メイクHOW TO
2011.4.20

大高博幸の美的.com通信(55)片手で開けて片手で閉める。キャップなんて、最初からないんです!!

ゲランから、またまた魅力的な口紅の登場です。指先でボタンをスライドさせる(下方向へ降ろす)と自動的にカバーが開き、リップカラーが現れる。それをそのまま唇へ…というスマートな仕組み。キャップを外したり戻したり、まして探す必要なんて全然ない口紅…。だって、もともとキャップなんてないんですもの。そう、なので名称も“ルージュ オートマティック”!

この口紅の第1の特徴は、ワンハンド&ワンステップで使えるその機構にあるのですが、リップカラーの処方そのものも新鮮でユニーク。(1)計算しつくされた融点設定により、唇に触れると液化して、薄く滑らかにジャストフィット。(2)初採用のクリスタルピグメントが鏡面のように光を反射&鮮やかに発色。(3)ツヤ&輝き&保湿力が高いのに、にじまず、べとつかず、ロングラスティング。
そ して、それぞれの色には、ゲランの歴代のフレグランスの名前etc.が冠せられているというカッコよさ、ウィット&ソフィスティケーション! フツーの リップメークアイテムでは物足りないと感じているスタイリッシュでいたずら好きな皆さんなら、大喜びするコト請けあいです。

この新口紅、詳しく説明すると相当長くなるので、ポイントを絞って書こうとしたら、とても短くなってしまいました。でもコスメは論より実感。実物を手に取って、唇に塗るジェスチャーを鏡の前でしてみてください。すべてを直感で理解できるはずだから。

以下は特別公開の画像です。創業当初から常に革新的なリップメークアイテムを世に贈り続けてきたゲランの歴史、貴重なアーカイブのほんの一部です。
左から、(A)1830年代の“リキッド ローズ エキストラクト”(液状のリップカラー)、(B)1870年代の“ヌ ムブリエ パ”(スティック状口紅の第1号。スウィブル機構もエレベーター機構もなかった時代、キャップを開閉する時はスティックにブツけないよう、注意する必要がありました)。(C)1924年発売の“ルージュ ダンフェール”(タッセルを引っ張ってフタを閉じるという、特許も取得したパッケージで大評判となった口紅)。(D)1936年発売の“ルージュ オートマティック”(当時の女性たちを驚嘆・感動させた革新的な口紅。ここに今回の新製品の原点があります)。
見るだけでなく、手に取って、唇につけてみたいと思った人、手を挙げて! フムフム、全員ね

ゲラン ルージュ オートマティック(全25色・各¥4,410)4月27日発売予定

■ゲラン http://www.guerlain.co.jp/

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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