「赤み」は肌からのSOS! 赤みの原因とリスクとは?
敏感肌でなくとも、頰や鼻周りなど、赤みに悩む人が急増中。赤みを放置しておくと、見た目印象を損なうばかりか、老け肌を加速させる大きな要因に…。そこで、『美的』3月号では赤みの原因やホームケア方法などを肌のプロにレクチャーしてもらいました! 今回は赤みの原因とリスクや赤みが出やすいパーツをご紹介します。
「赤み」は肌からのSOS。早めの対策がマスト!
老けない素肌力と肌の赤みはあまり関係ないと思われがちですが、実は赤みの要因が肌の老化を早める可能性も。そもそも、赤みが出る原因とは?
「酒さなど疾患としての赤みや、一時的な血管拡張の場合もありますが、赤みの主な原因は肌内部の炎症です。肌のバリア機能が低下すると発生しやすく、乾燥などに加え、過剰なスキンケアや美容医療によるトラブルなどを引き金に、赤みに悩む人が増えています。赤み=炎症を放置すると、シミやシワ、たるみにつながるので早めの対処が必要です」(髙瀬先生)
これからの季節は、乾燥に加え、花粉にも注意が必要。
「資生堂の研究で、スギ花粉がバリア機能を低下させ、肌あれを引き起こすことも判明しています。自己流ケアで悪化する場合もあるので、目立つ赤みがあるのなら、必ず医師に相談を」(川口さん)
まずは知ろう! 赤みの原因とリスク
主な赤みの原因である炎症のトリガーは複数ある!
「炎症の原因は、乾燥や摩擦などさまざま。いずれにせよ、肌が刺激を受けると細胞に悪影響を与えるたんぱく質・サイトカインが分泌がされ、炎症を引き起こすので、まずはケア方法や習慣を見直して」(髙瀬先生)
【主な炎症トリガー】
摩擦
肌をこするなど、物理的な刺激がダメージに。スポンジやブラシなど、メイクツールで摩擦を起こしている可能性も。
乾燥
肌の水分量が不足し、バリア機能が低下すると、外部からの刺激を受けやすく、赤みが出やすい状態に。
免疫力の低下
免疫力に比例して、肌に本来備わる自然治癒力が低下すると炎症性物質を産生しやすく、鎮まりにくい状態に。
ストレス
睡眠不足やイライラなども、バリア機能を低下させる要因に。生活習慣を整えることも、赤みケアには重要。
皮脂
過剰な皮脂が酸化することで、刺激物質に変化。脂性肌でなくとも、ストレスで皮脂の分泌量が増える場合も。
敏感肌でなくともバリア機能が低下すると赤みが出やすい状態に
「外部からの刺激に弱くなるため、肌質問わず赤みが出やすくなります。冬→春は、花粉や温冷変化、新生活のストレスなど、バリア機能の低下要因が多いので要注意」(川口さん)

資料提供/資生堂
赤みはさまざまなパーツに出現する
「先天性もありますが、あらゆる部位に赤みが出る可能性が。自分の赤みが出やすい部位と原因に合わせた対策を」(髙瀬先生)、「温度変化などで毛細血管が拡張すると、一時的に赤みが出ることも」(川口さん)
赤みが出やすいパーツをチェック!

【おでこ】
主な原因 乾燥・皮脂
皮脂腺が多数存在し、皮脂量が多い部位。一方で、紫外線の影響を受けやすく乾燥にも注意。
【目周り】
主な原因 乾燥・摩擦
顔の中でも特に皮膚が薄く、水分を蓄える機能も低いため、乾燥しやすく摩擦にも弱い部位。
【頬】
主な原因 乾燥・摩擦・毛細血管の拡張
皮脂腺が少なく、乾燥しやすい部位。温度変化や炎症で毛細血管が拡張し、赤みが出ることも。数時間後に消える赤みなら、炎症が原因ではありません。
【ニキビ】
主な原因 皮脂
毛穴に皮脂が詰まり、そこにアクネ菌が繁殖して炎症に。特に、毛穴周辺は赤みが出やすい。
【鼻周り】
主な原因 乾燥・皮脂
皮脂腺が多く、皮脂の分泌量が多い部位。それゆえに、洗いすぎて乾燥を招いているケースも。
【あご】
主な原因 乾燥・皮脂
皮脂腺が多く皮脂が出やすい部位ながら、汗腺が少なく肌が薄いため、乾燥もしやすい。
乾燥・摩擦・皮脂が原因の赤みはホームケアで改善できる!
「酒さなどは治療が必要ですが、乾燥などが原因の場合、バリア機能を強化することで予防や改善につながります。アグレッシブなケアは控え、守りのケアを徹底して」(髙瀬先生)
赤みを放置するとエイジング悩みが加速する
「赤みが出る=バリア機能が低下すると、紫外線の影響も受けやすく、シミやシワなどを増やす原因に。また、慢性的な炎症状態は、肌老化の促進要因になることもわかっています。老け肌を防ぐためにもバリア機能の強化を」(川口さん)
【結論】まずはバリア機能の強化が大切!
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
『ウォブクリニック中目黒』総院長。肌についての正しい知識やケア方法を数多くの媒体で発信。スキンケアに関する著書も多数。