照時間が減ると冬季うつ病のリスクも高まります。朝起きたらまずはカーテンを開けましょう」(久手堅先生)
【4】週1回の“涙活(るいかつ)”で心をリフレッシュ!
「感動や悲しみで流れる涙には、自律神経の切り替えをスムースにする働きがあります。泣いた後は気分がスッキリして、体が一気にリラックスモードに。涙ひと粒で、1週間程ストレス解消効果が持続するという説もある程! 泣ける映画や小説などで、手軽に“涙活”をしてみましょう。副交感神経が優位になることで、眠りにつきやすくなるので、寝る前に行うのがベストです」(久手堅先生)
ライターOが体験!物を思いきり破壊できる新感覚のアミューズメントパーク
\ハンマーで物を壊して気分爽快!/
体験したのは割れ物10個と小型家電1台を壊せる「スタンダードコース」。つなぎに着替え、ヘルメットや防護靴を装着したらスタート!グラスを投げたり、ハンマーやバットを使ってたたき壊したり、現実ではなかなかできないことが堂々と楽しめます。終わった後はモヤモヤが晴れて、心が軽やかに!
REEAST ROOM 池袋店
東京都豊島区東池袋1-44-17
TEL:03・5924・6990
営業時間:15:00〜22:30 ※土日祝は10:00~ 無休
料金:スタンダードコース15分 ¥4,380
【5】セロトニンを増やす食べ物で体をハッピーに!
「幸せホルモンのセロトニンを分泌させるには、食事も大切です。セロトニンの原料となるトリプトファンや、合成を助けるビタミンB6や炭水化物をとりましょう。バナナにはこの栄養素がすべて含まれています。玄米や納豆、卵などの食材もおすすめ」(久手堅先生)
『美的』2022年10月号掲載
イラスト/沼田光太郎 構成/つつみゆかり、金子由佳、大瀧亜友美
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
くでけんつかさ/2013年に開業。自律神経失調症外来、気象病・天気病外来など複数の特殊外来を立ち上げ、多くのニーズに応える。