美的GRAND
お悩み別ケア
2023.6.5

医薬部外品ではない美白コスメは効果がない?|美的GRAND

「美白」にまつわるあらゆる疑問に、サイエンスビューティに詳しい美容エディター・大塚真里がお答え!

「美白有効成分」にまつわる疑問を解決!

Q.「医薬部外品」ではない美白コスメは効果がない!?

A.美白コスメはすべて医薬部外品です
“美白”というワードは法律上美白有効成分配合の化粧品(もしくはライン)にしか使えません。ただし、医薬部外品でなくても良質で効果の高いブライトニングコスメはたくさんあります。

Q.美白ケアラインの洗顔料を使っても美白ケアになりますか?

A.美白ケアの準備的な役目を果たします
美白スキンケアラインの洗顔料は、角質ケア成分などが配合されたものが多数。古い角質をオフしてくすみを取ったり、次に使う美白コスメの浸透をサポートするような働きがあります。

Q.同じメーカーが作っている美白美容液、ひょっとして中身はどれも同じ?

A.美白有効成分は同じでも処方は異なります
複数ブランドがあり、共通の美白有効成分を使っているというメーカーは少なくありません。でもターゲットや販売価格に合わせてほかの美容成分や処方を変えており、中身はそれぞれ異なります。

Q.「美白」という言葉は時代に合っていないのでは?

A.使わないブランドも増えてきています
“白い肌が美しい”という価値観は過去のものですが、「美白有効成分」という言葉が存在するため、現在は単語として使われています。「ブライトニング」に言い替えるブランドも増えています。

現在承認されている主な美白有効成分リスト


真ん中の「通称」が一般的に知られている名前。最近は化粧品の成分がトレンドなので、なんとなく知っているという人も多いかもしれません。右端のいわゆる本名が、全成分表示に記載される名前。成分の溶解性によって、配合されるアイテムの傾向が変わります(例えば水溶性の成分はみずみずしい剤形に配合されやすいなど)。

化粧品に配合されている美白有効成分はここをチェック


パッケージのどこかに必ず「全成分表示」があります。医薬部外品の場合、有効成分が冒頭に書かれ、末尾に有効成分の注釈が添えられています。その化粧品が肌あれ防止など美白以外の効能も備えている場合、美白以外の有効成分も列記されます。

エディター

大塚真里

 

『美的GRAND』2023春号掲載
撮影/吉田健一(背景イメージ) 監修/近藤和裕(Nuzzle) 構成/大塚真里

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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