スモール・ラグジュアリーと夏美容の密接な関係｜美的GRAND

暑くて何もやる気になれない…美容縮小スパイラルに陥りがちな、長く過酷な日本の夏。そんなときでも大人の肌が”経年美化”し続けるには？人気のスモール・ラグジュアリーリゾートを訪ねたら、そのヒントが見つかりました。

心を配りながらも距離を保った、心地よいサービス

ホテルやインテリアによく使われる言葉“スモール・ラグジュアリー”。小規模ながら上質、少しの贅沢といった意味があり、近年、コロナ禍の行動制限による「プライベート感のあるホテルで非日常を過ごしたい」「自宅を心地よくしたい」というニーズの高まりから、注目されるようになりました。
スモール・ラグジュアリーリゾートの代表格として人気を集めているのが、２００７年に熱海で開業した「ふふ」。今回は、都心から近く気軽に足を延ばせる『ふふ箱根』を訪ね、スモール・ラグジュアリーという考え方と、夏も経年美化を促す美容とのつながりを探ることに。
箱根の山間温泉地として栄える強羅に位置する、緑に囲まれた低層のリゾート。39という限られた室数で、目の行き届いたサービスに定評があります。
「私たちが大切にしているのは、お客様ひとりひとりに寄り添うおもてなしをすること。ゆったりとくつろいでいただけるよう、お客様に合わせた適度な距離を保ち、ほかのお客様とも顔を合わせることが少ないプライベートな空間を保つことにこだわっています」とは、『ふふ』を運営するカトープレジャーグループのコメント。非日常の空間やリラクセーションを用意し、常に目を配りながらも過剰なサービスはしない。余裕と知性がかなえる、スモール・ラグジュアリーなおもてなし。多忙な日々の中、健やかな自分に戻ることを大切にする大人たちがこぞって集まる空間のあり方には、盛夏の美容に取り入れるべきヒントがたくさんあります。

泊まるために来たい場所

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複数の棟のそれぞれ最上階に3室ある「ふふラグジュアリープレミアムスイート」。取材した1室は、箱根連山が目の前に広がり、大自然の中に溶け込むような感覚に。泊まることをメインに、こもりたくなる空間。

香りで記憶に残る宿に

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熱海や日光、京都など全国8都市にある『ふふ』では、オリジナルアメニティの「余香シリーズ」を用意。余香とは残り香を意味し、旅の思い出が蘇る印象的な芳香。写真左、茶色のラベルのボトルは、箱根を思わせる日本の木々の香りの「THREE TREES BODY GEL」。室内にも同じ香りがほんのりと。現地やECサイトで購入もできる。

気配りは最大限に。触れ合いはスモールに

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ウェルカムスイーツは、ハーブティとともに客室でゆっくりいただける。『ふふ箱根』オリジナルのグラスも（写真1枚目・右上）。客室の内扉の外には戸棚と集荷の希望を示すスイッチがあり、備品の受け渡しなど顔を合わせることなくサービスを受けられる。

充実のリラクゼーションでおもてなし

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客室浴場のほかに、箱根の森林が目の前に広がる大浴場もあり、その絶景はP.26〜27の写真をぜひチェックして。スパにはヒノキパウダーによる発酵温熱木浴を導入。じんわりと体を温めてくれる。木浴だけでも、個室でくつろげるエステと併せて利用することも可能（木浴 60分￥6,600〜、木浴＋スパ全身120分￥20,000〜ほか）。