ダイエット中、忙しいとき、朝食抜きがち…どうしたらいいの?|美肌を育む『腸ぱく』習慣Q&A
普段の生活に上手に「腸ぱく」を取り入れたいけれど、間違っていることもあったり…。手軽に実践できてこそ毎日続けられる「腸ぱく」習慣。そのコツを予防医療コンサルタントの細川モモさんにお聞きしました。
Q. ダイエット中なので、サラダ中心でヘルシーにすませたいです
A. たんぱく質をとって筋力を上げることが大切。むしろ、脂質のとり方に気をつけて。
「カロリーを抑えようと脂質を抑えてサラダやスムージーだけの食事にすると、たんぱく質が不足して筋力が低下し、さらには女性ホルモンも枯渇するため老いを加速させる原因に。美肌への貢献度が高い脂質を選び、充分なたんぱく質で筋力を上げましょう」
Q. 朝が苦手で朝食を抜きがちです。昼食でリカバリーできますか?
A. 3食均等に取ることが理想ですが、1週間単位で調整を!
「欠食でたんぱく質が不足すると、それを補おうと筋肉が分解されます。朝が苦手な人は飲むヨーグルトなどでもいいので、なるべく朝食をとりましょう。平日に忙しくて3食きちんととれなかったとしても、休日に調整して1週間単位でバランスがとれれば大丈夫です」
Q. 仕事が忙しいので効率良く「腸ぱく」したいです
A. 高たんぱくなストック食材を活用しましょう。
「美肌にうれしい亜鉛が豊富で高たんぱくな“カキのオイル漬け”があると便利です。パスタに和えたり、そのまま食べたりしても◎。また、おやつを高たんぱくなヨーグルトなどにするのもいいですね。卵も栄養価が高いので、食生活が乱れたら活用しましょう」
ダノンジャパン ダノンオイコス プレーン砂糖不使用 113g ¥160(編集部調べ)
カルディ コーヒーファーム オリジナル 燻製牡蠣のオイル漬け 85g ¥318
Q. 一人暮らしで料理が苦手な私でも、「腸ぱく」できますか?
A. 調理をしなくてもいいお刺身やお惣菜を活用して!
「スーパーなどのお総菜コーナーでは“腸ぱく”を意識したものをチェックして!お刺身やサラダチキンは手軽にたんぱく質がとれます。またゴーヤーチャンプルー、豚キムチ、豚汁などのお総菜なら1品で“腸ぱく”できるので、上手に選びたいですね」
Q. 腸活のため豆乳を毎日飲んでいますが、今イチ効果を実感できません
A. ソイチェックしてみましょう。
「大豆イソフラボンのうち、女性の健康に役立つ成分である“エクオール”を産生できるかが鍵。エクオールを産生する腸内細菌を保有しているか、まずは“ソイチェック”で確認してみると良いでしょう。もし保有していなくても、サプリで摂取できますよ」
エクエル 112粒(1日4粒目安で28日分) ¥4,320
(問)大塚製薬 エクエル
著書は『生理で知っておくべきこと』(日経BP)ほか多数。
『美的』2021年10月号掲載
撮影/宗田育子 スタイリスト/阿部まゆこ 構成/正木 爽・宮田典子(HATSU)、有田智子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
ほそかわ・もも/両親の闘病をきっかけに予防医学を志し、渡米。医療と食の専門家による予防医療プロジェクト「ラブテリ トーキョー&ニューヨーク」を発足。