夏の日焼け対策|紫外線ダメージを残さないためにすべきことまとめ
夏の小麦肌はヘルシーで素敵だけれど、紫外線は肌に確実にダメージを残します。美肌のためには、やっぱり焼かないのがいちばん。そのためのケアをご紹介します!
ただ“塗るだけ”で安心してはダメ。肌を完璧に守る方法はコレ!
「日焼け止めの数値は、分厚く塗った測定時の値。普通に塗るとSPF値は1/5程度になってしまうという事実を忘れずに。重ね塗りや日中の塗り足しがマストです」(慶田先生)
まずはSPF50・PA++++の日焼け止めをしっかり塗る
「SPF50の日焼け止めを1回普通に塗ると、実際の日焼け止め効果はSPF10程度になります。少しおいて乾いた後もう1回薄く重ねれば、SPF15程度まで効果を高めることができます」(慶田先生)
Step1 適量を手にとる
クリームタイプなら直径1.5cm程度、乳液タイプなら2cm程度を目安にとる。
Step2 顔と首に塗り広げる
面積の広い頬や額から塗り始め、細かい部分、首やデコルテなど見えている部分すべてに塗る。
Step3 少しおいてから重ね塗り
日焼け止めがなじんだら、1回目の1/3~半量を手にとり、よれない程度に薄く重ねる。
\ちなみにボディは…/
Step1 ライン状にたっぷり
腕や脚、肩など露出している部分には日焼け止めが必須。容器から直接、ライン状に出す。
Step2 こすらず優しく広げる
力を入れると薄くなってしまうので、軽く押さえるようにして塗り広げ、密着させる。
ファンデーションもUVカットタイプを
夏場はファンデーションも紫外線防止効果の高いものを意識してセレクト。
「例えばSPF30程度のファンデーションを薄くナチュラルに塗ると、SPF3〜5程度に。ただし肌を守る観点では、厚塗りがベターです」(慶田先生)
A ハイカバーな密着リキッド。
ランコム タンイドル ウルトラ ウェア リキッド SPF38・PA+++ 全12色 30ml ¥6,000
B くずれにくいのでUVカット効果も持続。
エレガンス フィルミック スキン EX SPF50・PA++++ 全7色 30ml ¥6,000
C 高いUVカット効果がうれしい。
シュウ ウエムラ ブランクロマ UV クッション ファンデーション SPF50+・PA+++ 全6色 ¥5,500(ケース込み)
D スキンケア成分も贅沢に配合。
M・A・C ライトフル C+ SPF30 ファンデーション SPF30・PA+++ 全9色 ¥4,600(ケース込み)
ランチ後に日焼け止めを重ね塗り
「日焼け止めとファンデーションを重ねたとしても、SPF15〜20程度。SPF1で肌を20分守れるので、5~6時間たったら塗り直した方がいいという計算に。ランチ後に日焼け止めを重ねると安心です」(慶田先生)
時間がなければ、重ねづけしやすい日焼け止めを重ねるだけでOK。余裕があればファンデーションを重ねると◎。
E ビタミンC配合のスプレーUV。白くならない。
アンプルール VCサンプロテクトスプレー SPF50+・PA++++ 70g ¥2,000(限定発売)
F 高い紫外線防止効果があるのに、仕上がりは繊細。
シャネル ル ブラン ルースパウダー UV SPF50・PA++++ 10g ¥8,000
G メイクの上から重ねづけできる、ツヤのあるクッションUV。
クルー フーミー クッション UVパクト SPF50+・PA++++ 12g ¥2,300
教えてくれたのは…
銀座ケイスキンクリニック 院長 慶田朋子先生
東京女子医科大学 医学部卒業。皮膚理論から先端の美容医療まで、卓越した知識をもつ。
『美的』9月号掲載
撮影/西原秀岳(TENT) スタイリスト/柿原陽子 イラスト/shapre 構成/大塚真里
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。