スキンケアニュース
2010.4.5

大高博幸の美的.com通信(13)自分の肌を客観的に見つめる絶好の機会!!

ミキモトから“オーダーメイドの化粧水”が届きました。完全にカスタマイズされた1品モノだけあって、自分の肌にジャストフィット、肌との相性がピッタリ! なじみも抜群で、コレだけで肌が出来上がってしまうほど。「チンプンカンプン、何の話か」って? では場面をフラッシュバックして、順を追って説明しますね。

3月25日、行って参りました、ミキモトコスメティックスギンザのサロンへ。『パールイズム』という新ブランドの取材です。スキンチェック&カウンセリングの結果に使用感の好みetc.を組み合わせ、その人だけのための化粧水を処方。約4日後に完成品が自宅へ配送されるというシステム。オンラインで銀座のサロンと伊勢市の本社工場が直結していて、調合は工場の『パールイズム』専用ルームで実際に1本ずつ行われます。サロンでの手順をさらに詳しくレポートすると…、

【A】 まずはスキンチェック。
(1)頬上部の肌を素っぴん状態にし、特殊テープで角質の状態を調べる。残留角質の有無や必要な新細胞の状態、ターンオーバーの状態までが、この段階でほぼ判明。
(2)肌に関するアンケート。肌悩みや美容習慣についてのQ&A。
(3)眉間で皮脂量を計測。
(4)頬上部周辺5か所で水分量を計測。

【B】 化粧水のテクスチャーの好みなどに関してのQ&A。

【C】 頬上部にゴム製のようなマスクを厚く塗り、レプリカを採取。皮丘・皮溝・毛穴など、キメの状態を刻明に再現。

【D】 上記の結果に基づき、最初の試作品が提出され、手の甲でテスティング。しっとり感、さっぱり感、とろみ感などについて感想を述べ、それに応じて繰り返し調合。僕は3回めのテスティングで処方を決定。【A】から決定までの所要時間は42分(一般的には45〜60分程度。テスティングが長引く場合は60分ほどを要すとのコト)でした。

サラッと記せばコレだけの話。But、その間に自分自身のケアの問題点が浮き上がってきたりして、貴重な気づきが多々ありました。カウンセラーのQには正直に本当のコトをAする必要があり、ヘンに見栄を張ったりすると適切な処方が得られなくなるはず。
また、以下は余談ですが、結果を見て、「こんなに手入れをしているのに…」と落胆なさる方も少なくないとか。追求して確かめると、「食事は一日一回。ダイエット中なので…」とか、「睡眠は一日平均3時間…」といったケースがあり、中には「手入れのしすぎ」が発覚する場面もあるとのコト。「私、大丈夫かしら?」と思った方はぜひともミキモトのサロンへ。

「120ml、¥12,600の化粧水…高い!」って? そうかもしれない。でも、それだけの価値は十分!! むしろミキモトとしては、ほとんど利益が出ないんじゃないかと思います。それを言葉にしたところ、担当者さんは少々困惑したような顔で、白い肌をポッと赤らめながら、「はい。実は…」と小さい声で答えてくださいました。
届いた化粧水、大切に、but ケチらずに使わせていただきます

ミキモト コスメティックス パールイズム ローション(120ml・¥12,600)
※このサービスは2010年4月9日からスタート。

■ミキモト コスメティックス:http://www.mikimoto-cosme.com/

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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