健康・ヘルスケア
2022.3.27

【子宮頸がん】早期発見で100%治癒できる! よく聞くけどどういう病気? 主な原因は?|女医が解説

20代から急増するがん。年に一度は受診するのが美的世代のマスト!

子宮頸がん検診

早期ならほぼ100%治癒。9価ワクチンで約90%予防可能に

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美的世代が必ず受診したいがん検診のひとつが子宮頸がん検診。子宮の入り口にできる子宮頸がんの主な原因は、性交渉で感染するヒトパピローマウイルス。

「’21年に約90%の子宮頸がんを予防できる9価のワクチンが承認されましたが、それ以前の4価のワクチンの予防効果は50〜70%程度。ですから以前にワクチンを接種した人でも検診は必要です。自治体の検診では2年に一度となっていますが、子宮頸がんは20代から急増するので年に一度の受診が必要。早期に発見できればほぼ100%治癒できます」

【子宮頸がん罹患は20代から急増】

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子宮頸がんの発症のピークは30~40代ですが、20代半ばから急増。’21年からワクチンの接種勧奨が再スタート。

オプションの経腟超音波は必ずセットで受診して!

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子宮頸がん検診と併せて受けたいのが、オプションになっていることが多い経腟超音波検査。
「子宮や卵巣の様子を詳しく観察することができるので、子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣のう腫といった子宮頸がん以外の疾患の発見に有効。自覚症状のない子宮と卵巣の病気を早期に見つけることができます」

常喜医院院長

常喜眞理先生

『美的』2023年3月号掲載
イラスト/どいまき 構成/青山貴子、金子由佳、有田智子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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