健康・ヘルスケア
2011.11.25

驚愕の事実が判明…実は「半身浴で痩せる」は嘘だった!?

日々の生活の中で簡単にできる、“痩せられる入浴法”としてモデルさんなどから数年前に広まった半身浴。一般的に、「お風呂に浸かって、半身浴をすると痩せる」などと言われていますが、半身浴で本当に痩せることができるのでしょうか?

お風呂なしでは過ごせない寒~い冬を前に、お風呂についてもう一度勉強しておきましょう。

『バスクリン』の広報であり、“お風呂博士”として著書の出版や、全国各地で講演など行っている石川泰弘さんに、お風呂の効果について検証していただきました。

 

■半身浴は、本当に痩せる効果があるのか?

「40℃のお風呂で20分間半身浴することで、70キロカロリー程度は消費します。しかし、1kgの脂肪を燃焼するに7,000キロカロリーは必要となります。

正直に言いますと、浸かっているだけでは痩せません。しかし、お風呂で体を温めた状態で運動を取り入れると、エネルギーをつくりやすくなり、結果として痩せる効果はでてきます」

どうやら、ポイントは入浴そのものではなく、体を温めること。体を温めることで代謝が上がるので、痩せやすい体にすることができるとの認識が正しいのです。

 

■半身浴をするときのポイントは?

“半身浴そのもので痩せることがない”ものの、半身浴は、痩せやすい体にするためには効果的な方法。そこで、半身浴をするときのポイントをご紹介します。

「半身浴の注意ポイントですが、“半身浴だからと言ってお湯の温度が高くても良い”という訳ではありません。

例え半身浴であっても、お湯の温度が高いと心拍数も高くなって、心臓への負担が増えてしまいます。半身浴でも、40℃程度のぬるめのお湯がベターです」

もうひとつ、冬の半身浴にはコツがあります。「浴室が寒い場合は、軽く全身浴をして体を温めてから半身浴に切り替えると良い」とのこと。

半身浴で陥りがちなのが、下半身は温まっているけれど、肩や首などが冷え切ってしまっていること。時々肩や首までバスタブに浸かったり、浴室を暖房で温めておくなど、上半身を冷やさない工夫が必要です。

乾いたタオルを肩にかけておくことも、上半身を冷やさないために効果的です。

 

お風呂で痩せると思ってひたすら、我慢して長く入っていたり、寒くても半身浴でなければいけないというのでは逆効果! あくまでお風呂は、気持ちよく入れるものであるべき。

心地よく、温まるというのが最重要ポイントであることを忘れないでくださいね!

 

【参考】

株式会社バスクリン

初出:美レンジャー  ライター:石原有起

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事