皮膚科医 千葉真美先生に聞きたい! 日焼け止めはクレンジングオイル で落とさなきゃダメですか?
この時期毎日のように使っている日焼け止めも、意外とSPF値や正しい使い方などについて知らない人が多いよう。皮膚科医である千葉真美先生に聞く、正しい日焼け止めの使い方とは?
皮膚科医 千葉真美先生
Profile
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。2009年イデリアスキンクリニック代官山院長に就任。美容皮膚科医としての豊富な知識と経験を生かし、あらゆる肌悩みに対応。
Q、日焼け止めはクレンジングオイル で落とさなきゃダメですか?
A、日焼け止めのタイプによります
「ウォータープルーフタイプはクレンジング剤を使うべきだと思いますが、クレンジングオイルじゃないといけないわけではありません。ウォーターレジスタンスタイプは洗顔料でも落とせますし、タイプに合ったアイテムできちんと落とせば大丈夫です」
Q、SPF値の高い日焼け止め は本当に肌に負担になるの??
A、なります。心配なら敏感肌仕様の日焼け止めをチョイスして
「吸収剤や散乱剤はかぶれや乾燥の原因に。SPF値が高い程それらも多く含まれるので、肌への負担となる可能性も。心配ならノンケミカル処方や皮膚科医が開発した肌に優しい日焼け止めをいくつか使い比べて、ベストな1品を見つけてみてください」
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Q、SPF15の化粧下地の上からSPF30のファンデーションを塗ったときのUVカット力は?
A、15+30=45とはなりません!
「日焼け止めの場合、重ねるとSPF値の高い方の効果が優先され、単純に足した数値にはなりません。ただ、そもそも思った以上にたっぷり塗らないと表示どおりのUVカット効果は得られないのです。使用量が増えるとUV効果が高まるという意味で、重ねづけはおすすめ」
撮影/玉置順子(t.cube/人物)、河野 望、林 紘輝、田中麻以(静物) ヘア&メーク/KUBOKI、猪狩友介(Three Peace) スタイリスト/坂下志穂 モデル/MIKU イラスト/萩原慶子 デザイン/GRACE.inc 構成/たんろ、塩田幸子、内田淳子(本誌)
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。