艶っぽかわいい“イガリメイク”で隠し味の効いたカラーレスメイク♪|宇垣美里のメイクの旅 vol.8
私たちはメイクでどこにだって行けるし、なんにだってなれる!メイク感が前面に出ていないメイクが今の気分だというイガリさんに季節感を大切にするメイクを宇垣さんにしてもらいました♪ 今月はさりげなく仕込んだ色を活かす”イガリメイク”を紹介します。
少女のようでもあり、少年のようでもある。性別の境界のあやふやな感じが、いとも美しい。
さりげなく仕込んだ色によってカラーレスメイクが“イガリメイク”へと昇華!
過去に何度かご一緒させていただいているイガリさん。パブリックイメージそのままのご本人の元気なキャラクターと、女子の理想を詰め込んだような艶っぽかわいい“イガリメイク”は、媒体が違ってもテーマが違っても1mmもブレない!メイク中&撮影中はそんなイガリさんのスゴさを再確認させていただきました。
でき上がったメイクは、普段自分ではなかなかしないようなカラーレスなメイク。自分的には新鮮だったのに、スタッフの皆さんからは『プライべートの宇垣さんっぽい』と言われて不思議な感覚でした。ストレートの髪型や洋服とのバランスでしょうか? 面白いですね。
一見色味がないように見えますが、よく見ると隠し味のように要所に色がこっそり効いているところがイガリさんらしいなと。特にパープルのカラーマスカラとオレンジベージュのノーズシャドウの使い方&入れ方は、新しくて勉強になりました。カラーマスカラはあえてボテッとつけるとかわいい。オレンジベージュの淡色でノーズシャドウを入れると顔にしゃれ感とムードが出る。このふたつは自分のメイクでもすぐに取り入れてみたいです。
艶っぽかわいい“イガリメイク”の枠内にしっかり収まっているのに、既視感はなく、どこか新しい。少女のような少年のようなイノセントなエロっぽさから連想したのは、ちょうど最近読んだ漫画『性別「モナリザ」の君へ。』の主人公。男でも女でもない。どっちつかずの“あやふや” なものだけがもつ特別な美しさと中毒性のある魅力。それがこのメイクにもあるような気がします。
やはり天才ですね。イガリさん!
使ったのはこれ!
A. ヌーディな2色セット。
アンプリチュード コンスピキュアスダブルアイズ 11 ¥6,600
非公開: コンスピキュアス ダブルアイズの詳細・購入はこちら
B.ラメが輝くブラック。
アニヴェン カラーリングマスカラ グリームブラック ¥1,650
カラーリングマスカラの詳細はこちら
C.ピンク味を帯びたパープル。
Nuzzle フーミー ロング&カールマスカラ モーブパープル ¥1,650
D.ダークブラウンのライナー。
シスレー フィト コール スター N マット 2 ¥5,720
フィト コール スター N マットの詳細・購入はこちら
E.柔和なオレンジブラウンのアイブロウパウダー。
ジルスチュアート ニュアンスブロウパレット 03 ¥3,520
ニュアンスブロウパレットの詳細・購入はこちら
F.スモーキーなブラウンの眉マスカラ。
Nuzzle フーミー マルチマスカラ richeee ¥1,650
G.彩度の高い血色カラー。
ジルスチュアート ブルームミックスブラッシュ コンパクト パレスドリーム 17 ¥4,620(限定品)
ブルーム ミックスブラッシュ コンパクト パレスドリーム[2021年 11月発売]の詳細はこちら
H. ベージュゴールドのハイライター。
ランコム グリマリング ハイライター ¥8,800(限定品)
グリマリングスターハイライター[2021年 11月発売]の詳細はこちら
I. ネイキッドなベージュ。
SUQQU シアー マット リップスティック 01 ¥5,500
シアー マット リップスティックの詳細・購入はこちら
メイク方法
Aの左をまぶた全体にのせたら、右で上下の目の際を囲む。Cを上まつげ、Bを下まつげにオン。Dで上まつげ際の目頭と目尻をはみ出させるようにラインを引き、下のまつげ際は中央のみに。眉は、Fを全体にたっぷりとのせたら、Eの中央の色を眉頭の下のノーズシャドウ部分にオン。Gを頬の内側めに入れ血色を足したら、Hを重ねてツヤをプラス。リップはコンシーラーで赤みを抑えた後に、Iを塗って完成。
from Shinobu
最近の気分は、メイク感が前面に出てこないメイク。洋服(ファッション)と顔(メイク)が50:50になるバランス感が今っぽいと思うので、今日のメイクもリップを中心に色味を抑えたのがポイントです。足し算ではなく引き算することで、おのずと“宇垣さんらしさ”が際立ちました!
PROFILE
宇垣美里さん
うがきみさと/フリーアナウンサー。1991年生まれ兵庫県出身。『宇垣美里のコスメ愛』(小学館・¥1,650)、『愛しのショコラ』(KADOKAWA・¥1,980)が大ヒット中。
『美的』2022年1月号掲載
撮影/tAiki(人物)、金野圭介(静物) ヘア&メイク/イガリシノブ(BEAUTRIUM) スタイリスト/小川未久 構成/杉浦由佳子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
雑誌、広告などの撮影以外に、「フーミー」「べイビーミー」という人気コスメのプロデュースも手掛ける売れっ子アーティスト。YouTubeやインスタライブで発信されるわかりやすいメイクテクニックは常に話題。著書も多数。
「お久しぶりな宇垣さんは相変わらずヘアも肌もピッカピカ!!」