ガサガサ唇は恥ずかしい! ーメンズのリップケア基本編ー【 ヘアメイク・KUBOKIが教えるメンズ美容塾 第六回】by『美的HEN』
メンズ美容人口は急増中! でも、スキンケアの次の一歩=メイクとなるとまだまだハードルの高さを感じる人が多いよう。ですが、「メンズメイクはスキンケア以上に着実に印象アップをかなえられる手段。絶対やったほうが得です」とヘア&メイクのKUBOKIさん。「ジェンダーレスな時代でも、女性のメイクの真似じゃない、男のためのメイクがあります。連載第6回目は、端正な印象を作るリップケア&メイクテク。清潔感をメイクするならまかせてください!」(KUBOKI)
【唇の悩み相談】乾燥の季節、唇がカサついたり色がくすむのが気になります。
「唇は乾燥のバロメーターと言えるくらい、湿度が下がると急に乾きを感じます」と言うTaiyoくんに、KUBOKIさんは「寒くなってくると乾燥しすぎて唇がガサガサ、皮がむけて痛いなんてメンズも真冬にはチラホラ。でも、本当はそうなってからケアするのではなく、季節を問わず、年間通してこまめなケアを心がけると、常にコンディションが整うのでトラブルにもなりにくくなります。唇は話したり食べたりするパーツだから、自分が思う以上に見られているし、コンディションがもろに清潔感と直結するから大切にしたいよね」。
「唇をなめちゃうくせがあって、特に秋冬は気がつくと荒れているパターン。そんなときは唇の色も悪くて、顔色も悪く見える気がします」(Taiyoくん)
「寒いと唇も血行が悪くなってくすむからね…。今回はリップケアを、デイリーケアとくすみ対策で3つのケア法を教えます! 超簡単だけど、ルーティンにすればいつでも清潔感印象の口元になれますよ」(KUBOKIさん)
BBM
Taiyo
美容に特化した男性ボーカル&ダンスグループ“BBM”のメンバー。2005年生まれの18歳。メンバー内でも美容へのこだわりが特に強い。特技は、眉・絵を描くこと。自身も美容動画を発信中。insta @taxxu_02 BBM2ndデジタルシングル「Special Colors / Falling」配信中
【KUBOKIの解決法】リップケアは保湿の習慣化がいちばん簡単!
「デイリーケアの基本はとにかく保湿! Step1はお気に入りのリップクリームをつければよいだけ。朝晩だけじゃなく、携帯してこまめに、乾きを感じる前につけることを習慣にして、1日5〜10回ほどさらっとつけていればよほどのことがない限り、唇が荒れることがなくなると思います。無色のものならノールックで塗れるから、仕事中でもいつでも塗ることができますよね。本当にこれだけ!」と、KUBOKIさんはアドバイス。そして「もし唇のくすみが気になるのであればStep2に。ほんのり色づくティントタイプのリップクリームを使ってみて。無色同様に保湿しながら、唇の赤みを少し足してくすみ感を補うことができます」(KUBOKIさん)
さらに、「保湿するだけで唇は整って見えるけれど、それでもくすみが隠しきれない場合や一歩先に進みたい人は、Step3のメンズリップメークを取り入れてみましょう。おすすめしたい“ちょい血色盛りリップ”は、メンズに向いているブラウンレッド系のリップカラーを使って、血色感をプラスしくすみをパーフェクトにカバーします。リップメークといっても自然な範囲で、今の20代などは日常的にしているレベルなので、清潔感は損なわず、今どきでおしゃれな印象に。成功のポイントは、step1~3のどれも、マット〜セミマット仕上げにすること。ツヤツヤしすぎると女子っぽく見えてしまいます」(KUBOKIさん)
「もしも、荒れてしまったら…?」とTaiyoくん。「リップクリームやリップバームを分厚く塗ってリップパックを。乾燥して固くなった表面の皮をふやかしてしばらく待ちましょう。時間とともに新しいキレイな皮が現れます。皮むけしても手でちぎって出血すると良くないコンディションが長引くので、邪魔な部分はハサミでカットして、リップパックして待つのが正解」(KUBOKIさん)
【KUBOKIおすすめアイテム】清潔感ある唇になれるリップクリームとリップカラー
「保湿ケアを習慣にすることがいちばん大切なので、まずは“ノーカラー”タイプをゲット。いろいろトライして、自分が快適に使い続けられるお気に入りのリップクリームを見つけましょう。コスパの良いドラッグストアコスメでももちろん大丈夫。でも、こだわるなら、自分の好きなブランドのリップクリームを。パッケージを持ち歩くだけで気分が上がるし、価格に比例して上質な成分が配合されているため、保湿力が高いのにメンズ向きのマット仕上がりに作られているなど、やはりハイスペック。自動的に“整ってかっこいい”印象になれるので、トータルでお得です。
また、くすみが気になる人は保湿力+淡く色づく“ほんのりカラー”タイプのカラーリップクリームやバームを取り入れるのも手。無色のリップクリーム同様にケアでき、唇の水分に反応してニュアンシーに色づくティントタイプは、おおげさでなく淡く血色感を上げて自分だけの唇の色になるのでおすすめ。
これら2本はどちらか自分のニーズに合うものをチョイス。
そして、メンズリップメークには、これこそドラックストアで買えるリップカラーを。今はメンズ向けの色も揃っているし、プチプラならトライしやすいはず。ちなみに、色づくリップは、色の彩度が高くても透け感が高いタイプならメンズがつけても自然に見えて、口紅のように濃く色づいて隠蔽感があるほど中性的に見えます」(KUBOKIさん)
<ノーカラー/右>高保湿なホホバオイルやシアバター、抗酸化効果の高いビタミンE誘導体などを配合。軽やかでなめらか、べたつかないマット仕上がり。シャネル ボーイ ドゥ シャネル リップ ボーム ¥5,500
<ほんのりカラー/中>透け感が高く自然な血色感をプラスするティントタイプのリップクリーム。コップやマスクに色移りしにくいのも魅力。コーセーコスメポート マニフィーク ナチュラルリップバーム99 002 ¥1,650
<血色カラー/左>ジェンダー問わず大人気のリップカラー。血色感を出す赤みカラーでも、ブラウンミックスされている色がメンズ向き。カネボウ化粧品 ケイト リップモンスター 05 ¥1,540(編集部調べ)
【HOW TO リップ①】Step1 & step2 メンズのデイリーリップケア
(1)無色タイプかほんのりカラータイプ、どちらかを唇のコンディションやT.P.O.気分に合わせてセレクト。
(2)唇の形に沿って塗ります。粘膜部分に塗り残しがないように。日中、5~10回塗る習慣ができたら◎。
【HOW TO リップ②】初心者でもできる、唇のくすみ消しメンズリップメイク
(1)ブラウンレッド系のリップカラーを用意し、唇の上にぽんぽんのせて軽く色を置く。
(2)指の腹でトントンと優しく、唇全体になじませる。
(3)はみ出した部分があれば綿棒でとる。
【コツ】失敗しないためのOne More TIPS
リップカラーを直にグリグリ塗ってしまうとつけすぎてしまい、口紅のメイク感が出て中性的になってしまうので注意。あくまでさりげなく血色を上げてくすみをはらい、端正に整えるのがKUBOKI的メンズメイクの正解。
【唇の悩み克服】乾燥もくすみも一気に解決。ヘルシーさ×清潔感印象アップはリップが要。
「唇をなめるクセは、乾きを感じてるのに保湿できないときにやっているはずので、こまめな保湿ケアを習慣にしたら自然と解消できるはず」とKUBOKIさん。
「はい、僕は仕事柄、毎日リップメイクもしていてその分荒れやすい気もするので、リップクリーム持ち歩いて気づいたら塗るようにします。自然な色づきのティントや、KUBOKIさんが教えてくれたリップメークの仕上がりなら、プライベートの普段遣いにしても浮かずにイケますね!」(Taiyoくん)
「そう、これくらいの淡い血色感で、十分顔色もよく見えるからね。メンズリップはツヤツヤすぎたり色が強すぎるのはやりすぎ。自然なマット質感でヘルシーな血色感に留めて、整った印象を作り、端正な清潔感を出すのがKUBOKI流のかっこいいリップメークです」(KUBOKIさん)
次回はハンド&ネイルのお悩みを、初心者でもできる簡単テクでKUBOKIさんとスペシャルゲストが解決します! お楽しみに!
いかがでしたか? 「メンズ美容」を始めるならまさに今! これからの『美的HEN』にぜひ注目して♪
『美的HEN』
新プロジェクト『美的HEN』は17年前からメンズ美容に取り組んできた『DIME』と、22年前から女性の美を発信してきた『美的』がタッグを組んだ新しいプロジェクト。プロの美容情報ニュースサイト『美的.com』と“知りたい”を深掘りするウェブマガジン『@DIME』上にそれぞれコラボ企画ページを立ち上げ、双方の視点からすべての人の美をサポートします!様々なカテゴリーを超えて、あらゆる人が美容を楽しむための情報をお届け予定。スキンケアの基本から、悩ましい“毛”問題、気になる最新グッズまで。『美的HEN』サイトをチェックして♪
*HENは、スウェーデンで「hon(彼女)」でも「han(彼)」でもない、ジェンダーニュートラルな三人称単数代名詞として使用されている言葉です。
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撮影/岡本 俊 ヘア&メイク/KUBOKI(aosora) モデル/Taiyo(BBM) 構成/中尾のぞみ
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
aosora所属。デビュー時から、男女どちらのメイクでもジェンダーレスに活躍。メンズメイクでは、特に“自然体でかっこいい男”作りに定評があり、メンズ雑誌やメンズ芸能人からの指名も多数。