8分で無理なく、腰痛を治すストレッチ【簡単4STEP】
腰痛ストレッチで効果的に改善させるには「お尻」と「骨盤まわり」の筋肉が大事。4つの部位をしっかり伸ばす簡単ストレッチをヨガ講師・れみさんがおすすめしてくれました。
【お尻】腰痛にお尻の硬さが関係する
「腰痛持ちの方はお尻が硬いことがほとんどです。お尻をほぐして、周りから筋肉の緊張を取ります」(密山さん)
STEP1:膝を立てて座り、片足の外くるぶしをももに乗せる
片足の外くるぶしを反対側のももの上に乗せます。お尻が痛い場合は、下の足を体から遠ざけましょう。逆に伸びを深めたい場合は、下の足を体に引き寄せます。
手で床をしっかりと押し、胸を張りましょう。
STEP2:胸を張り深呼吸
肩甲骨を寄せるように胸を張り、くるぶしとももの押し合いを意識しながら深呼吸をします。この押し合う力がお尻の外側に伝わり梨状筋(りじょうきん)がほぐれていきます。
STEP3:お尻を軽く左右に揺らし、股関節をほぐす
ゆっくり息を吐いたら、お尻を軽く左右に揺らし股関節も一緒にほぐしましょう。その後、反対の足で同様のストレッチを行います。
【骨盤】前傾・後傾の練習でほぐす
STEP1:四つん這いになる
手を肩幅、足は腰幅で握りこぶし一つ分くらいの間隔で広げます。
肩の真下の手首、足の付け根の真下にひざをセットしましょう
STEP2:背骨を丸め「キャットのポーズ」を作る
鼻から息を吸って、背骨をまっすぐにします。
吸った息を吐きながら背中の下から丸めていきます。
お尻が下を向いたら背中を丸め、目線は下に向け「キャットのポーズ」を作ります。
STEP3:背中をそらし「カウのポーズ」を作る
息を吸いながら、お腹を引き込んだままお尻を後ろに向けます。
胸を前に出しながら目線を前に向け「カウのポーズ」を作ります。
お腹の力を抜かないように、なめらかな動きを意識して
少しずつ腰回りをほぐしていく運動です。自分のペースで繰り返してください。
【体側ストレッチ】脇腹などの側面をのばす
STEP1:ひざ立ちになる
ひざ立ちになり、つま先を立てた状態で両手を腰にあてましょう。
STEP2:片足を横に出す
右足を横に出します。つま先は斜め外側に開きましょう。
お尻の下にひざが来るように、骨盤をまっすぐにしましょう
STEP3:腕をたおし、体側を伸ばす
息を吸いながら左腕を横から持ち上げて、息を吐きながら体を右側にたおします。
余裕がある方は、目線を上に向けることで胸がさらに開きます。
お尻の3cm下のあたりの力を抜かないようにすると、左脇〜脇腹がぐっと伸びます
STEP4:反対の足で同様のストレッチ
息を吸いながら体を起こし、吐いて手を腰に戻します。反対側も同様に行なってください。
【腰】最後は真珠貝のポーズ!
STEP1:ひざをひらいて足の裏をつける
ひざを立てて座った状態から、ひざを外側にひらき足の裏同士をつけます。
かかとと身体の距離は30cm程度間隔をあけてください。
STEP2:ふくらはぎの下に手をとおす
手のひらを上向きにして、鼻から息を吸います。
息を吐きながらふくらはぎの下に手をとおしていきます。
お腹で腰を押すようにして、腰回りの伸ばしましょう。
苦しい場合は、お尻を後ろに引いてOK。余裕がある場合はひじを床につけて、背中を丸め首の力を抜きましょう。
STEP3:目を閉じて深呼吸
日常の疲れを手放すように、ゆっくりと深呼吸をしましょう。
アレンジ:手で足首を押しながら骨盤を後ろに引く
真珠貝のポーズのアレンジ版です。
手で足首を押しながら骨盤を引くことで、さらに深いストレッチ効果になります。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
“元IT企業のwebプロデューサー。ヨガを通して、頑張る女性をサポートするためインストラクターに転身。体をほぐすことで、気になる見た目のハリだけではなく、肩こりや腰痛まで解消されたことから「究極のほぐしヨガ」を考案。多忙だった自身の社会人経験を生かして「短時間でできるほぐし」をレッスンやSNSで積極的に発信中。