立体美人にみせる！コントゥアリングメイクのやり方【基本〜顔型別】

すっきりとしたメリハリ小顔を作る「コントゥアリングメイク」。一見難しそうに見せるメイクテクですが、基本を押さえれば意外と簡単！人気ヘアメイクさんに教わる基本のやり方から顔型、お悩み別入れ方をご紹介します。すっきり小顔を手にいいれましょう♪

「コントゥアリング」とは？

ハイライトやシェーディングで「影や光」を仕込んで「立体的かつ小顔にみせる効果」のあるメイクテクニック。なりたい骨格や顔の気になる部分を補正することが可能に！

＼光と影を操るだけで、自然な立体感のある美人小顔が即完成！／

「基本」のやり方

【1】注意するべき「タイミング」

「大切なのはタイミング！ ベースメイク完成後に一気にシェーディングをしていませんか?　実はフェースパウダーを塗布する前がベスト。ファンデーションの後にシェーディングをしてから、パウダーをまとうことで陰影がナチュラルに見えます。とことん自然に作り込むならパウダータイプがおすすめですよ」（paku☆chanさん）

＼ナチュラルな陰影を目指して！／

【2】「2色」を賢く効かせる

【ハイライト】パーリィベージュのハイライトは輝きを出したい部分にON！

（1）鼻根のくぼみ
小指の腹に少量をとり、鼻根（眉間の下＆鼻のつけ根のくぼみ）にポンポンと、ラフになじませる。

（2）両目頭のくぼみ
小指の腹でのせて、優しくなじませる。鼻根と両目頭のくぼみに光を集めることで、グッと美人な印象に！

（3）上唇の山
2か所ある上唇の山のすぐ上の肌にも少量を小指で軽くのせるだけで、ふっくら立体的な唇を演出できる。

【シェーディング】マットブラウンのシェーディングは掘りや奥行きを強調したいパーツに！

（1）フェースライン
少し多めの量を中指or薬指の腹にとり、耳のつけ根からあご先へ、フェースラインの骨に沿って大胆にのせ、色の境目をなじませる。

（2）もみあげ～頬骨の下
こちらも中指or薬指の腹でスーッとのばしてから、境目をポンポンと軽くなじませる。このとき、周りへ広げすぎないよう注意して！

（3）上まぶた全体
中指or薬指の腹でアイホール全体・眉の下まで薄く均一になじませる。目元に奥行きが出て、苦手な色のアイシャドウも似合うように！

【3】簡単にできる「後のせ」でメリハリの効いた陰影顔に

【How to】
（1）ここにツヤがあるとヘルシー！“C”＆“逆C”ハイライト
目尻の横に小さなC形＆逆C形を描くようにハイライトをのせる ハイライトを指にとり、こすらずグッと押しつけて。目尻から顔の外側に向けて小さくのせるのが長井流！

「目を囲むような大きなCだと逆にぼやけがち。目尻横に光があるとイキイキとした印象になります」（長井さん・以下「」内同）

＼ハイライトは指で的確に！／

（2）Tは小さく、がコツ！ ミニTハイライト
Tゾーンに範囲小さめでハイライトをのせる。のせるときは決してこすらず、指の腹で押しつけて粉を固めるのがポイント。

「鼻筋全部にハイライトをのせると、くずれやすいしテカりに見えがちです。小さなTを描くようにのせると、グッと立体感がUP！」

（3）さりげに彫深アイ♪まぶたのくぼみシェード
瞳の丸みに沿って、くぼみに細くシェーディングをON ここに1本影をのせることでグッと目元に陰影感が。入れすぎると怖くなるのでサッと一ハケ。

「シェーディングはさりげなくのせるのが肝心なので、指ではなくブラシでふわりと。細めのブラシを使うとキレイです」

（4）もたつきカット！ 輪郭3ラインシェード
斜めカットの大きめブラシで耳下からあごまでシェーディングを 輪郭に影をのせることで、手軽にシュッと！ 成功のカギはブラシにあり。

「輪郭にフィットする斜めカットのブラシでぜひ。そしてできれば大きめのもので。ふんわり影がのるので、より自然な印象になります」

【使用アイテム】
エレガンス コントゥアリング フェイス

ほんのり血色を帯びたハイライトと、自然な影を作るシェーディングのセット。

エレガンス ブラッシュ 6

チップ感覚で使えるアイシャドウ用の丸筆。小さな部分の絶妙なぼかしが簡単にできる。

「顔型別」入れ方

【1】「丸顔」さんのコントゥアリングメイク

【丸顔さんの特徴】

【How to】
「丸顔さんはメリハリをつけると、よりスッキリ感がUP！ ハイライトとシェーディングを交互に入れる “しまうまハイライト” で顔中央を高く見せ、 “目尻＆口角上昇ハイライト” で引き締まった印象に錯覚させて！」（長井さん・以下「」内同）

【2】「面長」さんのコントゥアリングメイク

【面長さんの特徴】

【How to】
「 涙袋にあえてシェーディングを入れる ことで目の位置を下に見せ、その分面長さんの悩みがちな頬がスッキリと見えます。 人中やあご周りの陰影も顔の長さをカムフラージュ してバランスを整えるのにおすすめ」

【3】「ホームベース」さんのコントゥアリングメイク

【ホームベースさんの特徴】

【How to】
「 ホームベース顔のお悩みNo.1のエラは、 顔の下半分に思い切って広範囲にシェーディングを入れる と、シャープな印象に。角ばった印象の解消には、 C形ハイライトで丸みを演出 してあげるのも効果的ですよ」

【4】「のっぺり顔さん」のコントゥアリングメイク

【BEFORE】

【AFTER】

＼立体的で鼻高風に／

【How to】

「明るめのコンシーラーは鼻筋に極細と目の下3本線で目尻引き上げ塗り。シェーディングはあご裏、生え際～耳前～えら、頬骨に薄くのせ指でぼかす。指に残った分を鼻の側面に」（ナディアさん）

【使用アイテム】

左／リンメル ラスティング ラディアンス コンシーラー

右／セザンヌ シェーディングスティック

【5】「幼な顔さん」のコントゥアリングメイク

パーツが小作りで地味に見えがちな幼な顔は、クリームタイプハイライトで強いツヤをプラスすると華やかに見えます。このとき、顔の中心部だけに少量を点おきすると、自然な立体感が。さらに、くぼんだ部分を強調するようにシェーディグを入れればより立体感がアップ！

【MAP】

【ハイライト】
「眉頭の上にハイライト」
顔の中心部に光を集め、目元を立体的に見せる。

「目の間の凹凸にハイライト」
左右の目頭と鼻筋の中央に少量入れることで、目元の立体感が強調。

「目頭の下にハイライト」
顔の中心部に光を集めて、シャープな顔だちに見せる。 透明感もプラス。

「鼻の頭にハイライト」
鼻筋をすっきり高く見せるハイライトの基本。やや縦長に入れる。

「唇の山とあご先にきらめきハイライト」
顔の中心部に光を集める。みずみずしい清潔感も。

【シェーディング】
「髪の生え際にシェーディング」
エラにシェーディングを入れたら、額の左右にも必ず入れて卵形の輪郭に。

「眉頭にシェーディング」
眉頭から目頭までのくぼみにほんのりシェーディングを入れると、目元に立体感が生まれる。

「小鼻のわきにシェーディング」
小鼻の膨らみに軽く影をつけると、小鼻がすっきりとして、鼻が高く見える。

「エラにシェーディング」
小顔に見せるシェーディング使いの基本。広めに入れて輪郭をすっきり、大人っぽくシャープな印象に。

【How to】
（1）目頭と鼻の頭にハイライト
クリームハイライトを薬指の腹にとり、目頭と目の間の中央、目頭の下に入れる。鼻の頭にはやや縦長に。

（2）さらに中心部の立体感を強調
クリームハイライトを小指の腹にとり、眉頭の上、唇の山、あご先に小さく入れる。中心部に立体感が。

（3）エラを幅広くシェーディング
Cのパウダーブラシにブラウン2色を混ぜでとり、耳の手前からフェースライン全体に幅広く入れる。

（4）額もシェーディングして卵形に
ブラシにシェーディングを足さずに、額の左右に生え際を埋め込むように入れて、輪郭を卵形に整える。

（5）目頭と小鼻を彫って美人顔完成
Dのアイシャドウブラシに肌より少し暗い色のパウダーをとり、眉頭から目頭のくぼみにさっと入れる。小鼻のわきにも入れて。

【使用アイテム】
C．パウダーブラシ：貝印 KOBAKO フェイスブラシO

斜めカットの形がフェースラインにフィットし、シェーディングを幅広く入れるのに適役。

D．アイシャドウブラシ：Koh Gen Do 江原道 アイシャドー ブラシ ミディアム

目頭や小鼻のわきにシェーディングを少量入れるのにぴったりのサイズ。

【6】「大人顔」さんのコントゥアリングメイク

パーツがはっきりとして華やかな大人顔。パウダータイプのハイライトを 面で広く入れて立体感よりも明るさを引き出すことで、優しげな雰囲気がプラスされます。目尻や唇の山に輝きの強いハイライトをピンポイントで入れてツヤ肌に見せ、シェーディングは不要な部分を削るだけに。

【MAP】

【シェーディング＆ハイライト】
「髪の生え際にシェーディング」
エラにシェーディングを入れたら、額の左右にも必ず入れて卵形の輪郭に。

「額の中心にハイライト」
顔の中心部を面で明るく見せることで、ふわっとしたまろやかさが出る。

「頬の内側にハイライト」
顔の中心部を面で明るく見せることで、ふわっとしたまろやかさがでて、目元に透明感も。

「エラにシェーディング」
小顔に見せるシェーディング使いの基本。エラの尖った部分だけを彫り込む。

【How to】
（1）パウダーハイライトを広い部分に
目の下の逆3角形ゾーンにAのハイライトを付属のブラシで入れる。額の中心にも丸く入れ、ふんわり感をプラス。

（2）きらきらハイライトを目元に
きらきらハイライトを薬指の腹にとり、目尻を囲むように入れてツヤを。くぼみがちなこめかみにも入れると若々しく。

（3）唇の山とあご先にもツヤ感を
きらめきハイライトを小指の腹にとり、唇の山とあご先に入れる。口元にツヤがあるとみずみずしい清潔感が出る。

（4）エラと額の左右をシェーディング
AのシェーディングパウダーをCのチークブラシにとり、エラにさっと入れる。額の左右にも入れて輪郭を卵形に整える。

【使用アイテム】
A．パウダーハイライト＆シェーディング：ポーラ B.A カラーズ コントラスト イルミネーター

上側のハイライトは広く面で入れるのにぴったりの繊細なツヤ感。

C．チークブラシ：シャンティ ロージーローザ 熊野筆 パウダー用L

シェーディング用に。入れる範囲が小さめなので、チークブラシのサイズが◎。

「お悩み別」入れ方

【1】口横の肉だまりを「すっきり頬」に

「立体的な影とシワ、両方が気になる場合は、その部分をいじるより、なるべく目立たないよう存在感を消しながら、ほかの部分に視線が行くようにするのが正解！　ベースで顔の重心は上げ、ハイライトとラメチークの発光感で顔の中心に視線を集中させます。さらにＶ字のあごシェーディングを入れると頬がぐっと上がって見えて、間にある口元のたるみが目立たなくなります。Ｖ字に沿って顔のサイドが自然に落ちるので小顔効果も抜群です」（イガリさん）

＼お肉もラインも一気に存在感を消しちゃお！／

【BEFORE】

【AFTER】
“顔の中心に視線が集まり、口元のたるみが見えなくなった!”

【IGARI MAGIC】

【How to】
（1）くすみや影の部分を明るく起こす
OTHERSでベースを仕込んだ後、眉頭の上下、目の下の凹み、小鼻の横、人中、リップライン、あご下に（A）で光をのせる。

（2）ラメ入りチークを逆V字に入れる
血色と透明感、きらめきが同時に出せる（C）を頬骨の上から斜め下に向かって入れる。

（3）あごにV字のシェーディングを
口角からあごに向かって（B）でＶ字のシェーディングを。余りを唇の下の凹みにも。

（4）涙袋の下にも影を入れ間延びした顔を短く
涙袋の下に（B）の淡色を差して影に。涙袋を強調すると同時に顔を短く見せる効果が。

【使用アイテム】
A．ハイライトコンシーラー：井田ラボラトリーズ キャンメイク アイバッグコンシーラー

黄みベージュ。

B．コントゥアパウダー：リリミュウ シアーマットシェーディング

ほんのり赤みのベージュトーン。

C．ラメ入りチーク：クレ・ド・ポー ボーテ ル・レオスールデクラ

透明感ときらめきをON。

【2】「目元の彫り」をもっと深く

「黒目下にもシェードを入れてクッキリ度倍増し！」（長井さん・以下「」内同）

【How to】
いかにもな涙袋強調ではなく、ごく自然に目元が大きく！
「黒目下のくぼみに影を入れると、涙袋がぷっくり見えます。細ーくがポイント」

【使用アイテム】
エレガンス ブラッシュ 5

目の細かい部分にもライン的にパウダーをのせられる平筆タイプ。

【3】唇を「ぷっくり」見せる

「上唇の山にハイライト、下唇のくぼみにシェードで”後のせ”サンドイッチ♪」

【How to】

＼唇の山部分に細く指置き／

＼唇の下のくぼみにはブラシで影を／

※価格表記に関して：2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。