赤み、ゆらぎ、肌疲れ…老化を招く肌の現代病「慢性炎症」を鎮火する最新アイテム7選
バリア機能の低下により起こる「肌荒れ」。季節の変わり目や外的刺激だけでなく、慢性的な炎症に悩む方が増えているよう。「慢性炎症」を鎮火する最新アイテムをご紹介します。
【抗炎症】老化を招く肌の現代病「慢性炎症」を鎮火して、強く負けない肌を育む
外的刺激から肌を守る関門となるのが、表皮に備わっているバリア機能。炎症が起きている肌は、バリア機能が低下している証拠。抗炎症ケアは、肌を健やかに保つ上でも、老化を防ぐ上でも、かなりの優先事項。今起きている炎症を鎮めるだけでなく、炎症を起こしにくい肌環境へと育んでいく一歩進んだアプローチが登場している。
ブーストセラム
(右)【寝不足肌に】SHISEIDO アルティミューン パワライジング コンセントレート IIIn
免疫美容の元祖が睡眠ホルモンに着目して進化
肌の免疫機能に着目した従来の技術に加え、睡眠不足などの生活リズムの乱れによって起きる肌変化にも対応する新技術を加えた「イミューンジェネレーション REDテクノロジー」を搭載。日中も夜間も、24時間体制で肌の免疫機能をサポート。30ml ¥8,800
睡眠ホルモンメラトニン
睡眠に深い関わりをもつホルモン・メラトニンは、実は肌でも分泌されている。抗酸化・抗炎症の働きをもち、免疫機能の一端を担っている。そこで、肌でのメラトニン合成を促進する成分・エクトインを軸にした技術「イミューリズム」を新採用。
(左)【なんとなく不調肌に】ロート製薬 ブルーミオ ディープブースト セラム
セラミドに秘められた抗炎症の力で美肌に
老化した細胞が発する炎症シグナルが周りの細胞にも広がり、老化を加速させる現象に着目。独自成分「ブルーセラミド」が、肌本来の潤う力を高めながら炎症を鎮める。慢性炎症によって“なんとなく調子が悪い”肌を、健やかな状態へと立て直していく。25g ¥3,850
ブルーセラミド
植物由来の発酵セラミドをナノ化した『ナノ化発酵セラミドプラス』に、カモミールの精油成分『グアイアズレンスルホン酸Na』を合わせた複合成分。老化細胞によって引き起こされる慢性炎症を抑える働きをもつ。
アイクリーム
(右)【敏感目元に】第一三共ヘルスケア ミノン アミノモイスト エイジングケア アイクリーム[医薬部外品]
低刺激処方で潤いを補いながらシワ改善&くすみケア
ちょっとしたことでも炎症を起こしがちな敏感肌に対応した目元用クリーム。抗炎症成分と、肌に刺激の少ないシワ改善成分・ナイアシンアミドを組み合わせ、さらにアミノ酸などの潤い成分が健やかなバリア機能を育む。25g ¥3,080(編集部調べ)
ダブル有効成分
シワ改善&美白有効成分『ナイアシンアミド』に、肌あれ防止成分『グリチルリチン酸2K』をW配合。敏感肌ならではのくすみ、シワの目立ちに働きかける。
(左)【慢性疲労目元に】ドクター津田コスメラボ スキン バリア アイゾーン
バリア膜で包んで弱った目元を守り、癒す
「治療型スキンケア」をコンセプトに、肌表面を医療用フィルムをイメージした保湿膜で包みながら、肌の内側にバリアアップ成分と鎮静成分を浸透させる二層構造のクリーム。フィルム膜で肌を包むことで、たるみやシワをなめらかにリフトアップさせる効果も。20g ¥8,800
アイゾーン高保湿複合体
創傷治癒で用いられる医療用フィルムをイメージした、潤いの膜で肌を包む処方。肌のバリア機能を補強し、肌本来の自己治癒力を引き出す。同時に美容成分の浸透を高める働きも。
乳液
【あれがち肌に】KINS ミルク
おくるみ発想の肌を守る美肌菌入りミルク
水溶性と油溶性の層がミルフィーユ状に重なる乳化粒子の中に、皮膚常在菌の発酵液や、ヒト型セラミド、ナイアシンアミドなどの美肌成分を配合したミルク。肌に広げると肌の細胞間脂質になり代わるように一体化。柔らかくふかふかとした、美肌菌の育ちやすい肌環境へと整える。30g ¥3,480
「乳酸棹菌+バチルス菌」発酵液
赤ちゃんの肌に多く、成人になると減少するふたつの菌を培養して得た発酵液。さまざまな潤い成分を多彩に含んでおり、肌の潤いやハリツヤに関与する。
クリーム
【エイジング悩みに】ラ・メール ザ・モイスチャライジング ソフト クリーム
老化要因を根本から抑制し炎症の起こりにくい肌環境へ
ブランドの創始者である博士が、実験中に負った火傷をきっかけに研究開発を始めたのは有名な話。そうして生まれた発酵成分「ミラクルブロス」には、炎症を抑え肌老化を予防する働きが。起きてしまった炎症を鎮静するだけでなく、潤いを高めて炎症が起こりにくい肌環境を作り出していく、積極的な予防効果も兼ね備えている。60ml ¥53,240
ミラクルブロス
高い生命力をもつ海藻・ジャイアントシーケルプを独自のプロセスで発酵させて得られるエキス「ミラクルブロス」。抗炎症効果に加え、肌の脂質合成を促しバリア機能を向上させる働きも認められている。
【未来の老化予防に】SK-II スキンパワー アドバンスト クリーム
炎症の予防から鎮静まで包括的に働きかける
慢性炎症が肌老化を加速させるという知見から、炎症を食い止めるためのアプローチを長年研究。炎症要因を「遮る」「作らせない」「鎮める」「美肌を育む」の、4つのアプローチで包括的にケア。ブランドを代表する発酵エキス『ピテラTM』には、抗炎症作用をもつ肌内の活性物質を増やす働きもある。50g ¥17,050(編集部調べ)
エイジングの火種
肌内で微弱な炎症が起きていて、なおかつ肌表面が乱れているエリアを「エイジングの火種」と定義。エイジングの火種が多い人程、将来の肌老化が進みやすい。同じ人の肌を長期的に観察する大規模研究によって見出された新知見。
『美的』2023年12月号掲載
撮影/出牛久美子 スタイリスト/山本瑶奈 構成/もりたじゅんこ
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。