センターパート「似合わせのコツ4選」と「スタイル実例」
ハンサムさも出るおしゃれなセンターパートの顔型別似合わせのコツと作り方をご紹介!『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからセンターパートヘアもご紹介します。
センターパートってどんなスタイル?
前髪をセンター(中心)分けにしたスタイル。大人っぽくクールな印象になる。
顔型別センターパート「似合わせのコツ」【4選】
【1】丸顔さんは輪郭が隠れるように作る
Point
・丸顔特有の横幅をカバーしてくれる前髪なしスタイル、骨格に合わせて長さは調節。・毛量に合わせてレイヤーの高さを調整することでバランスよくまとまりやすい髪に。
スタイルのポイント
全体も前髪もダブルでハの字になるようにくびれヘアを意識し、高めレイヤーカット。
髪が細く、毛量が少ないのでワンカールでも巻いたときにトップがフワッとなるようにカット。
頬骨あたりでカットすることで、巻いた時に丸顔の横の部分に前髪がかかり、小顔効果◎。
センター分けにすることで輪郭が隠れかきあげて大人っぽく&くびれで流行りヘアに。
担当サロン:AFLOAT RUVUA (アフロート ルヴア) 髙橋 京佳さん
【2】面長さんはレイヤーとひし形を意識してみる
Point
・縦のラインを強調しないようにレイヤーを基本的には入れます。・ひし形シルエットで仕上げることで縦ラインと横ラインのシルエットのバランスが取れ骨格調整できます。
・レイヤーを入れる事でトップのボリュームも出せ、ひし形の柔らかい横へのシルエットも作れるので面長さんにはオススメ。
・長さのあるヘアスタイルの場合は、前髪やサイドバングでシルエット調整や引き締め小顔効果を出すようにするといいと思います。頬あたりでくびれて流れる顔周りの作り方がオススメです!
・前髪はそこまでおでこを出さず縦の面積を少し減らすように、おろし前髪や流し前髪の2WAYもオススメです!!
スタイルのポイント
2段階に分けたレイヤーで、やりすぎてない軽さと立体感で美シルエットを表現。
レイヤーに合わせた量感調整で、より束感を出しやすく。
顔周りにもレイヤーを入れ、重さが下にたまらないようにしてよりひし形シルエットにすることで面長を払拭。
前髪カットのポイント
センターパートでもサイドパートでも分けられる、大人なかき上げバング。
バングとサイドバングをラウンドでゆるくつないでカットして、どこでも分けられるように。
目尻と頬を引き締めるように流れサイドのひし形ラインに抜けて馴染むのも大事なポイント。
担当サロン:STATES omotesando(ステイツ オモテサンドウ) 平本 エリさん
【3】エラ張りホームベースさんは横幅を緩和を意識する
Point
・縦シルエットを意識して、横幅を緩和するようにバランスを見てカット。・2wayだと長めの前髪なのでクールな印象にしたい場合はストレート、ガーリーにしたい場合は毛先カールが◎。
・エラ張りベース顔さんは前下がりボブで輪郭をカバーしトップにボリュームをもってくることを意識して!
スタイルのポイント
全体的なカットは全て鼻下くらいの長さで揃えて、最後に内巻きをすると大人っぽくなります。
センター分けでおでこをチラ見せしてあげることで縦ラインができ、小顔効果◎。
スタイリングはストレートアイロンでトップに熱を当ててふんわりボリュームをプラス。
前髪カットのポイント
分け目を変えて、色々なスタイルが楽しめる2WAYの前髪。
全体の長さと合わせることで、大人っぽく顔周りに添わせることもできる。
担当サロン:AFLOAT GINZA
【4】下膨れさんは頬を包み込むようにカット
Point
・下膨れさんは顔の下部分に丸みがあるのが特徴的なので「縦」のラインを意識する(額を出す)。・カットする際のブロッキングを取りすぎない。
・後ろのレングスは顎ラインで前下がりにすると輪郭がキュッと締まって◎。
・顔周りは目頭と目頭の広さぐらいでブロッキングを分けとり、下ろして鼻から口元くらいの長さでカット。
・頬を包み込むようにカットをしてあげるとGOOD。
スタイルのポイント
全て同じレングスでカットをし重みをだす。
リップラインにカットし、ストレートヘアでモードな雰囲気に。
センター分けで額を出すことで縦長の印象に。
担当サロン:XELHA (シェルハ) 白川 雄副さん
センターパートの「ヘアカタログ」【6選】
【1】地毛風カラーのモードなストレートショート
Point
ナチュラルとモード感を両立させたこちらのショートボブ。カラーは、暗髪で地毛風のクールなアッシュブラウンが好相性です。【how to“ベース&カラー”】
ベースカットはグラデーションを入れたショートボブ。表面に軽くレイヤーを入れます。顔ぎわの柔らかニュアンスのコツは、レイヤーとも違う内側の角を削るカットにあり。ほんの少し動きが出るだけでお洒落感がUPします。
カラーは、地毛風に5レベルのアッシュブラウンをチョイス。透明感があり、光に当たった時に柔らかく見えるので、ダークカラーはアッシュ系がイチオシです。
【how to“スタイリング”】
前髪はセンターパート(6:4でも)にし、ふわっとした立ち上がりがつくように乾かします。前髪を顔側に引き出し、ストレートアイロンで軽ーく丸みをつけるように通し、その後、オールバックにするようにかき上げます。ツヤ感の出るオイルorバームを馴染ませて、束感を整えたら完成です。スタイリング剤は、軽めのタイプを選んで。
担当サロン:grico(グリコ) 寺尾 フミヤさん
【2】ふんわりセンターパートのマッシュショート
Point
顔を包み込むような前上がりのラインとざっくりした束感でラフに動く毛先、センターパートで立ち上げた前髪が新鮮。定番のマッシュをこなれて見せる、ちょっと上級なショート。<カット方法>
・ベースは耳たぶの高さのマッシュショート
・サイドは眉の高さの前髪につながるよう前上がり
・顔周りはレザーカットでざくっとした束感を
Front
Back
担当サロン:LONESS ローネス 銀座店 トップスタイリスト 丸山成穂さん
【3】ハイトーンカラー×センター分けの大人のショートボブ
Point
顔周りに短めの束を作る事によって、顔を少し隠します。小顔効果もありますし、生え際に白髪があった場合も隠せます。また、目尻などにシワがあった場合もカバーできるのでおすすめです。【how to“ベース&カラー”】
顔周りを短めにカットしたミニボブスタイル。ワンレンのセンタパートボブなのであまりレイヤーを入れず、切りっぱなしにしています。
カラーはブリーチ2回で16から17トーンまで明るくした後に、ベージュ系をオンカラー。大人にもおすすめなハイトーンカラーにしました。
【how to“スタイリング”】
全体を少し引っ張りながら、生え癖もきちんと伸びるように乾かしたら、ストレートアイロンで、軽く表面に艶を出した後、ブリーチをしているのでオイルをつけるとパサつきが抑えられるので、まずは全体になじませます。そのあと、バームを重ねて馴染ませるとウェット感がキープされます。耳掛けも可愛いショートボブが完成します。
担当サロン:SINCERELY(シンシアリー) 唐沢ゆりこさん
【4】ふわっとセンターパートのくびれミディ
Point
前髪はセンターでフワッと立ち上がり、流れが出るようにカットしました。【how to“ベース&カラー”】
ミディアムヘア+センターパートバングのグラデーションカットスタイル。全体にワンレングスベースで少しのグラデーションを入れています。スタイリングなしでも簡単にまとまる内巻きデザインに設定する事で、跳ねやすい長さでも扱いやすくなる様にしています。
カラーは透明感が出るようにイルミナカラーを使用し、7トーンのミルクティーベージュに。暗めで落ち着いたカラー、艶が欲しい、上品に見せたい、カラー退色も綺麗、など理想が叶うオススメカラーです!
【how to“スタイリング”】
32ミリのコテで外ハネ、内巻きのウェーブ、お顔まわりを流れるように外巻きにしてくびれセミロンに。前髪にはマジックカーラー32ミリを巻いて手櫛でほぐせばフワッと立ち上がる理想の前髪を作りました。全体に艶出しオイルスプレーをふれば、誰でもすぐなれる!大人気の韓国ヘアスタイルの完成です。
担当サロン:Press. Salon (プレスドットサロン) 徳崎 ヨシヒデさん
【5】流しセンターパートの韓国ロング
Point
前髪はセンターパートで巻いた時に流れやすいようにカット。【how to“ベース&カラー”】
細毛で量も少なめなので毛先に厚みが出るレイヤーカットをしています。 ワンカールでも動きが出るようにとくに表面にしっかりレイヤーを入れています。
10トーンのチョコレートベージュカラーで柔らかい印象に。
【how to“スタイリング”】
38ミリのコテレイヤーに合わせて内巻きワンカールし、前髪と顔まわりはリバースで巻くことでナチュラルな韓国ヘアに。
担当サロン:ciel(シエル) sanaさん
【6】多毛さんにおすすめな軽やかなセンターパートのロング
Point
顔まわりにレイヤーを入れて多毛さんでも軽やかな印象にします。【how to“ベース&カラー”】
毛先は厚みをつけますが中の方だけ量をとって扱いやすくカットします。
6トーンのラベンダーアッシュ。
【how to“スタイリング”】
38ミリのコテで耳から前のレイヤーが入ってる場所はリバース巻きにします。
担当サロン:Lila by afloat(レイラバイアフロート) 小笠原剛さん
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初出:女らしさ抜群!前髪なしロング3選
「アイロン」で作るセンターパート
STEP1:前髪全体を毛先からくるんと内巻きにする
ストレートアイロンで、前髪全体を根元から毛先まで巻き込むように挟んだら、前方向に回転させて。
STEP2:毛先を外方向へ曲げるようにスタイリング
ヘアワックスをつけた指でざっくりセンター分けに。根元から毛束をつまみながら毛先をくせづける。
「マジックカーラー」で作るセンターパート
Before(カット前)
モデル 小竹ののかさん
前髪を伸ばし中で、やっとリップラインの長さに。いつも分けているが、>センターパートでのっぺりと見えてしまうのが悩み。
After(カット後)
\How to/
- 顔周りの髪に段差があるため、サッと巻くだけで立体感のある動きができます。
- レイヤーを入れた顔周りの髪(サイドバング)までを分けて持ち上げ、マジックカーラーを根元から巻き込んでくせづけ。
- ざっくり分け形を整えてから、ワックスとスプレーで仕上げて。
「タイト」がおしゃれなセンターパート
ヘア&メイクアップアーティスト
中山 友恵さん
Three Peace所属。3年のヘアメイクアシスタント期間を経て、独立。抜け感があり、ノスタルジックでガーリーなヘアメイクを得意とする。タレント・女優・アーティストのヘアメイクを数多く手がけ、雑誌・広告・TVなどで活躍中。
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STEP1:前髪はぴっちりタイトなセンター分けに
前髪はコームの柄の部分でセンターパートに分けて、タイトに抑える。前髪を一筋出しておくと、ニュアンスが出てGOOD。
STEP2:低め位置のひとつ結びで辛口に
髪を後ろでひとつにまとめ、首のラインに沿うように低いギリギリの位置で結んで。甘さがなくなってマニッシュにキマる!
「センターパートでおしゃれ感を強化して!」(中山さん)
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
『K-two GINZA』でサロンワークを行いながら、メイクアップアーティストとしても活躍。プロダクトの開発も手掛ける。