猫っ毛の髪型の悩み…「ヘアスタイルが崩れる」を解消するスタイリング方法【髪コンプレックス解消vol.35】
美容のプロが自身の髪の悩みをどう解決しているかをご紹介していく連載「賢人の髪コンプレックス解消ファイル」
今回登場いただくのは、前回に引き続き、多くの女性誌や広告などでも活躍中のヘア&メイクアップアーティストGeorge(ジョージ)さん。「髪が猫っ毛でペタッとしやすいので、ヘアスタイルが長時間持ちしにくいんです。今っぽい無造作な質感とセット持ちのよさを両立させたいと、いろいろ試して今回の方法にたどりつきました」。 Georgeさんおすすめの、簡単で仕上がりもキープできるスタイリングテクをご紹介します。
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今回の賢人のお悩みは:猫っ毛のボブヘアをかわいく、美しくキープしたい
今回の賢人File
ヘア&メイクアップアーティストGeorgeさん
Age 36歳
髪質 ストレートで量が多い
髪型 ボブ
ヘアカラー あり
パーマ あり
髪コンプレックス 髪が細いのでカラーが褪色しやすく、毛先が乾燥しがち。前髪に浮きクセがある
猫っ毛でヘアスタイルが崩れやすいGeorgeさんは質感違いの2種類のワックスを混ぜて使用!
「無造作ボブをこなれてみせつつ、セット力も長持ちさせたい」というGeorgeさんが愛用しているのは、固めのエマルジョンワックスと、ウェットヘアに最適なジェルワックスの2品!
「ジェルワックスだけだとセット力が弱いので、固めのワックスとブレンドして使います。これでホールド感が格段によくなります」
ひとつめは、ルベル トリエ ムーブ エマルジョン 8。エマルジョンタイプのなめらかなテクスチャーで、軽やかな仕上がりのワックスです。
「セット力が高いので、私のような猫っ毛でもヘタらず、シャープな束感や動きをキープしやすいです」
もうひとつは、ミルボン ニゼル ドレシアコレクション ジェリーM。キラッと輝く濡れたような質感と動きを表現する、ジェリータイプのヘアワックスです。
「ウェット感のある仕上がりが簡単に作れます。繊細な毛束感がトレンド感抜群!」
猫っ毛のヘアスタイルキープにはワックスのつけ方も重要! 長持ちするこなれボブのスタイリングHOW TO
それでは、Georgeさんが実践しているワックスを使ったスタイリングテクを伝授していただきましょう。
STEP1.2種類のワックスを1:1の割合でブレンド
「ルベル トリエ ムーブ エマルジョン 8」と「ミルボン ニゼル ドレシアコレクション ジェリーM」を手のひらにワンプッシュずつ出します。
手のひらでよ~くなじませます。手の上に広げるようにすり合わせて、フッと感触が軽くなったらOK。
STEP2.混ぜたワックスを髪全体に塗布していく。
髪全体にワックスをなじませます。
「シャンプー後に髪をタオルドライするときのような要領で、ワシャワシャ~ッと空気を含ませるようにワックスをつけていくと、髪にボリュームが出ると同時に、毛束感も出しやすいです」
毛先は軽くにぎる感じでつけていきます。
顔周りの髪を引き出して、軽くねじるようにワックスをなじませます。
「量が多いとペったり見えてしまうので、手に残った少量のワックスを軽~くでOK!」
最後に手ぐしで軽く全体を整えて終了。ふんわりと空気をはらんだような、絶妙な毛束感のある仕上がりに。「髪の長さによってワックスの量は調整してみてくださいね」
*商品の価格はすべて税抜です。
構成/野村サチコ
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。