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2025.5.26

【最新MEGUMI美容】バルセロナでの二拠点生活も深掘り!『劇場版 それでも俺は、妻としたい』インタビュー【♯美的エンタメ部】

売れない脚本家の夫と、不登校気味の息子の面倒を見ながら働く妻が繰り広げる、夜の営みをめぐる攻防戦を描いた映画『劇場版 それでも俺は、妻としたい』が5月30日より公開されます。いつも美容についてアドバイスをくださるMEGUMIさんに、新作のことや美容のことやバルセロナでの生活などについて、今回も『♯美的エンタメ部』でインタビューしました!

お母さんは家庭の現場監督。夫婦の“あるある”を描いています

――本作は風間俊介さん演じるダメ夫・柳田豪太と、MEGUMIさん演じる鬼嫁・柳田チカのレス夫婦が繰り広げる痛快エンターテイメント作品ですが、先に放送されたドラマはテレビ大阪制作のドラマ史上最速でTVer総再生数1500万を突破して話題となり、この度、映画化されました。

そうなんです。予想以上に大きな反響をいただきました。周りからも「うちの家庭を観ているようだ」と声をかけていただいたり、SNSでもメッセージをいただいたり。私たちの苦労が報われたと思って、嬉しかったです。遠い世界の話をキュンキュンしながら観る作品も多いなか、結婚生活って、この作品で描いているような日常生活がリアルでもあって、それが多くの方々にも届いたのだと感じました。

――MEGUMIさんご自身は、ドラマと映画を通して、チカ役の印象の変化はありましたか?

チカは、「私の人生こんなはずじゃなかったのに」と思っている人なんです。学生の時には輝いていた豪太を自分がこういうふうにしてしまったんじゃないか、子どもが自閉症気味になったのは自分が理由じゃないか、自分の人生を生ききれていないんじゃないかって。監督と話し合っていると、そんな後ろめたさがあるキャラクターがいいんじゃないかと。ドラマの後半ではチカの感情が爆発するのですが、この家族とやっていきたい、と気持ちに変化が起こってくるんです。ものすごく美しくまとまるわけではありませんが、夫婦の気持ちが同じ方向にいく様子がリアルに描けていたかなと思いました。


――女性側から見ると、チカは仕事も家事も頑張っているのに、豪太は自分本位のところが垣間見えたり……。

かなり見えますよね(苦笑)。豪太は自己肯定感が強すぎて・・・。そこにたまに「え?」と、チカがびっくりすることはよくありました。

――夫を拒否しても愛され続けているチカと情けない豪太の夫婦像はどのように感じますか?

夫婦の“あるある”でもるのかなと。基本的に女性は家に入ると強くなると言われますが、それは自然とそうなるところがあると思うんですよね。子どもにしても、女性がおっぱいをあげますし、家事にしてもお母さんがみんなに指示を出すとか、お母さんは家庭においての現場監督感があるから。普通に女の子だったのに、家庭では現場監督になるわけですから、成長するスピードがものすごくはやいですし、強くもなるだろうなと。

一方で、男性も成長はするけど女性とはスピードが違う気がするから、そのギャップにはがゆさやイライラが出てくるんだと感じました。やっぱり恋愛と結婚生活は違う面があって。お互いの違いをどう自分で受け入れて消化して日々歩んでいくか。そのすり合わせが本当に修行ですね、結婚は。

――風間さんと共演してみていかがでしたか?

監督はワンシーンをワンカットで撮るので、ものすごいセリフ量なんです。そのシーンを日々たくさんこなしていたから、苦しい時もありましたし、これできるかな? というようなプレッシャーに追い詰められていたところもありました。そんな気持ちを理解してくれるのは、やっぱり風間くんだったんです。作品上では常に言い合っているふたりなんですが、演じる側としては、とにかく風間くんがいなかったらできなかっただろうなと。大変支えていただきましたし、励ましていただきました。

バルセロナではヘルシーな料理とウォーキングで健康的な生活

――MEGUMIさんが、疲れている時も欠かさない美容ルーティンはありますか?

やっぱりメイクは必ず落とすことです。いろいろな付着物が顔に付いていますから、メイクを落とさないと、ファンデーションだけではなく、花粉やPM2.5といったさまざまな汚れがそのまま顔にのって寝ることになりますよね。そうすると翌日の顔色が全然違う、5歳ぐらい老けて見えることも。

本来、寝ている間にお肌の修復をするのにも関わらず、悪いものがずっと付着していると、修復もできずに悪いものが肌に入ってくると思うんですよね。なので、ちゃんとメイクを落とす。あとは汗をかいてきちんと毛穴から汚れを落とす。洗顔する時も、肌をこすらないで泡に汚れを吸着させて優しく落とすとか、自分ができることを日々やってもらえるといいですね。

――男性がやっていたら魅力的な美容法といえば?

最近は男性に、化粧下地の一種のプライマーをおすすめしています。お肌のキメが整う感じがありますし、清潔感も出て、日焼け止め効果もあるので男性も一度試していただきたいですね。

――4月からYouTubeチャンネルも始めていらっしゃいますね。さらに昨年から、スペインのバルセロナと日本での二拠点生活をされています。ヨーロッパと日本では気候も違いますが、美容面での意識の違いもありますか?

バルセロナは料理がヘルシーなんですよ。海のそばの街なので、貝やお魚が豊富。さらに市場ではいろんなお店にフレッシュなオレンジジュースが売っていて、コールドプレスジュースみたいな感じでギュッと絞って出してくれる。朝はそのジュースを飲んで、食事はヘルシーな料理を食べて、気候がいいからお散歩して。健康的ですよね。とくに何をするわけでもなく、ただ歩いてぼーっとして過ごせるので、自律神経がすごく整う感じもするし、めっちゃ寝られます(笑)。歩く量も増えて体力もつくので、健康体になって、お肌の調子もよくなりますね。

――昨年末MEGUMIさんにインタビューさせていただいた際は、年始に必ず自分の「事業計画書」 を作るとおっしゃっていましたが、バルセロナ生活も計画にあったのですか?

いえ、なかったんです。「海外で仕事したい」ということは事業計画の中にもあったんですが、二拠点生活は考えていなくて。それが海外との縁がいろいろな形で叶ってきているので、ヨーロッパにいたほうがいいなと。今はこうして表に出ることもあれば、裏方として働くこともあって、日本にいると異常に働いちゃう性質なんです(苦笑)。朝起きた瞬間から寝る瞬間まで、ずっとスケジュールが詰まっているんですよ。その状態が何ヵ月も続くと、さすがに体も心も疲弊するので、この場所を離れないと休めないんです。

今はZOOMもあって、海外にいても話ができますし、実際にスペインでも1日3つぐらいは打ち合わせをしているんですが、それ以外は自由。だから、少しお仕事したら、あとはのんびりできるのもちょうどいいバランスなんですよね。私は40代ですし、自分の人生のために体を整えるためにも、1回、脳を東京じゃないところに置くことで、いろんなアイデアが生まれます。逆に、日本のよさにあらためて気づくこともあって、体と頭のために、二拠点生活を始めました。

――すごいですね。そのバイタリティの源はどこから湧き出るのでしょうか?

これは内蔵されている、自分の性質だと思います。あと年齢を重ねても、バリバリご活躍されている大先輩に定期的にお会いして、お話をうかがっていて。そうすると「自分はまだまだだな」と元気になれるんです。とはいえ、表も裏も毎日動いていると煮詰まってモチベーションが下がる時もあるんですけど、大先輩だったり、頑張っている女の子のYouTubeを見たりして、私も頑張ろう! と奮い立たせてもらっていますね。

――いろいろなお話をありがとうございました。では最後に、映画をご覧になる皆さんにメッセージをお願いします。

会話のテンポ感や家族の会話のリアリティ、面白さをみなさんの家庭と照らし合わせながら笑っていただけるエンターテイメントになっています。既婚者の方なら家族でもうちょっと頑張ってみよう、という生活の中にポジティブな光が差すようなメッセージを受け取ってもらえるのではないかと思いますし、前向きになっていただければとても嬉しいです。独身の方は、美しすぎる結婚生活を描きすぎた作品だと、実際に結婚した時にうわ、全然違う! と思うかもしれないので(苦笑)、この映画からある種のリアリティを感じていただけたら。もちろんこの作品がすべてではないですが、「結婚ってこういうことなのかな?」と、楽しんでいただきたいですね。

PROFILE

MEGUMI
1981年9月25日、岡山県生まれ。2001年に芸能界デビューし、テレビや雑誌などを中心に活動。その後に俳優として活動の幅を広げ、2020年には第62回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞。美容本『キレイはこれでつくれます』(ダイヤモンド社)、『心に効く美容』(講談社)を発売。“美のカリスマ”としても知られる。映画やドラマ、舞台への出演など活躍の場を広げているほか、プロデューサーとしての作品としてドラマ『くすぶり女とすん止め女』『完全に詰んだイチ子はもうカリスマになるしかないの』(ともにテレビ東京)などがある。

Information

『劇場版それでも俺は、妻としたい』
https://www.tv-osaka.co.jp/ip4/soretsuma/

5月30日(金)ロードショー

とことんあきれて、笑って泣ける…究極の夫婦愛を描いた物語。ドラマ「それでも俺は、妻としたい」の劇場版が完成。

出演:風間俊介、MEGUMI、嶋田鉄太、吉本実憂、熊谷真実、近藤芳正
原作:足立紳『それでも俺は、妻としたい』(新潮文庫刊)
脚本・監督:足立紳
プロデュース:佐藤現、岡本宏毅
プロデューサー:山本博紀、久保和明、寺田ひなた
特別協力:TFC Plus、オムニバスジャパン、足立晃子
エンディングテーマ:どぶろっく「ずっとずっと、ありがとう。」(TEICHIKU ENTERTAINMENT)
制作協力:レオーネ
制作:テレビ大阪/東映ビデオ
製作著作:「それでも俺は、妻としたい」製作委員会
配給:東映ビデオ
2025年/日本/129分/5.1ch/ビスタ/カラー/デジタル
©「それでも俺は、妻としたい」製作委員会

取材・文/かわむらあみり 撮影/鈴木章太

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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