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2025.10.10

奇跡の68歳・天野佳代子さん「リップペンシルの唇偽装効果がすごい!」【あなたの未来へ繋がる 美容予言の書 第28回】

奇跡の68歳 天野佳代子だからこそ言える!「今こうすると、未来でこうなる」。『美的』本誌で大人気の連載「あなたの未来へ繋がる美容予言の書」。『美的』11月号はリップペンシルを使った“太らせ唇術”のお話。

EDIT: 美的編集部

美的編集部

美的編集部

2001年に創刊された美容専門誌『美的』(小学館)の編集部。「肌・心・体のキレイは自分で磨く」をキャッチフレーズに、タレント、モデル、カメラマン、美容家や美容ライターといった各分野のスペシャリストとともに、最新のビューティトピックを深く掘り下げた誌面作りがモットーです。2026年には創刊25周年を迎え、これまで積み上げた膨大な美容に関する最新の知見をもとに、美容に対して誠実なメディア運営に取り組んでいます。

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SOURCE: 美的 2025年11月号

2025年11月号

11 月号

9月22日頃発売 ¥1,060

今の9〜10月は、残暑が終わらない上に乾燥は進んできて天候も不安定で肌調子を崩しやすい、“魔の季節”。<br> だけ…

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美容ジャーナリスト。

天野佳代子


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【第28回】今月の予言|「唇を太らせてパッと華やかあか抜け顔」

「かわいい」が炸裂! ペンシルの唇偽造効果

メイクアップアーティストを心から尊敬しています。センスとテクニックと知識に加え、トレンド、新製品など目まぐるしく変化する情報と並走できるよう、日頃から情報収集を怠らない。努力なくしては活躍できない仕事です。

彼らには絶大なる信頼をおいていますが、私も美容記者歴40年という自負が一応あるので、自分の知識と照らし合わせたとき、ごくたまに疑問が生じることもあります。それはプロが施すテクニックや使用しているコスメに“昔”を感じた瞬間。例えば「その眉の形、昔っぽいかも」とか「アイライナーの質感が昔かも」など。でもいろいろ調べた結果、その疑問は私の間違いであると気づきます。私がアップデートできていないから、知らないテクニックを見せられると過去のメイク法に当てはめて“昔っぽい”と判断してしまう。彼らが取り入れている先端テクニックに追いつけない私の大きな勘違いです。

顕著な例がリップペンシルでした。あれは3年前。あるメイクアップアーティストがリップペンシルを私に勧めました。私の中ではリップペンシルは時代もの、という感覚の代物。’80 年代当時、上唇の山や口角をくっきり描いて、キュッと引き締まったシャープな唇に見せるために使用されていたアイテムという認識で止まったままです。“ふっくら”という美唇の定義が真逆な方向にどんどんと変わっていった現在、リップペンシルは忘れられた存在だと思っていました。

しかしその後で、リップペンシルは近年、大いに活用されているアイテムであることを思い知らされます。トレンドのボリューム唇を作るために、上唇の山をつなげる、実際の唇より1〜2mmオーバー気味に輪郭を描くなど、上下ともに唇のラインを曖昧にして唇をひと回り大きくするものになっています。昔のシャープな輪郭を出すために使っていた頃の硬め処方のリップペンシルに変わって、軟らかくスルスルと描きやすいテクスチャーにアップデートされているのも昨今の特徴。

愛らしいふっくら唇になるために、美容感度の高い人は早々にリップペンシルを取り入れています。私もプロにメイクをしていただくときは、ほとんどのアーティストがリップペンシルで私の唇を大きく偽造します。加齢と共にしぼんでしまった唇を太らせることで、幸せそうだし華やかだし、若見え効果も大。私のような年齢でも見栄えが向上する驚異のリップペンシル・マジック。まだ手が出せていない人は、これを機会にぜひ。唇の輪郭が変わると顔の印象がグッとあか抜けます。

今月ご紹介するのは、改めてリップペンシルの進化を感じた3製品。なめらかなテクスチャーだからノーテクで唇の形を自在に膨らませることができます。その上、どれも素唇の色になじむカラーなので、重ねるリップカラーを選びません。

そして反省からの教訓。プロのメイクアップアーティストはやっぱり正しい。これからは過去のメイク法に捕らわれず、彼らの提案を素直な気持ちで受け入れていきます。

予言者・天野からのオススメ製品

a.品のある唇がかなうサテン質感のリップライナー。肌なじみのいいベージュが自然に唇の形を整える。
ディオール ルージュ ディオール コントゥール 310 ¥4,290

ルージュ ディオール コントゥールの詳細はこちら

b.なめらかな質感でするすると唇の輪郭を描けるリップライナー。深みのあるベージュで、シックなムードに。
M・A・C リップグレイザー ベルベット テディ ¥3,960

リップグレイザーの詳細・購入はこちら

c.マット質感のリップライナーで、どんなリップとも相性抜群。赤みブラウンが美しく印象的な唇に仕立てる。
NARS プレシジョンリップライナー 9072 ¥3,300

プレシジョンリップライナーの詳細・購入はこちら

【過去へタイムリープ!】唇を小さく薄くすることに躍起になっていた40代前半

40代はじめの頃。薄くて小さな唇の方がリップカラーが映えると思い込んでいて、実際の輪郭よりに内側にリップをつけていました。よく使っていたのはベージュのリップペンシル。唇の輪郭を消して、ひと回り小ぶりの唇に偽造していたのもこの頃。輪郭消しにカバー力ファンデを使うこともよくありました。今と真逆のメソッド。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

EDIT: 美的編集部

2001年に創刊された美容専門誌『美的』(小学館)の編集部。「肌・心・体のキレイは自分で磨く」をキャッチフレーズに、タレント、モデル、カメラマン、美容家や美容ライターといった各分野のスペシャリストとともに、最新のビューティトピックを深く掘り下げた誌面作りがモットーです。2026年には創刊25周年を迎え、これまで積み上げた膨大な美容に関する最新の知見をもとに、美容に対して誠実なメディア運営に取り組んでいます。

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文: 天野佳代子

構成: 齊藤みなみ(本誌)

SOURCE: 美的 2025年11月号

2025年11月号

11 月号

9月22日頃発売 ¥1,060

今の9〜10月は、残暑が終わらない上に乾燥は進んできて天候も不安定で肌調子を崩しやすい、“魔の季節”。<br> だけ…

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