洗顔・クレンジング
2018.8.5

美容の常識[それってウソ?ホント?]“オイルクレンジングの肌への負担”に関する真相を皮膚科医に直撃!

日ごろから湧いてくる美容に関する「ウソ?ホント?」の疑問に、専門家が答えてくれるこのコーナー。今回は、クレンジングに関する疑問を、美容皮膚科タカミクリニックの美容皮膚科医・山屋雅美先生にぶつけてみました!

Q:“オイルクレンジングやシートタイプのメイク落とし”は、肌に負担がかかるってホント?

疲れた日の夜。なんだかメイクを落とすのさえも面倒……。

そんなとき重宝するのが、スルスルとメイクを落としてくれる“オイルクレンジング”や、サッとふき取るだけでメイクオフできる“シートタイプ”ではないでしょうか?

ところが、巷で巻き起こるのが、オイルクレンジグやふき取りクレンジングに対する賛否両論問題!

そこで早速、この疑問を山屋先生にぶつけてみました! 先生の答えは……?

A:それは場合によってホントです

「油分の多いオイルクレンジングは、メイクオフの際に肌になじませようと擦り過ぎて肌を傷めてしまったり、逆に皮脂を取り過ぎて乾燥させてしまうなど、お肌への刺激が強いことも。特にニキビができやすい方は、避けた方がベターです。同様に、ふき取りのシートタイプも肌表面の角質層を傷つけてしまう恐れがあります」(山屋先生・以下「」内同)

クレンジングは、“ジェル”や“ミルク”がおすすめ!

「お肌にとってNGなのは、ズバリ“擦る”という行為。クレンジングは、“ジェル”や“ミルク”タイプを使用して、お肌と指の間にワンクッション置きながら優しくオフしましょう。力を入れ過ぎないこともポイントです」

一方で、美的クラブで行った“美容に関する疑問”アンケートでも目立ったのが、「アイメイクまで一気に落としたいから、オイルクレンジング派」という声。

「洗浄力が強い分、どうしても刺激も強くなりがち。アイメイクやリップメイクは、予め専用のリムーバーで落とし、ベースメイクはジェルやミルクを使用するなど、パーツごとに使い分けるのもおすすめですよ」

また、肌質によっては、クレンジングの種類にも注意が必要なのだとか!

「ニキビや皮脂が出やすい方は、油分の多いクリームタイプは避けるようにして。さっぱりタイプのクレンジングでしっかりメイクオフしながら、仕上げに十分な保湿を行ってくださいね」

スキンケアの基本のキでもある、クレンジング。ただ闇雲に落とすのではなく、美肌の土台作りと考え、いま一度見つめ直してみましょう。

profile
美容皮膚科医
山屋 雅美先生
埼玉医科大学卒業後、東邦大学医療センター大橋病院にて従事。三井記念病院、都内美容皮膚科を経て、2011年美容皮膚科タカミクリニックに勤務開始。シミ、しわ、たるみなどのアンチエイジング治療のほか、ニキビや肌荒れなどの皮膚疾患にも精通し、肌質改善治療まで一貫して行っている。
■美容皮膚科タカミクリニック http://takamiclinic.com/

文/木土さや

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事