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2021.6.3

ストレスや疲労で年間3〜4万人が発症!突然聞こえなくなる「突発性難聴」の予防&対策

ストレスや疲労からある日突然聞こえなくなる突発性難聴。もしかしたら突然あなたの身にも起きるかも!?治療のスタートが大事な病気なので、今のうちにきちんと知っておきましょう。

受診は発症48時間以内に!突然聞こえなくなる突発性難聴

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日本橋大河原クリニック 院長

大河原大次先生

ストレスや疲労などで年間3~4万人が発症!

急に耳がボワーンとして、片耳が聞こえにくくなり、耳鳴りやめまい、耳詰まりがする突発性難聴。
「原因は内耳のウイルス感染、疲労やストレスで自律神経のバランスが乱れたことによる血流障害と考えられています。この病気の怖い点は、発症後すぐに治療をしないと聴力の回復が難しいこと。2日以内の治療開始が望ましいのですが、遅くとも2週間以内に受診しましょう。それ以上になると聞こえないままになる可能性が大。治療は副腎皮質ホルモン剤などの内服薬です」(大河原先生)。
突発性難聴は、治療のスタート時期が重要。耳が聞こえづらいと思ったらすぐに病院へ!

もしかして突発性難聴?耳の健康Check!

  • 突然、片耳が聞こえなくなる
  • 耳鳴りがする
  • めまいがする
  • 耳詰まりを感じる

耳が聞こえなくなったら、すぐ病院へ!

予防&対策は日々の生活にあり!耳の聴力を守る5か条

(1) バランスの良い食事をとる

規則正しい生活と共に大切なのが食事。糖質、脂質、たんぱく質の3大栄養素に、ビタミン、ミネラルを加えた食事を心掛けることが基本。腹八分目を意識して。

(2) 適度な運動をする

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ウォーキングやランニングなどの有酸素運動、深い呼吸をしながら行うヨガは血流UPに最適。新鮮な空気を体に取り入れることでリラクゼーション効果も。

(3) 良質な睡眠をとる

睡眠不足は疲労が蓄積するだけでなく、ストレスがたまりやすくなる原因に。睡眠の質を上げるためにも就寝2時間前までにはスマホから離れ、1時間半前までに入浴を!

(4) ストレスをためない

自律神経を整えるにはストレスコントロールが大切。ぬるま湯にゆっくり入浴したり、アロマセラピーやハーブティーを楽しむなど、リラックスする時間を設けると◎。

(5) 過度な飲酒&喫煙はNG

お酒でストレス発散しても、一時的な解消法で長期的にはストレスを増長させることに。また、たばこは血管を収縮させて血流の悪化を招くので禁煙を。

激しいめまいを繰り返すなら…メニエール病かも!?

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当てはまったら要注意!メニエール病の症状Check!

  • 激しいめまい
  • 吐き気
  • 耳鳴り
  • 聴力低下

20~40代女性に多いメニエール病は内耳にリンパ液がたまる病気。突発性難聴と症状は似ているが、何度も激しい回転性のめまいを繰り返すのが特徴。原因は疲れやストレスなどで、予防法は突発性難聴と同じ。

『美的』2021年4月号掲載
撮影/深山徳幸 イラスト/松元まり子 構成/金子由佳、むらなかさちこ、有田智子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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