【Q&A】我慢、放置しないで!!『生理』のお悩みに婦人科ドクターがアドバイス
生理がつらい、フェムゾーンが不快…などのデリケートなお悩みは、程度に差があるにしろ、多くの女性が感じているはず。でも人に相談できず、我慢や放置をしている人も多いのでは? もしかするとトラブルの陰に病気が隠れていることも…今回は「生理」について、『美的』読者のお悩みを婦人科ドクターがアドバイスします!
\我慢しないで!/『生理』のお悩みアンサー|美的クラブのリアルなお悩み一問一答!
そのつらいお悩み、まずどうすべきかをガイドします!
「これって病気?」「ラクになる方法は?」……『美的』読者から寄せられた生理やフェムゾーンに関するさまざまな質問に産婦人科医・海老根真由美先生がズバリ回答。トラブルの原因や改善のヒントについても詳しくフォローします。
Q.「生理痛がひどいんです。毎月痛み止めを飲んでいるけど、大丈夫でしょうか?」A・I(会社員・33歳)
A.まず病気があって痛むのか、元々生理が重いタイプなのかの診断が必要。病気でないのなら予防的に痛み止めを飲むのはOKです(海老根先生・以下同)
Q.「排卵痛ってあってもいいの?」S・K(事務・38歳)
A.排卵痛は多かれ少なかれあるもの。。刺激に敏感な人は痛みを強く感じます(海老根先生)
Q.「経血の漏れが気になって熟睡できません」N・K(秘書・33歳)
A.子宮筋腫や子宮内膜症などの病気が隠れている可能性も。元々経血量が多いタイプなら、低用量ピルの服用や月経カップなどを試しては?
Q.「経血量が毎回違うんです」T・K(主婦・38歳)
A.生理は左右の卵巣で交互に起こっているので、月ごとに経血量が違うのは心配ありません
Q.「生理前後に出血がダラダラと続きます。月に2回生理が来ることも。病気でしょうか?」M・T(会社員・37歳)
A.子宮の病気が原因の場合もあるけれど、ストレスが影響している可能性も大きいです
Q.「生理の周期が短いときと長いときがあって不安です」Y・T(事務・38歳)
A.これも左右の卵巣の働きの違いが原因かも。一度婦人科で検査をしてみて
Q.「生理前にものすごく落ち込みます」R・K(会社員・36歳)
A.幸せホルモン「セロトニン」の分泌を促す食事を。肉、魚、野菜などをバランス良くとりましょう
Q.「生理前の頭痛がひどく、体もだるくて起きているのがつらい」N・O(スタジオ勤務・37歳)
A.毎回繰り返すなら、頭痛薬や漢方薬を試してみては?
Q.「PMSは薬で対処するのが良いのですか?」M・O(販売・36歳)
A.どんな症状かにもよります。日常生活に影響が出る程つらいなら、低用量ピルや漢方薬を試してみるのも手!
Q.「低用量ピルを飲み続けると太るって聞きますが…。」K・W(メーカー・28歳)
A.今は女性ホルモンの量がかなり少ない超低用量ピルが主流で、体重増加のリスクはほとんどありません
Q.「最近、ピルが効きづらくなりました」A・S(会社員・39歳)
A.ピルの服用は、血栓症のリスクを考えて42歳くらいまでとされています。39歳は難しい年齢。別の治療法に変えてみる時期かも
『美的』2024年2月号掲載
撮影/森戸美帆(LOVABLE・取材) イラスト/shirohara 構成/つつみゆかり、長島理子、有田智子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
えびねまゆみ/産婦人科医・医学博士。2013年に産婦人科、婦人科、助産師の外来を中心としたウィメンズクリニックを開院。女性のライフステージに合わせた幅広い診療を行う。