メイクHOW TO
2023.8.25

クマの隠し方【メイク&ケア】で消滅させる!プロの秘術

疲れた印象や老けた印象を与えてしまう要因のひとつ、クマ。そんなクマを隠す方法をまるっとご紹介します!まずはクマができるの原因からチェック。コンシーラー、赤リップを使ったクマカバーテクからマッサージやケアコスメを使ったクマに効かせるケア方法をお届けします。

クマができる「原因」

皮膚科専門医・emiスキンクリニック松濤 院長

中崎 恵美先生

「目の下のクマは、大きく青グマ・茶グマ・黒グマの3つに分けられます。まずはそれぞれのできる原因を見ていきましょう」(中崎先生・以下「」内同)

  • 青グマ…目の周りの静脈が透けて見えて、目の下が青く見える状態。睡眠不足や疲労、ストレスなどによる血流の滞りによって引き起こる。
  • 茶グマ…目の下が茶色くなっている状態。先天性や子ども時代からの生活習慣によるケースのほか、アイメイクを落とすときなど、目の周りを強く擦りすぎることによる色素沈着もある。
  • 黒グマ…“ゴルゴライン”によって生じる影。加齢によるたるみが原因。

【青グマ】
「目の周りの静脈が透けて見えて、目の下が青く見える状態を青グマといいます。この原因は、睡眠不足や疲労、ストレスなどによる血流の滞りが原因。血流が滞るとサラサラと流れないため、血管は太くなります。そして、目の下は顔の中でももっとも皮膚が薄い場所。なので、目立ってしまうのです」

【茶グマ】
「茶グマは、目の下が茶色くなっている状態。これは、目の周りのシミや色素沈着が原因です。先天性や子ども時代からの生活習慣によるケースも少なくありませんが、アイメイクを落とすときなど、目の周りを強く擦りすぎてしまうことで皮膚が刺激を受け、メラノサイトがメラニン色素を生成してしまうことで大人になってからできてしまう人もいます」

【黒グマ】
「黒グマは、目頭から延びる、いわゆる“ゴルゴライン”によって生じる影。これは加齢によるたるみが原因です。眼窩脂肪によって目の下がふくらみ、かつ目の下と頬の段差が凹むことによって、影のように黒く見えてしまうのです。では、次に、それぞれのクマの見分け方をみていきましょう」

 

コンシーラーを使った「4つのクマ隠し」テク

【1】「基本」のカバー方法

ヘア&メイクアップアーティスト

paku☆chanさん


関連記事をcheck ▶︎

\やり方を動画でチェック!/

  • コンシーラーを目尻から絶対に塗らないで!一番クマが濃い部分ではないのに、そこが厚くなってしまうとよれる原因に。
  • 黒目の下あたりの一番濃い部分にまずコンシーラーをのせてから濃い部分にコンシーラーが一番つくように、周りを指でぼかす!
  • クマにはオレンジ系のコンシーラーを!

【How to】
(1)オレンジ色のコンシーラーを黒目下あたりに一番クマが濃い部分にのせる。

(2)指でぽんぽんぼかす。指についた余韻で目頭の方へ。

(3)肌色に近いベージュ系のコンシーラーを同じように重ねてぼかす。


【2】「青ぐま」はオレンジコンシーラーでカバー

  • 顔全体に疲労感が蔓延し、不幸顔に見せてしまう青ぐま。
  • そもそも原因は目元の皮膚が薄く、濁った血流が透けてしまうことで青っぽく見えるのですが、これに肌色コンシーラーを重ねてもただグレーに濁るだけ。
  • 青ぐま消しに使うのは、青の補色となるオレンジコンシーラー限定、と心得て。
  • さらに、目の下は動きが多いので、まばたきに耐えうる柔軟性に優れていることも条件です。
  • また、塗り方のポイントは、際にたまらないように、上下まぶたとも目の際辺りは外してのせること。
  • 上まぶたはアイホールの辺り、下まぶたは涙堂下ラインの目頭から放射状にのせ、スポンジを使ってなじませて。

【How to】

  • 際にたまらないように注意を。上まぶたは中心から外に、下まぶたは放射状にのばした後、涙袋は左右に広げるようになじませて。


【3】「薄い茶クマ」にはライン塗りでナチュラルカバー

ヘア&メイクアップアーティスト

林 由香里さん


関連記事をcheck ▶︎

「 ファンデーションでも隠せる程度の濃さのくまには、コンシーラーをライン塗り! 目の下全体に塗ると厚ぼったく、よれやくずれの原因になるので肌色に合う色のコンシーラーを影のキワにだけのせて」(林さん・以下「」内同)

【How to】
(1)くまの境目にコンシーラーをライン状にのせる
くまの境目に沿って、コンシーラーでラインを引きます。自分の肌色に合ったベージュを使うのがポイント。何色か混ぜて色味を調整できるアイテムを使うとGOOD。

(2)コンシーラーを指で下から上になじませる
コンシーラーで引いたラインを指でぼかします。ポイントは下から上になで上げるようになじませること。くまの境目から目のキワにかけて薄くグラデーションにすると、よりナチュラルに仕上がります!

【使用アイテム】
イプサ クリエイティブコンシーラー e

価格SPF・PA
¥3,850 SPF25・PA+++

肌へのフィット感の高い3色を組み合わせることで、あらゆる色ムラやくすみも素肌と同化したようにカバー!

【4】「濃い黒クマ」はオレンジコンシーラーでカバー

「ファンデーションを塗っても暗く沈み、 アイメイクも濁るくらい濃いくまにはオレンジが不可欠! 暗い部分でもオレンジのコンシーラーなら、厚塗りせずともパッとキレイに中和できるんです!」

【How to】
(1)くまの範囲全体にオレンジのコンシーラーをオン
特にくまが濃く、影になっている部分全体にオレンジ系のコンシーラーをのせます。青暗い色は補色であるオレンジ系カラーで1度中和することがポイント。ムラにならないよう指で丁寧になじませて。

(2)気になる部分にはベージュを重ね塗り!
特にくまの濃い部分など、気になる部分にだけ、ベージュ系のコンシーラーを重ね塗り。薄いくまをカバーするときと同様、ライン状に塗った後、薄く指でぼかしましょう。


「赤リップ」を使ったクマ隠しテク

インスタグラマー

330emiさん

  • コーラルレッドのリップで下まぶたに血色感を与えくまを消すのも、美大出身ならでは!

【BEFORE】

【AFTER】

【How to】
(1)赤リップを下まぶたへ直接塗る
目頭側を中心に逆3角形状に赤リップ4をのせ、指でしっかりたたき込む。くまと赤みを帯びた頬のカラーコントラストが弱まり、目立たなくなる。

(2)固めのイエロー系コンシーラーを重ねる
茶色くくすんだくまを少量で自然に打ち消せるのが、イエロー系コンシーラー5の強み。涙袋よりも下へ直接のせたら、指で細かく入念にたたき込んでフィットさせる。

(3)リキッドコンシーラーを下まぶたのキワへ
動きが多くてよれやすい下まぶたのキワには、柔らかいリキッドコンシーラーを使用。涙袋に少量をのせ、指で上下によくたたき込んだら、くまカバー完了。

【使用アイテム】

4. ちふれ 口紅

価格
¥385(レフィル) 416

微細パールが輝くコーラルレッド。発色に透明感があり、肌なじみ◎。

5. カバーマーク ブライトアップファンデーション

価格SPF・PA
¥3,850 Y1 SPF33・PA+++

茶色いくまのカバーに効果的なイエロー系。

 

クマに効かせる「5つのケア方法」

【1】眼輪筋の「筋トレ」でくまを解消

\教えてくれたのは…眼科医・有田玲子先生/

「目元をどんより暗く見せるくまは、目周りの血流の滞りが原因。血流を改善するためには、目元の皮膚と眼窩脂肪を支えるコルセットのような役割を果たしている、眼輪筋の筋トレを取り入れて。装着するだけのアイケア専用美顔器ならお手軽にくすみを一掃!」(有田玲生)

【おすすめアイテム】
ヤーマン メディリフト アイ

価格
¥30,800

2種のEMSが眼輪筋をリフト&ストレッチ。

 

【2】マッサージで「眉毛下制筋」にアプローチ

エイジングデザイナー

村木宏衣先生

目を酷使すると目周りの筋肉が使われなくなって、目の下のたるみやくまが目立つように。くまを撃退するなら、鼻のつけ根にある「眉毛下制筋」のアプローチを。巡りが良くなってくまも払拭し、目の開きもアップ。ぷっくりした涙袋の復活も期待できそう!

【How to】
(1)目のくぼみに親指を当て、反対側の手で鼻のつけ根を挟み、上下に引っ張る
目を閉じ、親指を眉頭の下のくぼみに、骨に沿うように当てる。残り4本の指は頭部に置き、親指は骨へ向かって押し上げる。もう片方の手(親指と中指)で、鼻のつけ根の骨を挟み、真下へ引っ張る。

\指で固定して/

(2)首を縦と横に振り、筋肉に刺激を与える(3SET)
(1)の手のまま、うなずくように首を縦に小さく15秒振る。さらに今度は横に首を小さく15秒振る。手を替えて、逆側も同様に行う。パッと巡りが良くなって、むくみが取れるので、メイク前にもおすすめ。

\定着する前に解決しましょー!/


【3】「タイプ」によってケアの方法を変える

銀座ケイスキンクリニック 院長

慶田朋子先生

【茶ぐま】
保湿&メラニンケアを!

【青ぐま】
温め&運動などで代謝を上げて!

【黒ぐま】
レチノールでふっくらと!
「くまの中でも『黒ぐま』は加齢による脂肪萎縮が原因なので、セルフケアだと限界が。『美的』世代なら、再生医療系のPRP注入などの美容医療で十分に改善が見込めます」(慶田先生)


【4】「専用アイケア」を取り入れて

  • 目元の皮膚は薄く、毛細血管が透けて見える部位。
  • さらにPCやスマホを見続けて酷使しているので、くまがひどい場合、ほかの部分と同じケアでは足りません。
  • 滞りを流す働きがあるアイケアコスメを取り入れてみましょう。

【おすすめアイテム】

A.イヴ・サンローラン ピュアショット アイセラム

価格容量
¥11,000 20ml

くまやむくみのために厳選された、独自のカフェインコンプレックスを配合。

B.クラランス ダブル セーラム アイ

価格容量
¥9,900 20ml

循環を促す植物エキス配合。

C.ボビイ ブラウン エクストラ リペア アイ クリーム インテンス

価格容量
¥11,660 15ml

くまや小ジワ、たるみなどオールマイティにケアするリッチなアイクリーム。

 

【5】アイケアコスメを使って「くま流し」

トータルビューティアドバイザー

水井 真理子さん


関連記事をcheck ▶︎

朝は、顔に水分が停滞してむくみやくまが目立ちがち。コスメを塗った後、流す1手間を加えることですっきり。目元のフォルムが整って、アイメイクが映える目元に。

【How to】

  • 逆側の手で目尻を引き上げるように押さえて目の下にゆるみがない状態にしてから、3本の指で3秒ずつ、目の下全体をプッシュ。


※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事