オンライン映えするメイク術5選・簡単お悩み解決方も
オンライン会議や飲み会などが主流になりつつある昨今、PCに映った自分のさえない顔を見て驚愕した人も多いのではないのでしょうか?今回は、オンライン映えするメイク術を賢者と読者に聞いてみました。オンライン映えしなくて悩んでいる人たちのお悩みと共に解決していきましょう。
オンライン映えするためのお悩み&3つの解決方法
PC上に映る自分の顔にショック!!
オンライン会議は、相手の顔はもちろん、動いている自分の顔をまじまじと見ることができる、これまでになかった体験です。画面越しという特殊な環境もあり、さまざまなアラが気になる様子。
※ 2020年3月、在宅勤務をしたことがある20〜50代の一般女性329人への花王Web調査 (回答の構成比は小数点第2位を四捨五入しているため、合計は必ずしも100%にはなりません)
こんなお悩みの声が!
Point
画面が粗いから、細部はよく見えません鏡の中では気になるシミやニキビも、画面を通すと鮮明さがなくなり相手にはほぼ見えなくなります。時間をかけてコンシーラーでカバーしても、その努力は伝わらない…。
Point
くぼみに影が強く落ち顔がくすんで見えるオフィスや屋外と比べると自宅の室内は暗め。天井や窓などひとつの方 向から光が差すことが多いため、法令線や目元のくぼみに影が強く出て、くすんだ印象になってしまいます。
Point
血色感がなくなり、疲れた印象にふわっと程よく入れたチークもおしゃれなベージュリップも、画面越しではほとんど“なかったこと”に!生き生き感が伝わらず、不機嫌そうだったり疲れた印象に見えがち。
「対面と画面越しでは相手の目に映る自分の姿が大きく異なります。オンラインでも映えるメイクをいち早く覚えれば、外出できない時間も楽しくなりますよ」(長井さん)
画面に映る自分の顔がさえない
【1】実はメイクよりも…光、PCの角度、服や顔周りのアクセ使いが重要!
「メイクよりも効果てきめんなのは、PC環境の見直し! 窓から入る光が自分にどう当たりどう映るのかを把握、さらにPCのカメラ位置を調整したりするだけでも映りは格段に変わります!」(山本さん)
「自然光がうまく入り、顔が明るく見える場所にPCを置き、PCの下には台を仕込んで顔がスッキリ映るよう高さを調整。トップスはレフ板効果を狙って白に、さらに大きめのピアスなどをして明るく華やな印象に見えるようにしています」(友利先生)
Point
“映り”を明るく見せる工夫も必要!【2】マスク生活で緩みがちな口元は“下口角のコンシーラー綿棒”でキュッと引き締め!
「口角にコンシーラーを仕込んでくすみをカバーする技は既にメジャーですが…マスク生活で緩んだ口元をよりキュキュッと引き締めたいのなら、コンシーラーを綿棒でのせてみて!」(山本さん)
Point
あえて綿棒でのせるとより口角がキュッ!
綿棒の先にコンシーラーをつけ、下唇の口角1cmくらいにシャープな線をシュッと引き、口角を引き締め。その後、コンシーラーがついていない側で肌との境目を自然にならして。
【3】肌はクッションファンデで、ツヤ立体小顔に!
「オンライン上では、肌は適度に作り込んだ方が顔色が良く見える効果が。目の下の逆3角形ゾーンをクッションファンデでしっかりカバーしておくと、立体感のある艶美肌に」(山本さん)
目の下から小鼻にかけての逆3角形ゾーンは、相手の視線が集まりがち。肌全体を均一にカバーするのではなくこの部分を中心にカバーすると、自然なメリハリのある美肌に!
オンライン映えするベースメイク術【2つ】
【1】ベースメイクでくまとほうれい線だけカバー
「目元のくまや骨格のくぼみ、法令線の影など、くすんだ印象を与える部分だけを集中的に整えて、顔全体はカバーしなくてOK。軽やかで心地がいいし、会議にも飲み会にも対応する肌作りです」(長井さん・以下「」内同)
(1)UVデイクリームで窓からの紫外線をカット
「室内にいても紫外線は窓から入ってきます。スキンケアの仕上げにはUVカット効果のあるデイクリームを、顔全体と首に塗りましょう」
すっぴんで過ごす日もこのステップだけは必ず取り入れ、大切な肌を守って。
(2)ファンデーション or BBクリームを、顔の中心部だけに塗る
「映るのは圧倒的に正面顔。横顔が映ることはあまりないので、ファンデーションは顔の中心部だけに塗ればOK。BBクリームなど、手もちのもので構いません」
額は画面越しだと塗らなくてもバレません。
(3)明るめコンシーラーでくまと法令線をカバー
「ここだけは明るく整えておきたい!という場所が、目の下のくまと、法令線の影。明るめのリキッドコンシーラーをやや広範囲に塗っておくと、影が落ちてもくすんで見えません」
指でなじませて。
(4)Tゾーンをお粉で押さえてテカり防止
「画面越しでは凹凸が強調されるため、額やTゾーンなどテカりやすい部分はパウダーでマットに仕上げておくと、清潔感が出ます。頬にはパウダーを塗らず、自然なツヤを残すと生き生きした印象に」
【2】ツヤベース&ツヤコンシーラーのW使いでオンライン映え美肌に
カバーした部分を光でつなげば、修正いらずの“もとから美肌”に!
「画面ではマットな肌は暗く見えるので、抜け感のあるツヤ肌に作るのがオススメ。下地は淡い色と光でカムフラージュするタイプで、血色や素肌の質感を残しながらざっくり肌を整える。それでも見えるくまやくすみにはコンシーラーを。このコンシーラーがハイカバーながらツヤがのる仕上がりなのが重要で、先に塗った下地のツヤ感とコンシーラーのツヤ感がつながるからキレイな抜け感が出ます」(中山さん)
(1)抜けツヤベースを顔全体に薄くのばして塗る。抜け感があるので、フェースラインまで塗ってOK。
(2)ツヤコンシーラーを目の下、小鼻の横、口角と口の周りのくすみや頬のシミなど気になる部分にちょんちょんと少量塗り、指でなじませる。軽いタッチで、取れたりよれたりしないように。目の下の涙袋は塗らず、なじませるときも避けて。涙袋まで塗ると目が小さく見えてしまうので注意。
賢者と読者のオンライン映えメイク術【3つ】
【1】読者のオンライン映えメイク術
■コンシーラーで目元だけベースメイク。肌を覆わないからすっぴん感覚で過ごせます。
「上下まぶたを広範囲にカバーして、後はチークやリップで血色を足せば、ファンデーションを塗らなくても明るく見えます。」(32歳・コンサルタント)
■眉ティントで染めておけば、すっぴんでも最悪なんとかなります。
「普段から眉ティントを愛用しているのですが、リモート生活になって便利さを実感。朝イチのオンライン会議にすっぴんで参加したときも、誰にも突っ込まれませんでした」(25歳・営業)
【2】オンライン映えにはあえてのマット肌を作る
美的専属モデル・美容研究家
有村 実樹さん
インスタグラムで公開する美容法が大人気。NHKカルチャーにて美容講座「幸せ美人になる方法」の講師も担当。プロ顔負けの知識を誇る。
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仕上がりはこんな感じ
肉眼と画面越しの違い
肉眼
- ・繊細なツヤ、ラメまでよく見える
- ・多少陰にいても、ほんのりとした血色感を目で見て感じられる
画面越し
- ・肌のツヤがテカリにしか見えない
- ・薄い色は画面越しだと見えない
- ・コントラストが強くなるので顔の影が強く出る
Point
肉眼では血色感やツヤ肌が繊細に美しく見えますが、オンラインの画面越しでは繊細さやほんのりカラーは全く意味をなさないということなのであえて「マット肌」を作る!画面越しは影が強く出るので、毛穴やくすみをしっかりカバーしておくのも大切(1)ベースメイクは毛穴やうっすらあるシワを平らにする下地を塗り、コンシーラー無しでも色むらやくすみを隠せるクッションファンデでしっかりカバー。最後に細かな粒子のパウダーでマットに仕上げる。
(2)ポイントメイクは画面越しは影が強く出るので、目元の締め過ぎはNG。薄く影が差す程度の明るめブラウンがオススメ。
(3)アイラインは黒目の外側から、跳ね上げずに2,3mm伸ばして目幅を拡張するイメージ。コントラストが強く出る画面越しでは、目頭からラインを入れると濃く見えがちなので気を付けて。眉頭の下にアイブロウの少し濃いブラウンカラーを使いノーズシャドウを入れると優しい立体感が出ます。こちらも鼻筋まで入れると大袈裟に見えるので、さらっとワンタッチくらいがちょうどいい
Point
チークとリップは明るさが出るピンク系で統一(4)パール配合他プのリクイド ブラッシュは透明感が出るので、掌に出して3本指で広く伸ばし、指で頬の広い範囲につけます。
(5)優しい発色のチークなら、広く多めにつけてOK。色の主張はリップだけにしてメリハリをつければ画面映えはバッチリ。
【3】オンライン映えにはチークとリップは盛り気味に
Point
「肉眼だとやや“おてもやん”に見えるぐらいのチークが、画面越しでは適度な血色に見えます。発色の良いクリームチークがおすすめ。スポンジまたは指で、頬の高い部分を中心になじませて」(長井さん・以下「」内同)
Point
【EYE】ブラウンよりもカラーシャドウの単色塗りが美人に見える!「目元は凹凸があるため画面越しだとくすみやすく、ブラウンで彫り込むとより暗く見えてしまいます。おすすめは、ラベンダーやグリーンなどのカラーシャドウ。アイラインは目尻にちょい足し、マスカラは軽くでOK」
Point
【LIP】いつもよりやや赤みの強い色で血色良く「ベージュやコーラルだと画面越しではほとんど色が伝わらず、血色がない印象に。ブラウンやオレンジなど、鮮やかな色の口紅をつけると血色感が出るし、ベースメイクが薄くてもきちんと感が出ます」
Point
【EYEBROW】やや長め or 太めに描いて、眉で顔を引き締める「オンライン映えメイクで顔を引き締めるのは、眉の役目。好みでいつもよりもやや長め、または太めに描くぐらいがちょうどいい。アイブロウパウダーでシルエットを作った後、グレー系のペンシルで足りない部分を埋めて」
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
雑誌で活躍するのはもちろん、自身のSNSでヘア&メイク動画を精力的にアップ。オンラインでのメイク映え法を知り尽くしている。