口内トラブルが激減! 着色や口臭の原因を除去する「プロのクリーニング」を美的クラブが体験
マスク内に籠る口臭、気になりませんか?コロナ禍の今こそ、口内をキレイに保つことが不可欠です。ニオイの原因を撃退&歯の表面の汚れも除去する歯科のクリーニングを、美的クラブメンバーが体験してみました♪
【一般歯科】歯の治療はもちろん、マスクに籠る口臭退治も!
歯磨きでは落ちない汚れを専用の器械と薬剤で一掃!
歯科医院に行くのは虫歯や歯周病などトラブルが生じたときだけという人、けっこう多いのでは? でも、歯科の「クリーニング(PMTC)」で口内のコンディションは飛躍的にUP! 活用しない手はありません。
「歯の根元や歯と歯の間に蓄積した歯垢や歯石は、虫歯や歯周病だけでなく、歯の黄ばみや口臭の原因にもなります。歯科医院のクリーニングは、専用の器具を使ってそれらをキレイに取り除き、歯の表面の着色汚れも除去。定期的に受けることで、美しく健やかな口内を保つことができます」(小川先生)
口内環境が気になる美的クラブメンバーが「歯科クリーニング」を体験!
体験したのは…
美的クラブ 荒井香織さん(ヨガインストラクター・36歳)
「歯科医院のクリーニングを受けたのは、かなり前。毎日歯磨きはしていますが、やっぱり歯垢や歯石はたまっちゃいますね。着色も気になります」
クリニックDATA
「アンチエイジングデンタルクリニック」のクリーニングメニュー(自由診療)
PMTCクリーニング60分¥10,500、クイッククリーニング30分¥5,000など。
※保険診療の範囲内(歯周病治療の目的など)で行うクリーニングには保険が適用され、3割負担の人で¥3,000程度。予防目的、美容目的でのクリーニングには保険は適用されません。
(1)超音波洗浄で歯垢・歯石を除去
ネバネバの歯垢は水で洗い流し、固くこびりついた歯石は超音波の振動で砕き、柔らかくして除去。超音波振動と共に殺菌作用のある洗浄液が出るため、同時に雑菌を消毒することができる。
(2)フロスで歯周ポケットまで掃除
デンタルフロスを使って、歯と歯の隙間や歯周ポケット内の汚れを除去。フロスがほつれると汚れが付着している証拠。しっかりからめとり、スルスル通るようになるのを確認。
(3)エアフロー(洗浄機械)で着色をオフ
微粒子パウダーを歯の表面に吹きつけて、歯ブラシでは落とせない着色汚れや細菌の膜を除去。汚れの程度に応じて、アミノ酸や重曹など、パウダーの成分を調整。
(4)ペーストで磨いて、エナメル質を丈夫に
歯と同じ成分のミネラル(カルシウム、リン)を配合したクリームで、歯の表面を磨き上げ、歯質を強化。汚れがつきにくくなる。
(5)歯間ブラシで歯と歯の間をケア
歯間部とその付近の歯肉を歯間ブラシでマッサージ。歯間の汚れを取り除き、歯肉に心地よい刺激を与えて血流を促し、自浄作用を活性化する。
(6)指を使って歯茎をマッサージ
指で歯茎全体をまんべんなくもみほぐす。圧をかけてパッと指を離すなど、適度に刺激を与えて血行を促し、歯茎のくすみもケア。
歯ブラシでは落とせない茶渋汚れがスッキリ!
\Before/
\After/
前歯の裏側の細かいへこみに入り込んだ着色汚れを、微粒子パウダーのジェット噴射がスッキリ除去。エナメル質がつるんとキレイに。
『美的』2020年12月号掲載
撮影/深山徳幸 イラスト/室木おすし 構成/つつみゆかり
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
おがわあきこ/歯科医、抗加齢医学会専門医。アンチエイジングの考え方を歯科分野に取り入れ、審美歯科、予防歯科を中心に診療を行う。知識と経験を生かし、講演やセミナーなども。