メイクHOW TO
2023.7.8

40代でノーファンデは…NG? 塗った方がいい理由&正解の塗り方とは

40代からの大人女性が選ぶべきファンデーションとは?ノーファンデでいるよりもファンデーションを塗った方がいい理由、大人ならではの肌悩みを解決するためのファンデーションの選び方をご紹介!年齢に合わせたファンデーションの塗り方とともにたっぷりと。

40代ファンデーションを塗った方がいい「理由」

「自然な艶肌」が今の理想

テカりもパサつきもない、自然な艶肌が今の理想
選ぶ服の色や形が毎シーズン同じになる。アイシャドウやリップは顔になじむ定番カラーに頼り切り。ヘアスタイルもここ数年、ほぼ変えていないかも…。「これ、私のことです」という『美的GRAND』世代は多いのではないでしょうか。

若い頃からさまざまなトライを重ねてきた結果、自分に似合う正解が見えてスタイルが確立することは、素敵な大人になった証。でもそれに頼りすぎると、新たな魅力発見の機会が失われてしまいます。トレンドを意識し、新しいスタイルを適度に取り入れて更新していける人は、いつも鮮度高く魅力的に映ります。

実はこの考え方、ベースメイクにもいえることです。カラーアイテムと違ってわかりづらいのですが、ベースメイクにもトレンドによる変化があります。かつては白く発光する下地があり、超ハイカバーでマットなファンデーションもありました。この数年はナチュラルでリラックス感のある印象に仕上がり、肌が疲れないスキンケア効果も備えたものがトレンドです。“くずれにくい”“色が合っている”“隠したいものが隠せる”など使い勝手の良さで選びがちなベースメイクですが、トレンドも加味し、重ねた自分の年齢にも合うスキンケア効果も備えたものを選ぶことで、「肌がキレイですね」と羨ましがられるような、時代に合った美肌を作ることができるのです

あなたは、自分の肌を最も美しく見せるファンデーションを知っていますか?

メイクをオフした後も、スキンケアしたかのような潤った肌でいたい。

大人が抱えるベースメイクの「悩み」

「朝はしっとりしているのに午後になると肌がパサついて、目元の小ジワが目立ってしまう」(会社員・43歳)
「40代になったら肌がむしろ以前より脂っぽくて、テカりやくすみが出るのが早くなってきた。フェースパウダーの重ね塗りで対処しています」(自営業・45歳)

【Q】何タイプのファンデーションを使っていますか?
「10年以上前から同じリキッドファンデを使用。替えて後悔するのもイヤで…」(パート・41歳)
「リキッドやクリームも良さそうだけれど、手早くて便利なパウダーファンデから離れられない」(会社員・43歳)

【Q】コンシーラーは使っていますか?
「トーンアップ下地、リキッドファンデ、コンシーラーの流れがもう長年の習慣」(会社役員・45歳)
「ひどい肝斑がコンシーラーなしでは隠せない。多少厚塗りでもシミがあるよりはまし」(会社員・47歳)

ファンデを替えれば、その悩みは解決します!
40代以上のグラニスト70人にベースメイクの悩みを聞いてみたところ「悩みがない」と答えた人はゼロ!寄せられたさまざまな声を、編集部で分析しました。すると「今使っているファンデーションがベストかはわからないけれど、替えるのも勇気がいるからずっと同じ」(フリーランス・44歳)という声に代表されるように“悩みはそれなりにあるけれど、ファンデーションはずっと同じ”という状況に陥っている人が多いことが判明しました。下地やコンシーラー、フェースパウダーに優秀なものがたくさん発売されるので、それらを駆使して悩みをある程度落ち着かせ、ファンデーションは何年も同じものをリピート。肌は面積が大きく顔の印象を左右することがわかっているので、替えるのには勇気がいる…というのが多くの人の本音です。

でも、その“肌が作る顔の印象”が良くなるのなら、恐れずに新しいものにトライするべきです。そもそも40代の肌自体が年齢を重ねて変化に直面、ベースメイクのトレンドも変化しているので、今の自分・時代に合ったものを使う方が良くなれることは目に見えています

『美的グラン』が40代におすすめするのは、クリームタイプのファンデーション。大人の乾燥肌を満たす豊かな潤いがあり、艶はごく自然でテカりやギラつきがない。カバー力はあるけれど厚塗りには見えない…。そんな高機能で魅力的なアイテムが、選ぶのに迷う程にたくさん登場しています。


40代ファンデーションの「選び方」

理想の透明美肌が手に入る高機能「クリームファンデーション」一択!

今やベースメイクは頑張った厚塗り肌は古く、薄塗り印象であることが正解という流れの中、リキッドやクッションを使う人が多い時代。肌のことを第一に考えるなら乾燥が激しい冬場は、美容成分をたっぷりと入れ込みやすいクリームファンデーションがおすすめですが、グラン世代はクリームファンデーションを敬遠する人が少なくありません。その理由は、厚塗りになる、ムラになって上手に塗れない、というクリームファンデーションに対する先入観が強いから。

クリームタイプは驚く程進化。粉体テクノロジーの進化で薄膜仕上がりなのに、下地なしでも毛穴、シワ、たるみまでもカバーしつつ、まるで素肌と見まがうかのような絶妙な艶を演出。

【クリームファンデーションを選ぶべき理由】

  1. リキッドファンデーションと比べて粉体が多いため肌の粗を隠しやすい
  2. 美容成分を入れやすい形状なので、スキンケア効果が高い
  3. 艶が程よくテカりも抑えられ長時間美肌印象が続く


大人肌を生かす「3つの塗り方」

【1】クリームファンデーション「基本」の塗り方

ヘア&メイクアップアーティスト

長井 かおりさん


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潤いを浸透させて肌と一体化。厚塗り感ゼロの仕上がり

【Point1】色は「頬と同色」または「やや明るめ」を選ぶ
「くすみやすい大人の女性は、やや明るめか、顔の中でも明るい頬に合わせてファンデーションの色を選びましょう。これはクリームでもリキッドでも共通のルールです」(長井さん・以下「」内同)

【Point2】下地は不要。スキンケアのように肌に塗り込んで
「最近のクリームファンデーションは潤いたっぷりで肌に密着します。この魅力を生かすために、下地を使わず、スキンケアを浸透させるかのように塗って」

【Point3】コンシーラーを使わず、ファンデの重ね塗りで仕上げる
「スキンケアのように塗り込むだけでも自然なカバー力でキレイに仕上がるのですが、大人の隠したい色ムラには重ねづけを。なじみつつしっかりカバーして、美しさが際立ちます」

【How to】
(1)いつもよりやや多めの量を使用
両手に広げて肌に潤いを浸透させるように塗るので、使う量はいつもよりやや多め。全顔用で直径1cm程度を目安に、指の腹にとる。

(2)両手の指全体に薄く広げる
両手の指を合わせて、乳液やクリームを塗るときのように広げる。薄く均一に広げることが、ムラなくキレイに仕上げるコツ。

(3)頬の内側からくるくるなじませる
まずは頬の内側から外側に向けて、くるくると円を描くように塗る。この段階で完璧なカバーは求めず、続けて額や目元、口元にも。

(4)フェースラインに薄く溶け込ませて
ハリを失った大人の肌は塗った部分と塗らない部分の境目が目立ちやすいので、フェースラインにも

(5)指に残ったものを色ムラが気になる部分に
ぼかし込むようになじませて。最後に、指に残ったものをシミやくまなど色ムラが気になる部分に重ねてカバー。艶の質感でアラがとぶので、目立たなくなればOK。

(6)両手で包み込んでさらに溶け込ませる
スキンケアの最後にする感覚で、両手で顔を包み込んでファンデーションをなじませる。この後フェースパウダーを重ねて。

【使用アイテム】
クレ・ド・ポー ボーテ ル・フォンドゥタン n

価格容量発売日SPF・PA
¥33,000 30g 2022/8/21 全7色 SPF25・PA++

とろけるようなテクスチャーに美容成分を贅沢に溶け込ませたクリームファンデーション。光でトラブルをぼかし、透明感あふれる仕上がり。

 

【2】「カバー力」を高める塗り方

「クリームファンデーションの基本の塗り方は、薄膜が肌に溶け込んで一体化した、リラックス感のある薄づき仕上げ。シーンに合わせてきちんと感を出したいときは、さらに指で部分的に重ねると、カバー力と美肌オーラがアップします」(長井さん・以下「」内同)

【How to】
(1)目の下~頬の上側の“美肌ゾーン”
長井さんが“美肌ゾーン”と呼ぶのは、頬の高い部分から目尻のエリア。
「ここがキレイだと肌全体がキレイに見え、きちんと感もアップします。指の腹にやや多めにとり、しっかりカバーできるようにおいて」

(2)口角の下側のくすみ
「口角の下側は年齢と共にくすみやすく、またたるみによる影が落ちて暗くなりがち。ファンデーションを厚めに塗っておくことで明るさをキープできます」
下から上に向け、外側にはみ出すように塗る。

(3)小鼻のわきの赤みや毛穴目立ち
小鼻のわき辺りから外側に向けて、ファンデーションを指で重ねてカバー。

(4)スポンジでその場にたたき込むようになじませます
上の3か所に加え、シミやニキビ痕など自分が気になる部分にも重ねてカバーしたら、仕上げにスポンジでなじませる。その後フェースパウダーを。
「横に引かず垂直に軽くたたき込むようにして」

【使用アイテム】
クレ・ド・ポー ボーテ ル・フォンドゥタン n

価格容量発売日SPF・PA
¥33,000 30g 2022/8/21 全7色 SPF25・PA++

とろけるようなテクスチャーに美容成分を贅沢に溶け込ませたクリームファンデーション。光でトラブルをぼかし、透明感あふれる仕上がり。

ロージーローザ バリュースポンジ ダイヤ型タイプ M

価格容量
¥462 6個

長井さん愛用スポンジ。密着感を出したいときは水ありでも使える。

 

【3】「フェースパウダー」で仕上げる

ベースメイクの仕上げには、フェースパウダーを軽くつけて、ファンデーションを定着させます。
「このとき、ファンデーションを塗っていない首にもなじませましょう。質感が均一になり、顔だけ浮くのを防げます」(長井さん・以下「」内同)

【How to】
(1)フェースパウダーをパフにもみ込む
フェースパウダーを付属のパフにとり、パフに両手でもみ込む。パウダーはしっとり感のあるものを選び、ファンデの艶を保って。

(2)皮脂が多い部分からつけていく
パウダーはテカりやくずれが気になる部分からつけていく。まずは小鼻を押さえ、額は薄めにさらっと。眉にもなじませて。

(3)乾燥しやすい部分にはごく薄くつけて
乾燥しやすい頬にはふわっと軽くなじませる。目元や口元など細かい部分にはパフを折り、頬と同様に軽くなじませて。

(4)パウダーを足して首にもしっかりと
パフにフェースパウダーを足してもみ込む。フェースラインから首筋にしっかりと押さえるようにつけ、顔と首の質感をそろえる。

【使用アイテム】
アディクション インビジブル エッセンス ルースパウダー グロウ

価格容量発売日
¥4,950 5g 2022/9/16

ファンデの艶を生かす、しっとりしたパウダー。

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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