メイクHOW TO
2023.3.12

「指」を使った化粧下地の塗り方【コツ3つ】

ベースメイクの基本「下地」。スポンジやブラシなどさまざまな方法で塗ることはできますが、今回は「指」で仕上げるテクニックをご紹介。美容のプロ直伝の基本の塗り方はもちろん、ちょっとしたポイントやコツもお届けします。

指で塗り広げる「化粧下地」基本のテクニック

顔全体に薄く密着させ“塗った”感のない透明感を仕込む!

下地を“仕込みべース”に格上げする、そのコツは塗り方。指の腹全体で薄く均一にのばし、ストッキングのように均一なフィルターをかけます。くすみや色ムラが払拭され、光がキレイに回る透明感の仕込みが完成!

STEP1:面積の広い頬からのばしていく

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手の甲に適量の下地をとり、指の腹に少しずつとって使用。まずは、頬全体に、指の腹全体を使って薄くのばし、密着させる。

STEP2:額も生え際までごく薄くのばして

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額には頬よりもやや少なめの量を塗る。額の中央から全体に塗り、髪の生え際は丁寧にぼかし込むようにすると、自然な仕上がりに。

STEP3:小鼻はくるくると円を描くように

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指に薄くとって鼻全体とあごにも薄く均一に塗る。毛穴が大きい小鼻の周りは、下から上へくるくると円を描くようにして密着させる。

STEP4:細かい部分のヨレを防止

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よく動く目の際や法令線は下地がたまってヨレやすいので、仕上げに指の腹でならすように整える。最後に首筋へぼかし込んで。

\+aの悩みに合わせてひと工夫/

毛穴が気になるなら

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頬の毛穴の開きやたるみが気になる場合、目尻を少し引っ張り上げるようにして、指の腹でくるくると塗り込む。毛穴の凹凸に下地が密着してなめらかに。

くすみ感が気になるなら

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下地を塗った後に顔全体を鏡で確認しなんとなくパッとしないと思ったら、くすみやすい口角の下側に少量の下地をなじませて。顔がパッと明るい印象に。

 

【ポイント1】指で”円を描く”ように塗る

ヘア&メイクアップアーティスト

長井 かおりさん


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下地は手にとり、指で円を描くように、額、両頬、あごにおく。面おきは、のばしたときに指の圧がかかりにくく、ムラなく薄く仕上げることができる。


\指の腹を広範囲で使いソフトに塗り広げる/
“中指と薬指”の第2関節までの指の腹を使って、外回転で下地を塗り広げていく。指の接地面が広いとソフトなタッチでも素早く肌になじみ、ファンデの密着性が高いふっくら肌へ。顔〜首まで塗布する。

 

【ポイント2】”手のひら全体”で包み込むように広げる

美容家

石井 美保さん


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ベースメイクのキモは下地にアリ。全工程の中でも、特に丁寧になじませていきます。薄膜を肌に貼るようなイメージで!

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量は2プッシュ
2プッシュの下地を手にとり、手を擦り合わせて両手のひら全体に広げます。手のひらに広がった下地の薄膜を、顔に貼りつけていくようなイメージで塗っていきます。

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(1)まずは手のひら全体で
頬や額など広い部分は手のひら全体で包み込むように。

(2)頬の下は手のひらの肉厚な部分を押し当てる
頬の下のくぼみに下からふわっと押し当てます。

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(3)細かな部分は指先で
目のキワや鼻・口周りの細かな部分は、小指と薬指の腹で。指を横にスライドするのは禁物。スタンプを押すようにトントンと押し当てます。

 

【ポイント3】気になるところは”引き上げながら”なじませる

ヘア&メイクアップアーティスト

長井 かおりさん


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\肌の表面の凹凸をフラットに整える/

両手指に下地をとり、鼻や頬など凹凸の気になる部分に左右同時に小刻みに小さい円を描きながら位置をずらし塗る。たるみ毛穴の場合は、片側ずつ頬を斜めに引き上げながら塗り込む。

チューブから直接4点(額、あご、両頬)に小さななると状におき、クレープのように塗り広げる。目元、小鼻、口角など細部を整えたら首までのばす。余りはおでこの生え際~頭皮へ。

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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