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スキンケアニュース
2025.3.4

3D スキン バイオプリンティング技術により、シャネル先進のブライトニング成分が誕生「プルミエ フラワー エキス」【加藤智一さん連載Vol.23】

いま美容業界で、注目の美容成分をピックアップ! 友だちとの美容トークでも「この成分、知ってる?」と思わず話したくなる話題の成分をご紹介します。 今回はシャネルから発売された、新しいブライトニング ライン「エクラ プルミエ」に配合されている植物エキス「プルミエ フラワー エキス」をご紹介。先進の肌解析技術により明らかになった、ブランド史上最輝のスター成分です。

美肌に必須な“均一な肌色”を可能にする「プルミエ フラワー エキス」

シャネル香水・化粧品本部 PRマネージャー

下渡恵子さん

加藤智一(以下、加藤)ご紹介するのは、シャネルから新しく発売されたブライトニングライン「エクラ プルミエ」シリーズにスター成分として配合されている「プルミエ フラワー エキス」です。こちらはイランイランの花由来のエキスだそうですね。新ラインの主役として採用した理由を教えてください。

下渡さん(以下、下渡)弊社が開発に携わった新技術「3D スキン バイオプリンティング」により、「プルミエ フラワー エキス」の高い有用性が確認されたことからです。まずは、この技術の説明をさせてください。
こちらの技術は、皮膚工学を専門とするフランスのスタートアップ企業「ラボスキン クリエーションズ社」と提携して開発した技術で、ミクロレベルの精度をもつ“3Dバイオプリンティング技術”を用いることで、シミの派生する人の皮膚を再現することを可能にしました。これにより、世界で初めて皮膚の3D構造が把握でき、シミの形態的な複雑さも再現することができるようになったのです。この皮膚モデルは、2022年9月に開催された欧州皮膚科学会で発表されました。

加藤 シャネルはこの技術を開発したことで、「プルミエ フラワー エキス」の有用性がわかったということですね。

下渡 その通りです。こちらの皮膚モデルにより色素沈着の生物学的メカニズムの理解が深まったことにより、しみへの対処に有用な成分の評価が可能になりました。
少し説明が長くなりましたが、この皮膚モデルを使い、シャネルがさまざまな植物エキスをスクリーニングしたところ、イランイランの花由来のエキスである「プルミエ フラワー エキス」と、肌を整える成分である「ピュア ナイアシンアミド」の理想的な組み合わせが完成しました。

加藤 この技術を通じて、有用成分が開発できたことから、今回の新ラインが生まれたのですね。

下渡 おっしゃる通りで、皆様に最新のブライトニング技術をいち早く提供したいという思いから、この春、まずは洗顔料である「エクラ プルミエ フォーム クレンザー」と、美容液ローションの「エクラ プルミエ ブライト ミルキー エッセンス」を発売させていただきました。

加藤 まずはスキンケアの基礎で肌の透明感を高めていく、ということ。

下渡 はい。シャネルは独自研究により、美しい肌の条件として「毛穴が目立たない」、「くすみがない」、「ハリのある」、「きめ細かい」など、10の条件を挙げています。ブライトニングといっても、ただ色が白いだけではなく、この10の条件を満たした、均一で輝きのある肌こそが美肌だと考えています。そこで、まずはベーシックスキンケアである、洗顔料と化粧水をお使いいただくことで、こちらの美肌を目指していただきたいと考えています。

加藤 では、美容液はほかラインのものを使うということ?

下渡 たとえば、肌の引き締めやフェイスラインのケアをしたいというかたであれば「ル リフト」を。肌の再生力を高めたいという場合は「サブリマージュ」の美容液をお使いいただくなど、ご自身の肌にあわせて選んでいただきたいと思います。

加藤 ベーシックなブライトニングケアに、肌悩みや目指したい肌にあった美容液を使うことで、理想の肌へと導くということですね。

下渡 シャネルは美しい肌はベーシックなお手入れにこそ宿ると考えています。先進のサイエンスを搭載したブライトニングラインである、こちらの2製品はその代名詞といえる存在。読者の皆様にもぜひ、こちらのベーシックケアから美肌づくりをはじめていただきたいと思っています。

 

スゴイ成分「プルミエ フラワー エキス」を配合した傑作

エクラ プルミエ フォーム クレンザー 150mL ¥11,000、同 ブライトミルキー エッセンス 100mL ¥17,820 発売中

 

 

美容ジャーナリスト
加藤智一
25ans(ハースト婦人画報社)など、女性誌の美容担当を経て独立。女性誌・男性誌・新聞など、さまざまな媒体で執筆中。講演・PRアドバイスでも活躍。著書に「お洒落以前の身だしなみの常識」、「思わず触りたくなる美肌をつくる身だしなみメイク」(ともに講談社)などがある。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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