美的GRAND
お悩み別ケア
2022.6.25

【biiku】若い肌こそ日焼け止めを!オトナも知らないUVケアの真実とは?

いよいよ夏本番。子供たちには”青春の1ページ”の始まりですが、美肌警報発令中です! 紫外線は、未来のシミ・シワのリスク、ニキビや肌あれを引き起こすばかりでなく、肌の根本的な仕組みを脅かします。若い肌こそ日焼け止めを徹底すべき理由を、皮膚科専門医の慶田朋子先生に伺います。

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〈右・里奈さん〉ワンピース¥51,700(三喜商事〈バレナ〉) イヤーカフ¥107,800(アパルトモン 青山店〈ガブリエラ アルティガス〉) サングラス¥37,400(アイヴァン 東京ギャラリー〈アイヴァン〉) 〈衣里茉さん〉ワンピース¥50,600(アマン〈フィナモレ〉) バングル¥20,900 リング¥10,780(アマン〈アンセム フォー ザ センセズ 〉) サングラス¥36,300(アイヴァン 東京ギャラリー〈アイヴァン〉) ヘッドピース 参考商品(irima)

「成長期に浴びた紫外線の蓄積で肌の未来が決まります」慶田朋子先生

紫外線の肌への害が明らかになるにつれ、老若男女すべての人にUVケアは必要なものという認識が広まってきました。一方、まだまだ日焼け止めは肌に負担があるもの、特に皮脂分泌が盛んなティーンには不要と考える親が多いと聞きます。

「幼児期からの紫外線対策は必須」とその意義を皮膚科医の慶田先生が説きます。

「紫外線は、細胞内のDNAを傷つけます。これが修復できないと皮膚がんなどを発症することに。肌には、生まれながらにして、そんな紫外線ダメージを修復する力が備わっています。それにより、がん化せずにすんでいるのです。ところが成長期の肌は細胞分裂のスピードが速く、この自己修復が間に合わないことが。UV対策をせずに短時間に急激に紫外線を浴びる、または長期間にわたって紫外線を浴び続けることは、若い肌にとって大人以上にリスクが高いのです」

UVケアは歯磨きのようにティーンのうちから習慣化を

日焼け止めでニキビが悪化しそうという声や、かぶれなどが心配という声も。

「紫外線に当たると、毛穴の入り口が固くなって詰まりやすくなり、さらにニキビができやすくなるので、ニキビ対策としても日焼け止めは大切です。肌あれが気になるのであれば、最近は敏感肌用の日焼け止めも充実しているので、そうしたものを試す、あるいは飲む日焼け止めを活用するのもいいですね。細胞分裂の速い幼少期はもちろん、10代の間に、いかに紫外線から肌を守れるか。それが将来の肌の見た目だけでなく、皮膚がんや皮膚疾患のリスク低減につながるのです。そのことを踏まえて、今から“365日、外出する前には日焼け止め”を親子で習慣化するようにしましょう」

銀座ケイスキンクリニック 院長

慶田朋子先生

 

教えて!こんなとき、ティーンのUVどうすれば?

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Q:ニキビ肌に日焼け止めを使っていいの?

 

A:紫外線が悪さをする!ニキビ肌こそUVケア

今あるニキビをこじらせないためにも、紫外線はしっかりと防ぐべき。ニキビになりにくい「ノンコメドジェニック」タイプを選びましょう。また、日焼け止めを塗る前には、洗顔→化粧水→乳液と、基本のケアを忘れずに!

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Q:日焼け止めにプラスするなら、どんなケア?

 

A :サプリメントを活用して内側からUVブロック

日中、日焼け止めを塗り直しづらいようなら、朝食時にパワフルな抗酸化作用をもつサプリメント“飲む日焼け止め”を。コストが気になるところですが、紫外線量の増える夏だけでも、未来の肌への投資と思ってトライ!

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Q:マスク焼けが気になるのですが…

 

A: 子供に美白ケアはまだ必要なし。リタッチを徹底して

そもそも日焼けとはメラニンが細胞を守ってくれている状態。成長期にメラニン産生を抑える美白ケアは尚早です。マスク焼けが気になるなら、重ね塗り&塗り直しと、毎日のスキンケアで肌の生まれ変わりを促すことで対応を!

 

美的GRAND 2022年夏号掲載
撮影/菊地泰久(vale./人物) メイク/佐々木貞江 ヘア/Dai Michisita(Sun and Soil) ネイル/中島理恵(uka) スタイリスト/青木貴子 モデル/高橋里奈、高橋衣里茉 イラスト/sino 文/平輝乃 構成/佐野有子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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