5～6月はオイリー×乾燥のW肌悩みが出現…データから紐解く初夏の肌トラブル事情

保湿

毛穴が段々開いたり、脂でテカってきたり、くすんだり、肌荒れしたり…荒ぶる6月の肌は、可愛らしい肌とは真逆に転んでしまいます！今すぐ、優しく洗浄→さっぱり潤す→透明感を高める3STEPを取り入れて美肌を目指して♪ 今回は美容家小林ひろ美さんとポーラの山川弓香さんに初夏の肌状況についてお話を伺いました。

目指すのは、内側ぷるん、表面つるさらの可愛らしい肌！

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6月の肌の3大悩み
・凹凸が目立つ
・ギトギトテカる
・くすむ

気温の上昇と共に皮脂分泌が増加。毛穴の面積も拡大。一方で乾燥もしていてキメが乱れがち。紫外線の影響も大きく、ゴワつきやくすみが目立ちがち。

オイリー×乾燥。Wの悩みが現れる季節

春から初夏へと向かう季節の肌は、実は取り扱いがやっかい。ベタついたり毛穴が開いたりという“オイリー系”の悩みが増す一方で、キメが乱れて肌の凹凸やくすみが目立つといった“乾燥系”のトラブルも混在しがちだからです。
「気温が上昇するにつれて、皮脂の分泌量が多くなります。気をつけてほしいのが、毛穴の詰まりやベタつきが気になるからとゴシゴシ洗いすぎたり、さっぱりしすぎるケアですませてしまうこと。表面の油分を取り除くことだけに捕らわれると、保湿がおろそかになって乾燥を招いてしまいます」（小林ひろ美さん）
肌が乾燥すると角層のターンオーバーも乱れてしまって、毛穴詰まりやキメのあれが悪化。その結果、凹凸の目立つくすんだ肌になってしまうのです。

特にここ数年、日本の初夏は肌が乾燥しやすくなっている、と長年の肌データを基に分析するポーラの山川弓香さん。
「5年くらい前から、冬の乾燥状態を5月頃まで引きずる傾向が出ています。7月に入れば比較的潤い状態は良好になるのですが、5月や6月はまだまだ肌が乾燥している人が多いです」（山川さん）

過酷な乾燥が続く冬を越し、次に花粉や大気汚染物質などの影響で肌が過敏に傾く春を乗り切った今…半年近くにわたってダメージを蓄積した肌は、とてももろくなっています。角層のバリアが低くなっていて、外からの刺激がダイレクトに入ってきやすい状態。そんなタイミングで、初夏の強い紫外線が容赦なく降り注いできます。

紫外線量ピーク！肌を守るケアも必須

「紫外線の中でも、肌の奥深くに届くUV-Aや近赤外線量は、５月にピークを迎えます。今までに1750万件もの肌を分析した当社のデータでも、5月は1年の中で最も肌内のメラニンが増える度合いが高いという統計が。注意が必要な季節なのです」（山川さん）
“オイリー”と“乾燥”悩みが並立している所に、“強烈な紫外線”が加わるという三重苦。この時期は、いつも以上に念入りにスキンケアに取り組む必要があるといえます。

「6月は、ちょうど1年の折り返し地点。ここで上半期のリセットができれば、夏から秋へと続く後半も、調子の良い肌が手に入りますよ。気になる悩みを“すす払い”しながら、可愛げ美肌を育てていきましょう」（ひろ美さん）