クレンジングローションのオススメ品を教えて。From EU 【 大高博幸さんの肌・心塾 Vol.459 】
Q 大高さん、初めまして ( 中略 ) 。私はヨーロッパで暮らしています。硬度は それほど高くありませんが、硬水の地域なので 水洗顔はせず、朝の洗顔も 夜のクレンジングも、ミセラータイプのクレンジングローションを コットンに含ませて 肌を拭いています。
日本製のアイテムは手に入れるのが難しいので、こちらで入手できる製品で、大高さんオススメのミセラータイプの優秀品を 是非 御紹介ください。使用する際に 心がけるべきことも、教えて頂ければ嬉しいです。よろしくお願い致します。( ひとみ、33 歳、やゝ乾燥肌、学生 )
A この連載を いつも読んでくださっているとのコト、ありがとうございます♡ ヨーロッパからのメールは初めてで、ちょっとビックリ & とても嬉しく思いました。
早速、ズバリと回答させて頂きますが、文面から察すると、ひとみさんは フランスに お住まいかと想います ( 当たっていますでしょうか? ) 。
1 ) アンブリオリス クレンジング ミセルローション ( フランス製 )
Embryolisse® Lotion Micellaire Soin nettoyant démaquillant apaisant
日本での価格は、100ml ¥1,200、250ml ¥2,800 ( 共に税抜 )
鎮静的効果をも感じさせる、まろやかでいて さっぱりとした使用感の クレンジングローションです。
植物由来の洗浄ミセル + グリセリン ( 保湿成分 ) + コーンフラワー & カモミール & ハマメリスエキス ( 整肌成分 ) を配合。敏感肌を含め、オールスキンタイプ用です。
使用法等については、まとめて後述します。
2 ) パルファム ジバンシイ レディ トゥ クレンズ ウォーター ( フランス製 )
GIVENCHY READY-TO-CLEANSE Eau Micellaire Tonique
日本での価格は、200ml ¥5,000 ( 税抜 )
フレッシュな爽快感と共に 肌を生き生きと目覚めさせる、しなやかで さっぱりとした使用感のクレンジングローションです。
ミセルウォーター + サボテン花エキス + ヒアルロン酸 + ヤシ油由来の美容成分を配合。肌を保湿しながら浄化すると同時に、表皮のターンオーバーも整えてくれます。オールスキンタイプ用です。
3 ) クリニーク 2 in 1 クレンジング ミセラー ジェル & ライト メークアップ リムーバー ( ベルギー製 )
CLINIQUE geleé micellaire 2-en-1 nettoyante + démaquillante légère
日本での価格は、148g ¥3,000 ( 税抜 )
肌になじませると ジェル状からリキッド状に変化する、ミセラーテクノロジー搭載のクレンジング洗顔料。ヨーロッパでは、少くとも フランスとイギリスで発売されています。
植物由来成分をベースとして、ヒアルロン酸 + キューカンバーエキス + トレハロースを配合。オールスキンタイプ用で、穏やかな洗浄が可能です。
使用法 ――
1 ) と 2 ) は、コットンに たっぷりと含ませて、肌全体を優しく拭き取ります。できれば、額 ( ひたい ) 、鼻すじ、頬の順に拭くといゝでしょう。頬から目の下にかけては、顔の中央から側面に向かって、斜め上方向にコットンを滑らせます ( 大高流の方法です ) 。ウォータープルーフのアイメイクは、アイメイクアップリムーバーで先に落としておく必要がありますが、非ウォータープルーフのアイメイクであれば、これだけで無理なくオフできます。
3 ) は、基本的に 指先に適量 ( 2 ~ 3 cm ) を取り、顔全体をマッサージするようにして メイクや汚れと一体化させてから、ティッシュペーパー or ウェットコットンで優しく拭き取ります。僕は、コットンに含ませて 顔全体を拭くという方法を 試したコトがありますが、個人的には ◎ だと感じました。アイメイク落としに関しては、1 ) 、2 ) と同様です。
心がけるべきコト ――
① まず、上質なコットンで使用するコト。肌に摩擦感を与える 荒くて硬いコットンは、避けてください。
② クレンジングローション or クレンジングジェルは、必ず適量を使用するコト。クレンジングローションは コットンから液がタレない程度まで、たっぷりの量をコットンに含ませ、力を入れずに肌を拭いてください。
③ コットンに汚れが付着しなくなるまで、新しいコットンに クレンジングローションを含ませ、繰り返し拭くコトを忘れずに。汚れが付着したコットンに クレンジングローションを付け足して使用する方が 稀れにいますが、それは 100 % NG です。
④ メイクをしっかりした日 ( 厚めのメイクをした日 ) や、肌の乾燥が特に気になる時のために、上質なクレンジングミルクを 念のために用意しておくコトもオススメします。まず クレンジングミルクで クレンジングマッサージをして 軽くティッシュオフしてから、クレンジングローションで拭き取るのです。この方法を行うと、肌が より柔らかく、しなやかに整います。イチオシは……、
4 ) パルファム ジバンシイ レディ トゥ クレンズ ミルク ( フランス製 )
GIVENCHY READY-TO-CLEANSE Lait Démaquillant Fraîcheur
日本での価格は、200ml ¥5,000 ( 税抜 )
ジェルに近い質感のクレンジングミルクで、上質な軽いタッチの美容オイルが みずみずしいミルキーローションに化けているような感覚をも与える優秀品です。一般的なクレンジングミルクのように、クレンジングしている間に 明らかな〝 転相 〟が起きない ( 途中で 指の滑りが 止まるコトがない ) ので、非常に心地よく使える上、表皮のターンオーバーを整えながら保湿し、透明感とハリのある肌へと導いてくれます。僕自身は、2 ) を含ませたコットンに 4 ) を数プッシュ分 加えて 顔全体を拭くという、クイック クレンジング法を 必要に応じて 採り入れています。一応、参考になさってください。
ひとみさんが ドイツにお住まいの可能性もあると考え、Dr.ハウシュカ、ヴェリマ、アンネマリー ボーリンドの 3 社にも電話で確認してみましたが、いずれも ミセラータイプのクレンジングアイテムは 発売していないとのコト……。イギリスの アロマセラピー アソシエイツも 同様でした。
以上、ひとみさんの お役に立てれば 幸いです。また メールを お待ちしております。では、Good Luck!
アトランダム Q&A企画にて、 大高さんへの質問も受け付けています。
質問がある方は、ペンネーム、年齢、スキンタイプ、職業を記載のうえ、こちらのメールアドレスへお願いいたします。
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( 個別回答はできかねますのでご了承ください。)
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