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2019.1.12

鈴木拡樹の美意識は?「人から見られているという意識は常に持ってる」『映画刀剣乱舞』インタビュー

名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた"刀剣男士"を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』。これまで舞台やアニメ化もされ、“とうらぶ”という愛称で呼ばれ人気を博していますが、待望の『映画刀剣乱舞』が1月18日(金)に公開されることに! 今回、主演を務める三日月宗近役の鈴木拡樹さんにインタビュー。『刀剣乱舞』の舞台版にも出演し、大人気の鈴木さんに、作品の魅力やご自身の美意識について語ってもらいました。

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――映画化になると聞いたときの感想をお聞かせください。鈴木さんをはじめ、舞台版から引き続いてご出演する方もいらっしゃるとのことで、やりやすかったですか?

鈴木:ビックリしましたね。でも舞台、映画と両作品やらせていただくことはなかなかない機会なので、うれしかったです。最初はまたゼロからの気持ちで挑まないといけないと考えていましたが、耶雲哉治監督が舞台でみんなが積み上げてきたものもちゃんとのせてくれって言ってくださって。ゼロからじゃなくなったのは大きかったですし、舞台でもやっていたことがいきたとも思います。

――映画と舞台版ではどんな違いが? 映画を経験したことで、新しい気付きはありましたか?

鈴木:僕はそんなに映像経験がないので、現場で学ぶことが多かったですし、映画を通して、改めて『刀剣乱舞』の良さに気付かされましたね。

舞台だとお客さんに想像してもらう範囲がすごく広かったんですが、映像化されることによってこんなに見える世界が違うんだと感じて。合戦シーンはとてもリアルな戦場が映し出されていますが、そこにエンタメな的な要素も含んでいる“刀剣男士”が戦ってるシーンがあいまって、『刀剣乱舞』はこういうバランスでできてるんだと知れました。舞台ではお客さんに想像してもらい少し曖昧なところもあった“人ならざるものと人”が、映画ではすごくくっきり分かれていました。

――鈴木さんが演じる三日月宗近は、平安時代の刀工で三条宗近作の太刀。 天下五剣の一つでその中でも最も美しいと評され、器は大きいが究極のマイペースという役どころ。鈴木さんから見た三日月の魅力は?

鈴木:三日月は“心を開かない魅力”があり、地球から見た月みたいな人だなと思います。地球から見える月は美しいけど、その裏側は見えない。見える部分のその裏ってどうなんだろうと想像してもらうところが、このキャラクターの魅力だと思いますね。

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――ちなみに、ご自身と三日月と共通する部分はありますか? お話していて落ち着き具合が通ずる部分があるのかなと感じました。

鈴木:ゆっくりめという意味のマイぺースなところや、考え込んで言葉にしていないところは、似ているかもしれないですね。団体で話している時は特にそうなんですけど、みんながワイワイ言ってるのを聞いて楽しんでいる中で、僕は会話しているつもりだったけど、結局その場で一言も発してなかったりとかもあって(苦笑)。基本的に聞き手なので、自分の中ではいろいろ会話したつもりでも、相手からしてみたらあんまりしゃべってないよねっていう印象を与えることはあるかもしれないです。

――映画では、明智光秀が織田信長を襲撃した“本能寺の変”を軸に、信長を逃がして歴史を変えるようとする時間遡行軍と、歴史を守ろうと奮闘する刀剣男士たちの戦いが描かれることに。みんなが知る歴史を新たな視点で楽しめる作品になっていますね。

鈴木:そうですね。歴史は可能性を追い求めるのが楽しいと、改めて思いましたね。今回描かれるのは新しい説ですし、『刀剣乱舞』という世界観だからこそ出せた物語でもある。特殊ですが、刀目線で見る歴史物語で、語り継がれた歴史とは違う本当の答えを物である刀剣だけが知っているっていうところが面白いと思います。

――殺陣やワイヤーアクションなど、映画ならはでの迫力のあるアクションシーンも見どころですが、苦労されたことはありましたか?

鈴木:今回、事前にアクション監督が耶雲監督と話し合い、こう撮りたいっていう動画をアクションチームで作ってくれていて。それを見て、お客さんにどういう風に見えているかを知ってからやれたのは、舞台とは大きな違いでしたね。現場で苦労したのは、狭い場所での戦い。太刀が振りづらくて、そこはすごく難しかったですね。

――様々な登場人物がアクションを披露していますが、鈴木さん一押しのアクションシーンは?

鈴木:全員アクションに個性がのっていて面白いんですが、僕が特に感銘したのは織田信長役の山本耕史さんの殺陣です。合戦シーンではなく信長だけのシーンですが、信長としてリアルな人間の殺陣を披露してくれてるからこそ、前後で戦ってる僕たちの合戦シーンの戦いもいきてると思います。

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―山本さんとは初共演ですよね。刺激を受けたことも多かったのでは?

鈴木:ありすぎますね。こんなに可愛がってくださる先輩は、初めてで。撮影が終わった後も連絡をいただいて、ご飯に連れて行ってくださったり、舞台を見に来てくだったり、相談にのってくださったり。撮影の時もそうでしたが、山本さんは周りの人をすごく和ませてくださるんです。そういう居方を見ていて、たくさんの方に素敵だなって思われる方なんだろうなと感じましたね。

今まで目指したい役者さんはいますかと聞かれたら、人の後を追ってるだけではいけないとも思っていたので浮かばなかったですけど、今だと山本耕史さんって答えます。それぐらい僕を変えてくれた方で、本当に嬉しい出会いでした。

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――小林靖子さんの映画脚本を全編収録した『映画刀剣乱舞 公式シナリオブック』など、『映画刀剣乱舞』の関連書籍が6冊、映画公開日に小学館より刊行されることに。文字でも“映画刀剣乱舞の世界”に触れることができるということで、鈴木さんはどう思われますか?

鈴木:小林さんの脚本は、僕たちの映画の原点。映画化するって聞いて、どんな作品になるんだろうとワクワクしながら読みましたし、キャストのみんながこれで想像を膨らませて、映画を作っていったんです。

映画を見る前でも見た後でもよいので、ぜひ僕たちと同じような気持ちで読んでもらえたらうれしいですし、映画を制作していくワクワク感を体感してもらいたいですね 。

―三日月は平安貴族のような優雅さ、美しい容姿をもつキャラクターですが、鈴木さん自身も美意識は高い方ですか?

鈴木:僕自身、美意識はそんなに高くはないですが、人から見られているっていう意識は常に持っていないといけないなとは思っています。

この仕事を始める前から「外に出るときは絶対にワックスをつける」とかすごく意識していましたし、俳優業も人に見られるお仕事なので、気はつかっていますね。

もし家にこもっていたとしても、人から見られるかもしれないと思っていたら、美につながっていく。常にそういった気持ちを持ち続けることが大事なのかなと思います。

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――ちなみに、肌や髪がキレイな女性には惹かれますか?

鈴木:しますね。ほっぺたとか見ていて柔らかそうだなと思ったら、さすがに犯罪になっちゃうので触りはしないですけど、気持ちとして“つん”ってやってみたいなっていうのは思います(笑)。

――頑張って働いてる女性たちにエールをお願いします!

鈴木:僕はすごく周りの人に恵まれている、職業は違っても自分だけでは仕事はできないんだなと常に感じていて。さっきの美意識の話と重なりますが、常に人を意識すること、人から受けた恩を忘れずに頑張りましょうって思います。

――2019年はどんな年にしていきたいですか?

『刀剣乱舞』のようにまた長期的に携われるような作品につけたらなと思います。そういう作品との出会いを求めて活動を続けたいですし、舞台や映像など、いろんなジャンルで活躍したいです。

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――では最後に、作品を楽しみにしている方にメッセージをお願いします。

『刀剣乱舞』のことを知ってる人もそうでない人も、さまざまな方に見ていただけたらうれしいですね。また今回、僕はこの映画で「歴史の可能性の面白さ」をすごく感じたんです。そうやって歴史に興味をもってくださる方が一人でも多く増えたらいいなと思います。

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映画刀剣乱舞 公式シナリオブック
小林靖子氏の映画脚本を全編収録。刀剣男士8振りの撮り下ろし&語り下ろしインタビューも掲載。特別付録は、三日月宗近Wポストカード。
定価:¥1,600(税抜き/2019年1月18日発売)小学館刊
https://www.shogakukan.co.jp/books/09386533

<同時発売>
・コミックス「映画刀剣乱舞」上下巻(下巻は1月25日発売予定)
・小説 映画刀剣乱舞
・ジュニア文庫 映画刀剣乱舞
・映画刀剣乱舞 公式フォトブック

◆小学館の「映画刀剣乱舞」関連書籍6冊で、撮り下ろし!三日月宗近(鈴木拡樹さん)限定ブロマイドが当たる、帯キャンペーンも実施中。
https://websunday.net/news/18120401.html

撮影/黒石あみ(小学館) 取材・文/高山美穂

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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