お悩み別ケア
2021.6.15

毛穴の詰まりや広がりはストレスが原因!? 気を付けたい毛穴状態をまとめてチェック

ストレスによってできてしまう毛穴。毛穴が目立つのは皮脂に原因が!?皮膚科専門医の亀山孝一郎先生にお話しを伺いました。

【毛穴が目立つ原因】ストレスフルな現代人の肌は、まるで 猛吹雪の中 。だから 毛穴が詰まる、広がる!

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ストレスさえなければ毛穴はおとなしい!?

ストレスと毛穴の関係を、亀山先生にもう少し詳しく伺いましょう。

「人類の長い歴史の中で、快適で文化的な生活を送るようになったのは、ほんの150年程度のこと。暑さ寒さに耐え忍び、さらに遡れば日々の食事のために誰もが狩りや農業をしていた時代もありました。 外気にさらされた顔の肌は、特に冬の寒さの中では激しく乾燥。そこで発達したのが、潤いを守るために皮脂を分泌する毛穴である…というのが私の仮説です
 
それなら、快適な現代においては毛穴が退化してもいいように思えますが、そうではない、と亀山先生。

ストレスで交感神経が優位になると血流が滞り、肌の栄養状態が低下。それが続くとバリア機能が低下します。これは、冬の猛吹雪の中と同じ状態。 さらにストレスによってホルモンバランスが変化し、それによって皮脂分泌が過剰になることもわかっています」
 
下の図のような流れで 毛穴は皮脂を過剰に分泌し、皮脂による影響で開いたり詰まったりしていきます。

 

正常な毛穴

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適量の皮脂が分泌されていれば毛穴は目立たない
顔の主にTゾーンには、皮脂を分泌する「脂腺性毛包」という毛穴がある。皮脂腺から適量の皮脂(それぞれの肌質や季節によって量は異なる)が分泌され、皮脂が肌を覆って乾燥や外敵から守る。

 

開き毛穴

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ストレスや生活習慣によって皮脂が過剰に
ストレスによって肌のバリア機能が乱れたり、ホルモンバランスが変化したりすることで皮脂腺が刺激されると、皮脂分泌が過剰に。毛穴が膨らんで徐々に変形します。睡眠不足や食生活の乱れも皮脂腺を刺激。

\こんな状態/
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皮脂腺が発達した「脂腺性毛包」が多い、鼻や頬の内側の毛穴が開き、赤みを帯びたりも。

 

詰まり毛穴

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過剰な皮脂が毛穴に詰まり、放置すると黒く
皮脂には、毛穴の中で剥がれた古い角質などが混ざっている。肌の上に留まっていると毛穴の出口付近で固まりやすく、毛穴を詰まらせて「角栓」に。時間がたつと大きくなったり、酸化して黒くなったりする。

\こんな状態/
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鼻の毛穴は大きいため、特に角栓が目立ちやすい。固く黒ずむと、ガンコな詰まりに。

 
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詰まりを溶かすために分解酵素を出す
角栓ができると、毛穴は分泌した皮脂を排出するために詰まりを溶かそうとして、「リパーゼ」という分解酵素を分泌。角栓や皮脂が分解されて「遊離脂肪酸」という刺激物質に変化し、毛穴の出口を攻撃…!

 

すり鉢毛穴

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毛穴の出口がダメージを受け、ぽっかり開く
毛穴の出口は、遊離脂肪酸のダメージを受け続けると炎症を起こして削られ、ぽっかり半球状に凹んでしまう。これが鼻や頬の内側に見られる「すり鉢毛穴」。こうなるとお手入れで戻すのは難しい。

\こんな状態/
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ぽっかりと開いた状態。遊離脂肪酸によるダメージで、赤みを伴っている場合も多い。

 

青山ヒフ科クリニック 院長

亀山孝一郎先生

皮膚科専門医。1980年、北里大学医学部卒業。大学病院や米国の研究所で研鑽を積み、’99年に開業。昨年監修した書籍『毛穴道 もう一生悩まない。』(講談社)が話題!
\毛穴研究を続け40年以上!/

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『毛穴道 もう一生悩まない。』(講談社)

 

『美的』2021年7月号掲載
撮影/渡邉宏基(静物) イラスト/浅生ハルミン、白いねこねこ 皮膚画像提供/青山ヒフ科クリニック 構成/大塚真里

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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