老化の原因!シワやたるみを招く「秋冬のガサガサ乾燥肌」対策まとめ
10月に入り、肌寒く感じる日が増えてきました。そうなると気になるのが“肌の乾燥”。乾燥は、シワやたるみなどを引き起こしたり、メイクのノリも悪くなるなど、よいことなしです。
そこで今回は、『美レンジャー』の過去記事から、これから寒い季節を迎えるにあたって取り入れたい乾燥対策や乾燥を招くNG行為などをまとめてお届けします。
まずはたっぷり潤いを!乾燥肌ケア2つ
過去記事「ど~しても…パリパリ!“ヒドイ乾燥肌”に潤いを取り戻す解決策2つ」では、スキンケアアドバイザーが、ヒドイ乾燥肌を改善する2つの方法をご紹介しています。
(1)コットンパックでたっぷり水分補給
乾燥している肌は皮脂分泌が少なく、角質層の水分量も低下している状態です。そんな肌には、洗顔後すぐにコットンパックをして、たっぷり水分を与えてあげましょう。
【コットンパックのやり方】
(1)化粧水をコットンに含み、軽く絞る
(2)1枚のコットンを均等の厚さになるように2枚に裂く
(3)乾燥が気になる部分にのせて、1~5分間放置する
(4)コットンを取って、乳液やクリームで化粧水の蒸発を防ぐために蓋をする
特に乾燥がヒドイときは、ビタミンA(レチノール)やビタミンEなど、皮膚表面を滑らかにする成分が配合されているものを選びましょう。ただし、アルコールやエタノールを多く含んでいるものは、水分の蒸発が早くパックには向かないので避けてくださいね。
(2)スチーマーを使って浸透力アップ
ヒドイ乾燥肌には、スキンケアアイテムをただつけるだけでなく、しっかりと浸透させることが大切です。
しかし、肌の潤いを保つための角質層の水分が不足していると、せっかく化粧水や美容液をのせても、その成分はなかなか浸透しません。
そんなときは、スチーマーを使って角質層まで水分を届けてあげましょう。スチーマーの蒸気は粒子が細かいため、角質層まで水分が浸透しやすいのです。いつものスキンケアにプラスして行うことで、肌の奥にまで化粧品の有効成分を届けてくれる効果も期待できます。
やってない?乾燥を招くNG行為5つ
過去記事「洗顔は1分未満で!肌がカサカサに乾燥する“やりがちNGケア”5つ」では、ついやってしまいがちで乾燥を招いてしまう5つのNGスキンケアについてお伝えしています。
NG1:クレンジングや洗顔に時間をかけ過ぎている
「メイクをしっかり落としたい」と、クレンジングや洗顔に時間をかけると、肌への負担が大きくなり、乾燥を招いてしまいます。
クレンジングは1分程度を目安にし、素早く洗い流すようにしましょう。ただし、洗顔後のすすぎ不足はニキビの原因にもなるので、短時間ながらもしっかりすすいでくださいね。
NG2:熱いお湯で顔を洗っている
熱いお湯は肌への刺激が強く、細胞間脂質(セラミドなど)や天然保湿因子(NMF)などを奪ってしまうため肌の乾燥を招きます。
顔を洗うときは、皮脂が落ちる35~38℃程度の少しぬるめのお湯で洗いましょう。
NG3:化粧水を強く叩きこむようにつけている
化粧水をつけるときは、手でもコットンでもパチパチと強く肌を叩くのはNG。ただでさえ乾燥している肌に強い刺激となります。また、赤ら顔やシミの原因にもなりかねません。
手でつけるときは、清潔な手に各メーカー指定の量を出し、優しくハンドプレスするよう顔全体になじませます。
コットンを使う場合は、コットンの両面が化粧水でヒタヒタになるくらいにたっぷり含ませ、優しくなじませてください。
NG4:美容液の順番を考慮していない
乾燥している肌にたっぷり栄養を与えようと美容液を複数使いしても、正しい順番で使用しなければ、その効果はきちんと発揮されません。
2種類以上の美容液を使う際には、テクスチャーが“水っぽいもの”から使用します。油分が多いものは一般的に粘度の高いものが多く、先につけてしまうとそのあとに重ねたものの浸透を妨げてしまう可能性も。
また、しっかりと栄養を与え効果を出すためにも規定どおりの量を使ってくださいね。
NG5:硬めのクリームを肌の上で伸ばしている
ひとくちにクリームといってもそのテクスチャーは異なりますが、特に注意したいのが、ニベア青缶のような少し硬めのクリーム。顔にのせてから肌の上で伸ばしたり擦ると、摩擦が起き肌への負担となります。
手のひらに各メーカー指定の量を出したら、もう片方の手のひらを上から重ねて温めるように伸ばし、柔らかくなったら肌に優しく押し込むようになじませていきましょう。
透明感アップで乾燥を感じさせないメイクテク
最後は、乾燥肌をメイクの際にケア&カバーし、透明感をアップさせるテクを、過去記事「冬の乾燥に負けない!お肌の“透明感をアップさせる”メイクテク3つ」からご紹介します。
(1)メイク前とメイク後にしっかり保湿
透明感ある肌づくりには保湿がなによりも重要なポイント。メイクの前だけでなく、完了後にもミスト化粧水などでしっかり保湿を心がけると、お肌のハリや弾力だけでなく透明感のアップにもつながります。
(2)ファンデーションにオイルをプラス
肌の透明感を演出するには、ツヤ感も重要です。いつも通りにメイクをしてもどこかくすんだ印象になってしまうなら、ファンデーションにオイルを1滴プラスしてみて。これだけでお肌の仕上がりに潤いがチャージされ、透明感アップにつながります。
つけすぎるとベタつきの原因になるので必ず少量に。目安としては、ほんの1滴を垂らす程度にとどめてください。
(3)パール感のあるフェイスパウダー
いつもと同じベースメイクの上から、パール感の高いフェイスパウダーをのせるだけでも、透明感をアップさせるテクニックになります。
大きめのブラシでサッとはらって、つけすぎないのがコツです。ツヤ感を高めるためには、粒子が細かいタイプを選んでみてください。
潤いを失ったガサガサ肌にならないためにも、今から乾燥対策を始めてみてはいかがでしょうか。
初出:美レンジャー ライター:美レンジャー編集部
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。