市場拡大中のメンズ美容の実態、今進んでいる方向は?男性の美を知る大型イベントには美容医療からメンズ美容家電まで
今やメイクが当たり前となっている10~20代の男性はもちろん、コロナ禍のオンライン会議などで自分を見る機会が増えたことをきっかけに身だしなみを気にするようになったり、美容医療がより身近になってきたことで、急成長を遂げている“メンズ美容”。その歴史の第一章を進んでいる昨今のメンズ美容の実態は…?今回は、メンズ美容に特化したイベント「Men’s Beauty Festival 2024」にて、美的.comスタッフが調査してきました。
メンズ美容の実態1.とにかく幅広い年齢層が注目を集めている!
今回訪れた「Men’s Beauty Festival 2024」は、メンズビューティプロダクションの「Soft Drink」が開催。2日間渋谷のスクランブルスクエアにて行われた大型イベントで、約700人が足を運んだのだそうです。
そんな大型イベントでまず驚いたのは“年齢層の幅広さ”。昨今よく行われるコスメイベントに筆者が取材に行くと「あ、この年代に人気なんだ!」と体感することが多い一方、今回のイベントではとにかく幅広い年代の人が楽しんでいる様子。後日主催の「Soft Drink」にお伺いしたところ、16歳〜54歳までの方々が来場されたそうです。
様々な世代から関心がもたれているという実態を改めて実感。
メンズ美容の実態2.男女兼用で使いやすいコスメからメンズに特化したブランドまで
では、どのようなアイテムがメンズ美容の“今”にあるのでしょうか。1つは、男女兼用で使いやすいコスメブランド。従来は女性のメイクアイテムとして発売されていたけれど、もちろん男性が使ってもOK!「男性が使ってもキレイになれる!」「自然に仕上がっていい!」と思えるコスメが多数ありました。
例えば…
KATE(ケイト)
数々のアイテムが『美的』ベストコスメを受賞しているプチプラコスメブランド「KATE」。毎日使いやすい色味や機能性が備わったコスメは、メイク初心者のメンズにもおすすめ。
Visée(ヴィセ)
ドラッグストアなどでも手に入る「ヴィセ」。とにかく自然な仕上がりでありながら、さりげなくキレイに見せるアイテムは、「メイク感を出したくない」というメンズ必見!
ロート製薬 メラノCC&オバジ
女性からも圧倒的支持を集めているロート製薬のビタミンCスキンケア。様々な肌悩みにうれしい万能な成分ということで、「何を使っていいかわからない…」という人のファーストスキンケアにも。
これらのアイテムのメリットは、“手軽さ”!リーズナブルな価格やドラックストアやバラエティショップで試せたり購入できたりするため、手に取りやすいのが特長です。
そして、メンズ美容に揃うコスメのもう1つが“男性に特化したアイテム”。男性の肌はもちろんですが、男性目線での使いやすさやデザインにまでもフォーカスしたアイテムも多数登場しています。
美的.comスタッフが現場で注目したのは…
DISM(ディズム)
最新の医学に基づくプロダクツを開発してきたアンファーのメンズスキンケアシリーズ。
男性の肌は女性の肌に比べて硬く、ごわつきを感じ、男性の肌の方が施術器具や薬剤が入りづらく感じることがあるという医師の意見から着想を得て開発。1本でケアができるオールインワンジェルをはじめ、泡の毛穴ケアマスクやオイルコントロールクリームなど、男性の肌悩みに合わせたスペシャルケアアイテムもラインアップ。
aono(アオノ)
自然由来の成分を厳選したメンズオーガニックスキンケアをマンダムが開発。シェービングや日焼けによりダメージが蓄積されやすく、肌の潤いが失われやすい環境の男性の肌のための技術と成分で、潤うのにベタつかない肌へ整えます。
LUWONT(ルオント)
現代ビジネスマンの悩みを解決すべく、エステでおなじみの「TBC」が立ち上げたメンズコスメブランド。自然体のまま清潔感あふれる姿に導くBBクリーム、コンシーラー、フェイスパウダーなどのベースメイクやアイブロウアイテムが揃います。
メンズ美容の実態3.美顔器やドライヤーまで!老舗メンズコスメブランドは新たなジャンルへの参入も
「まずは毎日のスキンケアやメイクアイテムから…」と思いきや、ドライヤーやヘアアイロン、美顔器、美容医療など、バリエーションもどんどん豊富になってきているのが今のメンズ美容。毎日忙しい男性でも、自分のライフスタイルに合ったアイテムを取り入れることができるようになってきています。
☑DISM(ディズム)からは初の美顔器が登場
メンズスキンケアブランド「DISM」から初の美顔器が登場。1台で「ほぐす・届ける・整える」ことを目的としたEMSやマイクロカレントなど3つの機能を搭載し、毎日のスキンケアを格上げします。注目は形状!T字剃刀とほぼ同じサイズ感にすることで、美顔器に慣れていない男性でも感覚的に使用できる形状なっています。
☑使いやすさ満点!「ium(イウム)」のドライヤー&ヘアアイロン
メンズスタイリングに特化した美容家電ブランド「ium(イウム)」。「必要以上に美容にこだわるのは恥ずかしいけれども、人からどう見られているか気になる」という声に応えるべく、簡単にトレンドのヘアスタイルを作りだせるよう開発されたドライヤーやヘアアイロンが発売されています。スタイリングに慣れていない男性にも使いやすい持ち手やディスプレイなどへの工夫に加えて、1万円以下で購入できる金額にも驚き!
☑老舗メンズ化粧品ブランド「uno(ウーノ)」からはメンズのカラコンが!
メンズ美容を長年サポートし続けてきた「uno(ウーノ)」からは、ビジネスパーソンの“目”に着目したカラコン「アイスーツ」が新登場!女性に比べて瞳が暗く見えるという事実をもとに、レンズに細かく配色された透明色によって、男性の瞳を明るく見せ、清潔感のある印象をかなえます。カラーは、与えたい印象によって使い分けることができる3タイプ。メイクにはまだ抵抗があるという人にもぴったりです。
メンズ美容の実態4.男性インフルエンサー発のコスメも!日々感じたことから誕生したアイテムにはたくさんのこだわりが。
メンズ美容の実態、最後はインフルエンサー発のコスメ。日々感じたことや悩むこと、「こんなのがあったらいいな!」を形にするインフルエンサー発のコスメは、多くの人気を集めていますが、メンズインフルエンサー発のコスメも登場。こだわりが詰まったアイテムは注目です。
iRu(アイルー)
美的リーダーズとしても活躍し、SNSの総フォロワー約50万人を持つ美容家 渡邉柊さんがフォロワーと一緒に作り上げた新ブランド。SNSにアップしている検証動画をアップしていくうちの目元印象にとってまつ毛が大切だと実感したところから開発がスタート。育毛効果の期待できる成分を渡邉さんが厳選し、まつ毛にハリ・コシ・ボリューム感を与え、メイク後もすっぴんでも美しい印象に仕上げます。
ブラシはしっかり立てても寝かせても使えるユニークな形状になっているなど、毎日使うものだからこそのポイントも。
\我らの柊さんも会場に!/
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どんどんと可能性を広げているメンズ美容の今。第二章も楽しみです。
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※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。